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blue deco design lab

クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

大阪の『堂島ホテル』はモダンでスタイリッシュ!

2010-03-30 23:12:00 | 好きな場所
最近、大阪に出張する機会が増えている。というのも、実は4月から大阪への単身赴任が決まった為である。最も、東京への出張も頻繁にあるだろうし、週末は横浜の自宅に結構戻る予定ではあるが、一応仕事上のベースは当面大阪となる。

僕は大阪の高石市という場所で産まれたが、1歳半くらいまでしか住んでいなかった為、当然記憶は全く無い。なので、大阪に住むというのは今回初めてで、完璧な素人なのだが、親戚は殆ど関西なので、僕には完全に関西人のDNAが組み込まれている筈だ。その意味でも、今回の大阪赴任は、アメリカに次ぐ僕の心の故郷として、自分のDNA探しの旅の始まりでもある。

4月10日に新幹線で大阪に赴任し、12日からは大阪の中ノ島にあるうちの会社の関西支社に出勤する予定だ。住む場所は早々と2月末に決めたが、会社から徒歩20分、うつぼ公園という中ノ島と心斎橋の間にある落ち着いたエリアの新築マンションを借りた。単身者用マンションで、三井不動産の新築物件。豪華なロビーで、宅配サービスやセキュリティー面なども充実。部屋の内装もかなりセンスが良く、見て一発で気に入ってしまった。何よりも家具/家電が全て揃っているから、即生活を始められる環境なのも嬉しい限り。全自動乾燥機付洗濯機、冷蔵庫、電子レンジはもちろんのこと、39型のブルーレイディスクレコーダー内臓の液晶TVなども完備。やや狭めなのが少々気になるが、1人だし、基本的に平日は寝に帰るだけなので、これで充分かもしれない。13階の部屋を借りることになったが、都会のオアシスとなるうつぼ公園を望む、眺めのいい部屋だ。こちらのマンションに関する詳細レメ[トはまた赴任後に別途書こうと思う。

さて、今週の月曜日は出張で大阪に1泊したが、今回は『堂島ホテル』に初めて宿泊した。このホテルは会社からも徒歩5分と最高に便利な立地だが、これまでに同じく会社から3分と抜群の立地にあったメジャーなANAクラウンプラザホテルか、心斎橋のホテル日航大阪に宿泊することが多かったし、堂島ホテル自体の存在を知らずにいた。しかし、会社の同僚が先日宿泊し、”おしゃれで、しかも安い”と薦めてくれたので、今回トライしてみたわけだ。



堂島ホテルは、まずそのエントランスに感動。ニューヨークの書斎を思わせるようなシックなエントランスからのアプローチは見事な演出である。その先のエレベーターで2階に上がると、これまたおしゃれなロビーが広がる。決して広くは無いが、モダンでシックな大人の雰囲気漂うデザインである。



そして客室もまた外国のホテルを思わせる斬新でおしゃれなデザイン。基本、白いシンプルな壁に、インテリアなどは全てダークブラウンに統一されており、ミニマリズムを追及した抜群のセンス。部屋からバスルームが見える仕鰍ッになっており、これもLAかNYのモダンなホテルを思わせるようなデザインだ。スタンダートな客室は、そんなに広いわけでは無いが、すっきりしている分、何だか広く、ゆったりとしているように感じた。



バスルームにあるアメニティーなども充実しており、細部にまでオシャレな配慮がなされている。日本のホテルは確かに便利だが、どうも壁の薄そうなややちゃちな作りや個性の無いデザインが多く、面白みが無いのも事実。ここは日本のホテルらしからないセンスの良さが光っていたが、まさに異彩を放つ存在だろう。しかもこれでかなり宿泊料金が安く、ビジネスユースの素泊まりプランだと1泊11,500円程度。これならANAホテルやホテル日航大阪に泊まるよりもかなりお得である。



