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武蔵の国のお城たち!その①

久々に城ネタについて書いてみたい。

関西は城が多いので、大阪に住んでいた頃はかなり城を周ることが出来て楽しかったが、関東は城が少ないのでつまらない。僕の住む神奈川で、天守閣がある有名な城は小田原城くらいなものだろう。

しかし、色々と調べて行くと、神奈川県にも約35もの城址があるらしいのだ。ただ全てが現存しているわけでは無く、見る価値のある城址はかなり絞り込まれる。神奈川県はその昔、武蔵国と相模国に分かれており、我が家のある横浜市青葉区や近くの都築区は武蔵国の都築郡と呼ばれていた。

そして、この都築郡にあった城址の中でも、現在は公園として整備されながら、城址らしい面影を色濃く残す、茅ヶ崎城址と小机城址が有名である。先日愛犬きなこと一緒に、この二つの城址を探検することにした(きなこ以外に、城址探検に付き合ってくれる人もいないので(笑))。

まず訪れたのは小机城址。
JR横浜線小机駅からすぐで、車で行くなら、ちょうど日産スタジアムのすぐ近くの場所にあり、家からは車で30分くらい。こんなところに良く城址が残っていたものだ。



今は小机城址市民の森として地元民によって大事に保存、整備されている。遠目から見るとこんな感じで、古墳でもあるかのような、こんもりとした丘だが、城の分類としては平山城となる。



小机城址の地図を確認すると、この丘は第三京浜高速によって分断されてしまっているのは残念だが、二の丸、本丸エリアを残し、なかなか魅力的な公園として整備されている。



ここが小机城址の入り口。階段を上って行くと、空堀、土塁、櫓跡など城らしい面影を随所に残しているのも素晴らしい。






そして、本丸跡はグラウンドになっており、訪れた時は小学生たちが野球の練習をしていたが、それなりのスペースがあるのだ。また、脇には小机城に関する解説看板が設置されていた。




本丸から二の丸に向かうと、また比較的広いエリアが現れる。




この他、敷地内には荘厳な苧ムもあり、これを見るだけでも訪れる価値ありである。愛犬きなこも笹の葉が敷きつめられた遊歩道がすっかり気に入ったみたいだ。





ちょっとだけ小机城の歴史にも触れておこう。小机城は、永享の乱(1438年 - 1439年)の頃に関東管領上杉氏によって築城されたとされるが、正確な築城年代は分かっていないらしい。この城が歴史的に登場したのは、1478年(文明10年)だが、北条氏が長年城主となり、豊臣秀吉の小田原征伐の際に無傷で落城。その後、徳川家康の関東入府のときに廃城とされた。



地元の歴史にも城があり!とても勉強になった城址散策であった。
次回は茅ヶ崎城址を紹介したい。
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