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クリエイティブが大好きなのに、なぜか商社マンになってしまった私のマニアバース!

『ラ・ラ・ランド』は斬新なミュージカル?

2017-03-09 23:16:00 | 映画
アカデミー賞大本命として早くから話題をさらっていたあの『ラ・ラ・ランド』が2/24から公開となり、公開翌日2/25のレイトショーを早速観に行った。



どうやら映画の評価は賛否が分かれるらしいが、率直な感想として、結構僕の好きなタイプの映画だった。その理由を纏めてみた。

1) やり過ぎて無いミュージカル!
まずは曲がいい!しかも全てオリジナル。ミュージカルシーンとしては、まずはオープニングのLAの高速道路で繰り広げられるパフォーマンスは圧巻で、ミュージカルとして一気に期待感が高まる。また、幾つか印象的なミュージカルナンバーがあり、中でも夜景がキレイな高台で主人公の2人が踊るのはとても魅力的な演出。しかし、最初から最後までミュージカル調一色かと言えばそうでも無く、ミュージカルファンには逆に中途半端で物足りないらしい。後半はミュージカルであることをあまり意識しないくらいドラマ中心に展開されるのだが、これが逆に新鮮で、ミュージカルとしてやり過ぎて無いのが、むしろ好感が持てた。




2) シンプルでわかりやすいストーリー
物語は至ってシンプル。女優を夢見るミアと、自分のジャズバーを経営したい夢を持つセブ。この夢見る2人はなかなかLAでチャンスに恵まれず、それぞれが挫折を味わいながら日々を過ごしていた。そんな2人が出会い、愛が芽生えるのだが、お互いの夢を実現させるにお互いの関係が障害となり、最終的に2人は別れて、夢を実現すべくそれぞれの道を歩み、実現するのであった。





夢をそれぞれ実現出来たと言う意味ではハッピーエンドなのだが、2人は結局結ばれないので、ラブストーリーとしてはハッピーエンドとは言えないのだ。2人が上手く行くことを応援して感情移入する観客からすれば、何とも残念で、モヤモヤ感が残る結末がとても切ない。ラストシーンのミアを見送るセブの切ない表情が全てを物語っている。

3) エマ・ストーンの可愛いらしさ!
この映画の最大のャCントは、主演のエマ・ストーンがとても可愛くて魅力的なこと。『スパイダーマン』や、一昨年アカデミー作品賞をとった『バードマン』でも可愛いと思って注目していたが、今回は主役として魅力全開。あの波留にも負けない大きな瞳に吸い込まれてしまうが、時折小悪魔的な表情をするところが本当にキュート。日本人も親しみが持てる顔では無いかと思う。ちょっとリンゼイ・ローハンにも似ている。あと、かなりマニアックかもしれないが、今回の『ラ・ラ・ランド』では、彼女の背中が見えるドレスが多かったが、背中からチラッと見える肩甲骨が何とも美しく、セクシーなのだ(ちなみに、僕は鎖骨フェチ)。エマ・ストーンはこの『ラ・ラ・ランド』でアカデミー主演女優賞に輝いたのはとても嬉しかった。





4) 舞台がLA、そして見事な色彩効果
この映画のタイトル『ラ・ラ・ランド』だが、最初は随分手抜きで安易なタイトルだなあと思ったが、実は女優やモデルを夢見る多くの人々が集まるLAを舞台にしていることと、現実から遊避した精神状態を意味しているらしく、しっかりとドラマのテーマにも合ったタイトルとなっていた。LAは夢の街でもあり、また厳しい現実を突きつけられる街でもあるのだ。また、映画全体を通して、黄色、ブルー、赤、グリーンなど原色のビビッドな色使いが印象的。エマ・ストーンが着るドレスも黄色、鮮やかなブルー、ピンク、赤などとても映えていた。



何かと賛否両論ある映画だが、僕はあえてこの新しい感覚の映画にチャレンジしたことに拍手を送りたい!



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