そしてこのホテルが有名なのは、昨年大ヒットしたあの『堂島ロール』。なんとチェックアウト時に堂島ロールが付いてくるような宿泊プランもあって、なかなか粋な計らいだ。今回は火曜日の朝早くチェックアウトする予定だったので、この堂島ロールプランにはしなかったが、今後機会があればぜひ試してみたいものだ。それにしても、日本で素晴らしいホテルを見つけたものだ。ホテル好きとしては大きな収穫である。



魅力的な大型新人(?)、『ICONIQ』のデビューアルバム

2010-03-22 09:48:00 | 音楽
今年の元旦、かなり衝撃的なCMが登場した。資生堂マキアージュのCMに、いきなり丸刈りにしたモデルが登場。顔自体はかなり可愛いのだが、この大胆な丸刈りで登場した化粧品のCMはかなり斬新な企画でもあった。そしてこのモデルがICONIQ。その名前も実にミステリアスであったが、彼女が歌うCM曲『Change Myself』が素晴らしい曲に仕上がっていたことにも驚いた。実は昨年上野樹理が主演していた同CMの曲として既にEXILEのATUSHIとのデュエット曲『I’m Lovin You』をリリースしており、『Change Myself』がセカンドシングルとなっていたわけだが、ここまで着々と準備が仕鰍ッられてきた感じである。



そしてついに3月10日にこの2曲を収録したアルバム『Change Myself』がリリースされ、オリコンチャート3位に入り、現在大きな話題を呼んでいる。アルバムの収録曲は下記10曲。



1. Prologue
2. I’m Lovin You (ICONIQ x EXILE ATUSHI)
3. Change Myself
4. LoveShineMagic
5. Bye Now!
6. I.D. featuring VERBAL (m-flo)
7. No Distance
8. Crystal Girl
9. Like a Virgin
10. Epilogue

やはり話題なのは既にシングルリリースをしている『I’m Lovin You』と『Change Myself』の2曲だが、インパクト/出来栄えという意味でもこの2曲がアルバム全体の中でも際立っている。しかし、その他の曲にもなかなかの秀作も有り、アルバムのボーナスDVDにPVが収録されている『LoveShineMagic』、『Bye Now!』、『Crystal Girl』などは、ダンスも曲も良い出来栄えだ。M-floのVERBALとのデュエット曲『I.D.』もかなりカッコいい曲に仕上がっている。そして注目なのは、あのマドンナの名曲『Like a Virgin』がカバーされているが、こちらも新鮮な仕上がりとなっており、カバー曲が多い昨今の中でも異色のカバー曲と言える。



沢尻エリカとユン・ソナにも似たルックスと小顔ぶりは、丸刈りにしたことでより鮮明となったが、その歌声もなかなか魅力的である。大型新人のデビューとしてミステリアスに紹介されてきたICONIQだが、実はここにきて、その彼女の過去に注目が集まっている。彼女はまだ弱冠25歳なのだが、鳥取県鳥取市生まれの在日韓国人であり、しかも歌手としてのキャリアは既に10年もあることが判明。鳴かず飛ばずで解散した韓国の4人組グループ『Sugar』のメンバーとして数年間韓国と日本で活動。また日本のドラマや映画にもチョイ役で出たりしていたらしく、この過去を今回のICONIQとしてのデビューで一切ふせていたことが韓国で大きな反感を買ったらしい。



過去のキャリアを隠してデビューをする企画自体は結構これまでにもあったわけで、個人的には別に彼女の過去がどうでも良い気がするし、ルックスが良く、ダンスと歌がそこそこうまいのだから関係無い気もするのだが、どうしてもメディアはこういうネタに注目してしまいがちだ。しかし、今回思い切って自分を変えてメディアに再登場した彼女の覚悟と、その美貌と歌唱力でどこまで行けるのか? 果たして”一発屋”で終わってしまうのか、それとも今後大きく飛躍するのか、今後ぜひ注目したいところである。



