少し前の話で恐縮なのだが、昨年の12月末、懇意のカメラマン氏の手作りカレーを味わうチャンスに恵まれたのでここに記すことにするぜ。
話しの発端は、「一緒に年賀状づくりやりましょうぜ」という俺の提案によるもの。とりあえず神保町で待ち合わせてして『さかいやスポーツ』で旅行に備えての買い物をし、『揚州商人』でラーメン食って氏の邸宅へ。
カレーに対して並々ならぬ情熱を注ぐ2人だけに、当然の如く「年賀状作業の前にとりあえずカレーでも食おうぜ」ということになった。
ただし、年明けを目前にして、ただ普通にカレーを作るのでは芸がない。ということで氏の所蔵する豊富なスパイスの中から俺が適当なスパイスをチョイスし、それを使って氏にカレーを創り上げてもらうという、ゲーム的趣向によるカレー創作を愉しむことにした。
プロ並みの料理の腕前を持つカメラマン氏。台所に立って、スパイスミルを使ってホールスパイスを挽いているかと思ったらいつの間にかこんな凄いサラダをこさえていた。煎った木の芽に、炙ったリンゴの多彩な食感が楽しいサラダ。すごい、なんでこんな独創的で美味ぇサラダが作れるんだよ。
さらに先ほどスーパーで買い込んだ刺身パックを使ってチャチャッとこさえたカルパッチオ。ピンクペッパーのアクセントが素晴らしい。これを酸化防止剤無添加の特性ワインで食す。うっめえ。
そんでもって出来上がったカレー。インド料理店で食べる本格的カレーとまったく遜色ない味と風味。今回はカルダモンやクミンなんかの基本のスパイスに、カレーリーフなども加えてみたのだ(と偉そうに語りつつも俺はなんもしてねえのだが)。スパイスは基本的にホールからの手挽きだし、カッテージチーズなんかも載っちゃってるし、ライスもサフランを使って炊きあげるなど、すべてに渡って手間がかかっているのだが、やたらと手際がいいだけにテーブルに載るまでの時間が早い。そんでもって盛りつけもこれだけ美しいのだからもはや神業の領域。俺も料理好きなんだけど、到底及ばねえわ。
そうやってカレーをパクつき、サラダやカルパッチオをつまみつつワインを飲んでたらすっかり夜更け。そういや年賀状刷ってねえな……ま、明日やればいっか。
ちなみに、その前の11月末日にも氏から手作りカレーをご馳走になっていたことを思い出したので載せておくぜ。
これは、とある高速道路の開通式のセレモニー撮影のお手伝いに際して、氏の家に前泊した際に作ってもらったカレー。「今日は家庭風カレーね」とのことだったが、その実、市販のルーではなく、ホールスパイスをミルして作る、“超”がつく本格的なカレーだ。十分にお店のカレーとして通用するレベルの味。マジうめえぜ。
そしてカメラマン氏お得意のサラダ。カッテージチームに煎ったカボチャの種と火で軽く炙ったパプリカのサラダ。炙るとパプリカはフルーツのような甘味が出るということを知った。すげえ。
そして極めつけがこのハンバーグ。ナイフを入れた瞬間、「ブチュッ」と肉汁が飛び出す官能的なハンバーグ。このハンバーグがあまりにも美味かったので、後日、同じ物を作ってみたのだが、どうしてもあの凄い肉汁の滴りが再現できない。今度、真剣に教えてもらおう。
余談だが、この皿も一枚ずつ微妙にデザインが違っていてなかなかに素晴らしい。
話しの発端は、「一緒に年賀状づくりやりましょうぜ」という俺の提案によるもの。とりあえず神保町で待ち合わせてして『さかいやスポーツ』で旅行に備えての買い物をし、『揚州商人』でラーメン食って氏の邸宅へ。
カレーに対して並々ならぬ情熱を注ぐ2人だけに、当然の如く「年賀状作業の前にとりあえずカレーでも食おうぜ」ということになった。
ただし、年明けを目前にして、ただ普通にカレーを作るのでは芸がない。ということで氏の所蔵する豊富なスパイスの中から俺が適当なスパイスをチョイスし、それを使って氏にカレーを創り上げてもらうという、ゲーム的趣向によるカレー創作を愉しむことにした。
プロ並みの料理の腕前を持つカメラマン氏。台所に立って、スパイスミルを使ってホールスパイスを挽いているかと思ったらいつの間にかこんな凄いサラダをこさえていた。煎った木の芽に、炙ったリンゴの多彩な食感が楽しいサラダ。すごい、なんでこんな独創的で美味ぇサラダが作れるんだよ。
さらに先ほどスーパーで買い込んだ刺身パックを使ってチャチャッとこさえたカルパッチオ。ピンクペッパーのアクセントが素晴らしい。これを酸化防止剤無添加の特性ワインで食す。うっめえ。
そんでもって出来上がったカレー。インド料理店で食べる本格的カレーとまったく遜色ない味と風味。今回はカルダモンやクミンなんかの基本のスパイスに、カレーリーフなども加えてみたのだ(と偉そうに語りつつも俺はなんもしてねえのだが)。スパイスは基本的にホールからの手挽きだし、カッテージチーズなんかも載っちゃってるし、ライスもサフランを使って炊きあげるなど、すべてに渡って手間がかかっているのだが、やたらと手際がいいだけにテーブルに載るまでの時間が早い。そんでもって盛りつけもこれだけ美しいのだからもはや神業の領域。俺も料理好きなんだけど、到底及ばねえわ。
そうやってカレーをパクつき、サラダやカルパッチオをつまみつつワインを飲んでたらすっかり夜更け。そういや年賀状刷ってねえな……ま、明日やればいっか。
ちなみに、その前の11月末日にも氏から手作りカレーをご馳走になっていたことを思い出したので載せておくぜ。
これは、とある高速道路の開通式のセレモニー撮影のお手伝いに際して、氏の家に前泊した際に作ってもらったカレー。「今日は家庭風カレーね」とのことだったが、その実、市販のルーではなく、ホールスパイスをミルして作る、“超”がつく本格的なカレーだ。十分にお店のカレーとして通用するレベルの味。マジうめえぜ。
そしてカメラマン氏お得意のサラダ。カッテージチームに煎ったカボチャの種と火で軽く炙ったパプリカのサラダ。炙るとパプリカはフルーツのような甘味が出るということを知った。すげえ。
そして極めつけがこのハンバーグ。ナイフを入れた瞬間、「ブチュッ」と肉汁が飛び出す官能的なハンバーグ。このハンバーグがあまりにも美味かったので、後日、同じ物を作ってみたのだが、どうしてもあの凄い肉汁の滴りが再現できない。今度、真剣に教えてもらおう。
余談だが、この皿も一枚ずつ微妙にデザインが違っていてなかなかに素晴らしい。