癒し系ジャパニーズCM、サントリーの『伊右衛門』

2010-03-20 01:12:00 | CM

本木雅弘と宮沢りえ主演でお馴染みのサントリー『伊右衛門』のCMだが、最近ポスターを電車で良く見かける。一見何の変哲もないこの写真だが、何故かむしょうに心に染みてしまい、ずっと写真を見つめてしまった。



この写真には、何だか昔の凛とした日本人の奥深さが見事に表現されているような気がした。もっくんが桜を見つめる何気ない表情に、ささやかな幸せさがうまく表現されている。妻である宮沢りえのすぐ後ろで優しく見守る感じが、物理的且つ内面的な距離感を絶妙に表現しているのである。そして子供を抱きながら桜を見つめる父親の表情も、控え目ながら幸福感が表情に滲み出ている。



極上のエレクトポップ、OWL CITYのアルバム『Ocean Eyes』

2010-03-15 07:50:00 | 音楽
少し前だろうか、iTunesのジャンル検索で色々と見ていたら、エレクトロニックの項目の上位に来ている『Ocean Eyes』というアルバムが目に止まった。美しい海の景色に経つ三角形のホテルは、あの有名なドバイの最高級7つ星ホテル『ブルジュ・アル・アラブ』だ。何かフュージョン系のアルバムかと思って視聴してみたところ、何とも爽やかなシンセ・エレクトロポップ。どうやらアメリカでは昨年の7月にリリースされていたらしいが、日本では2月10日にようやくリリースされたようだ。なので、僕もようやく最近知ることになったわけだ。でも確かに今を思えば、米国に出張した際にCDコーナーにこのインパクトのあるジャケットを見かけていた。



OWL CITYの楽曲は、ちょうど僕の好きな(先日紹介した)Scritti Polittiにも通じるものがある。打ち込み/シンセサウンドはかなり使っているのだが、これが変にテクノになり過ぎておらず、絶妙なエレクトロポップに仕上がっている点や、ボーカルの爽やかさ、そしてメロディーラインの美しさという点などでも共通している。

OWL CITYとは不思議なバンド名だと思ったが、どうやらバンドでは無く、Adam Youngという1人のアーティストが仕掛け人らしい。Adam Youngはミネソタ州にある人口は約22,000人の小さな町Owatonnaで生まれ育ったが、彼は地下室で自分の購入した電子楽器を駆使して、この美しい楽曲を作り出した。彼の音楽は、MySpaceを通じて人気に火が付き、多くのリスナーを獲得していったようだが、長い間実名は隠してOWL CITYとして活動を続けていたようだ。Adamの音楽は口コミによって広まっていった。すると世界の至る所からアルバム・リリースの要望が届くようになり、2008年3月Owl Cityのデビューアルバム、”Maybe I’m Dreaming”がデジタル・リリースされた。アーティストとしての進歩が明確になったこのアルバムは高い評価を得る。



その頃、Myspaceのプロファイルをチェックした数は700万を突破、楽曲再生回数は4,000万回と突破と短期間で成し遂げた数字としては驚異的なもので、“現象”とも言える状況だった。

アルバム『Ocean Eyes』に収録されている曲は下記全14曲。

1. Cave In
2. The Bird and the Worm
3. Hello Seattle
4. Umbrella Beach
5. The Saltwater Room
6. Dental Care
7. Meteor Shower
8. On the Wing
9. Fireflies
10.The Tip of the Iceberg
11.Vanilla Twilight
12.Tidal Wave
13.Hello Seattle (Remix)
14.If My Heart Was a House

どの曲もメロディーが美しく、さりげなくシンセが使われていて心地良いサウンドが繰り広げられているのだが、この中で、僕が特に好きなのは掴みがいい感じのオープニング曲『Cave In』、最もシンセが強調されている美しい4曲目の『Umbrella Beach』、そして極上のバラードである8曲目の『On The Wing』。シングル曲となっている『Fireflies』もレベルの高い出来栄えである。



美しいメロディーの曲もさることながら、その歌詞の美しさも見逃せない。言葉が見事に韻を踏んでいて、日常使う単語が散りばめられているに過ぎないのだが、どこか詩的/文学的な美しさを感じてしまう歌詞の組み立てが独特だ。



それにしても、久しぶりに爽やかなエレクトロポップに出会ったものだ。当分ははまってしまいそうである。


大事なのはマイレージ、それともマイライフ?

2010-03-10 07:22:00 | 映画
今回JAL機内で映画『マイレージ、マイライフ』を鑑賞した。日本では3月から公開予定だ。ジョージ・クルーニーの最新作で、アカデミー賞でも注目されていた作品の1つだったが、残念ながら賞の獲得は逃した。しかし、主演陣の等身大な演技は共感でき、テーマの面白さも手伝って、なかなか良い作品であったと思う。



1年で322日間も飛行機の上で過ごすビジネスマン、ライアンの物語。家族も無く、真面目に付き合っている恋人もおらず、出張することで溜まるマイレージだけが生き甲斐。彼の人生哲学は、バッグに入らない荷物は一切背負わないこと。そしてアメリカン航空で過去に6人しか達成していない1,000万マイルの達成を目標に、日々出張を繰り返している。仕事は、リストラ宣告人。不況で企業から社員に解雇通告を行う代行業務で、かなり精神的にハードな仕事である。



ライアンにある時大きな転機が訪れる。出張せずに、ネット経由でリストラ宣告を行うことで出張経費を大幅削減しようという新たなアイディアを新入社員のナタリーが出したのだ。これにより、ライアンの出張が無くなる可能性が出てきたが、ライアンは完全にリモートベースに切り替える前に、一度ナタリーをOJT (オンジョブトレーニング)出張に連れ出す。ライアンは同じく激しい出張生活をおくっているビジネスウーマン、アレックスと出会い、情事を出張中に楽しむが、特別な恋愛感情は無い。そして、ナタリーは実際に出張して解雇を言い渡す相手と向かい合った時、その厳しさを知りながらも成長していく。



映画のキャッチコピーは、『あなたの”人生のスーツケース”、詰め込み過ぎていませんか?』。結婚もせず、特に他の人間と深く関ることもせず、人生に荷物は背負うことを拒んできた主人公が、妹の結婚、アレックスとの出会い、新人ナタリーとの会話などを通じて自分の行き方に疑問を抱き出し、唯一生き甲斐としていたマイレージを溜められる出張がなくなる状況に陥った時、『人生とは何か』を見つめ直す物語は、多忙で独身である多くの人々の共感を呼ぶ内容となっている。アレックスにも次第に恋愛感情が芽生え、もっと人の人生に関わっていくことの素晴らしさにも目覚め出すのだが、果たしてその行方は?

また、この映画で個人的に面白いと感じたのは、共感を呼ぶテーマ設定もさることながら、アメリカン航空、Hiltonホテル、Hertzレンタカー等が全面的にバックアップし、映画内でもそのまま登場しているが、米国内での完璧な出張テクなどが満載なこと。僕も米国出張の際には米国内を飛び回ることが多く、映画と同じようにアメリカン航空を利用し、アメリカン航空の会員制空港ラウンジ『Admirals Club』を使い、そしてレンタカーはいつもHertzを利用しているので、とても親近感のある映画だったし、常に良く訪れる米国各地の空港なども登場して楽しい。

主演のジョージ・クルーニーの演技も注目だが、アカデミー賞の助演女優賞にダブルノミネートされた女優2人にも注目だ。まず出張中に落ち合ってライアンと親密になるアレックス役には、ヴェラ・ファーミガ。家族がいながらライアンと関係を持つ大人の女性を演じている。そしてアレックスとは対照的な、経験の浅いエリート新人を演じるナタリーを演じるのが、アナ・ケンドリック。真面目な演技が爽やかさを映画にもたらしており、今注目の若手女優でもある。