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渡辺美里さんfanブログ。

■[ライブレポ再掲]2004/8/10 新潟・青山海岸『夕日コンサート』

2013-07-03 23:43:02 | ライブ 2001-2004
■こんばんは !
海の日に美里がFMラジオにゲスト出演すると聞き
(ま、スタジオゲストとのことですが)
数年前に観た浜辺でのコンサートを思い出しました。
で、探してみたら当時HPにUPしたライブレポが出てきましたので
ブログに再掲してみます。
※文章の中にある「今年」というのはその当時・2004年のことです。

●2004年8月10日 新潟市・青山海岸海水浴場
日本海夕日キャンペーン『夕日コンサート』ライブレポ

[セットリスト ※美里部分のみ]
01. 夏が来た
02. My Revolution
03. 蘇州夜曲
04. すき
05. サマータイム ブルース
06. サンキュ

[アンコール(出演者全員で)]
01. Friends, Love, Believing


■「日本海と夕日」をキーワードに新潟のより良い街づくりをしていこう、
という趣旨のもとに始まった夕日キャンペーン。
その最大の目玉が毎年8月10日に行われる『夕日コンサート』。
このキャンペーンとコンサートは1986年から始まり、今年で19年目。
そう、偶然にも美里の西武ライブと同じだけの年月を重ねていたのです。
しかもキャンペーンの全てが市民ボランティアによって運営されている
というのだから素晴らしいですよね。
コンサート会場は新潟駅から車で30分ほどの青山海岸。

■当日はお昼過ぎに新潟へ到着 !
しかし到着とほぼ同時くらいに激しい雨が降ってきてしまいました。
雨天の場合は翌日に順延ということになっているので
ドキドキしながらもひとまず会場へ。
途中からだんだん雨が小降りになり、
バスを降りるころには青空が見えてホッとひと安心。

■実際にライブが始まるのは18時で、到着したのは13時半ごろ。
「平日だし、まだたいして人はいないだろうね~」なんてお友達と話していたら・・・
砂浜に作られたステージ前には場所取りのためのビニールシートがすでにびっしり。
さすが19年も続いているイベントだけあって、地元の方たちは心得てます(笑)。
※場所取りをして17時半までに戻れば良いという仕組みらしい・・・。
かなり後ろまでビニールシートで埋まってしまっていたので
「どうしようかなあ・・」と考えていたところ、
ふと見たらなぜか一番前の右端の方が空いていて
あっさり一列目をゲットできてしまいました(笑)。

■今年の出演者はまず、毎年音楽プロデュースと演奏を担当している
「服部克久と音楽畑オーケストラ」。
それからベテランのコーラス・グループ「サーカス」、
クラッシックをベースにした女性ばかりのアカペラ・グループ「アンサンブル・プラネタ」、
そして美里。

ちょうど到着した時には服部先生とオーケストラがリハ中でした。
ビニールシートを敷いたりナンダカンダやって
「じゃあ、夕方までどこかで遊んでこようか・・・」と
海の家のあたりでブラブラしていたところ遠くからサーカスの歌声が・・・。
3曲ほど歌い終わったところで次はアンサンブル・プラネタが・・・。
「もしかして次は美里 !? 」と、慌ててステージ前へ。
しばらくすると・・・本当に美里がステージ上に登場しました~。
まさかリハを観れるなんて !
(注)本番中に客席となるステージ前のスペース
(みんながビニールシートを敷いている場所ですね)
には入れないようになっているのでその外側から観ていましたが。

美里が歌い始めるとそれまで泳いでいた人、
ビーチで遊んでいた人たちもワサワサ集まり始める。
それはそうですよね、「My Revolution」なんかが聴こえてくるのだから !
結局本番で歌う6曲全部を歌った美里。
ギャラリーからは1曲ごとに拍手。
それでもやはりリハですから本番ほどの人の集まりはないわけで、
少し控えめな拍手に
「ありがとうございます・・・本番はこの10倍くらいの拍手をお願いします」
と冗談めかして言う美里。
「美里~ !」という歓声には
「リハーサルからあまり飛ばしすぎると本番まで長いですよ(笑)」
と低めの声で答える美里・・・。
か、かっこいい~ !
ちなみにリハのときの服装は、
黒いTシャツ(ぐっさんから頂いた『ぐっさん家』のTシャツみたいです)、
黒のレギンス(レギンスの上には黒のミニスカートもはいてました)、
深めにかぶった帽子(カーキ色だったような)。
髪は肩より少し長いくらいで結構クリクリしてました。
※87年西武ライブのリハのときの美里みたい。
全ての曲のリハを終えて「本番お願いしまーす」と、美里退場。
思いがけず30分以上も美里の歌声を聴けてしまった。。。
そうそう、その後にはもう1度、
出演者全員で歌う曲のリハでも歌声を聴くことができました。

■前フリがだいぶ長くなってしまいましたがここからがライブのレポートです(笑)。
ちょうど日が暮れる頃からライブが始まり、まずはオーケストラの演奏が4~5曲。
昼間はものすごく暑かったけれどだんだんと気持ちの良い風が吹いてきて、
そんな中で聴くオーケストラの演奏は何とも贅沢。
オーケストラと言っても思いきりクラッシックなわけではなく、
ギターやドラムやホーンなんかも入って“ポップ・オーケストラ”といった感じ。
この『夕日コンサート』ではバックの演奏はすべて
この音楽畑オーケストラが務めてくれます。
リハ通り、サーカス、アンサンブル・プラネタ、そして美里がトリという順番。
サーカスはこのコンサートの常連さんらしく、
サーカス・ファンが一番多いのかなぁ、という印象。
「果たして美里は盛り上がるだろうか ?」
とちょっと心配になっちゃったりもしましたが、そんな心配は無用でした。

登場していきなり「夏が来た ! 」「My Revolution」と続けて2曲。
美里を観つつ、周りもチェックすると小さな子から年配の方まで楽しんでくれている様子。
2曲終えたところで服部先生と美里2人でMC。
『夕日コンサート』と美里の西武ライブが同じ19年目だということ。
ずっと出演させていただきたいと思いながら
自分のライブと同時期のためなかなか叶わず、今年やっと実現したことなど。
※そういえばこのMCの時、
汗だくの美里にサッとさりげなくタオルを差し出してくれていた服部先生。
「いい人だ~」とちょっぴり感激(笑)。
3曲目は「蘇州夜曲」。
この日はじめて知りましたが「蘇州夜曲」の作曲者は服部克久氏のお父様とのこと。
「まさかこの場所でこの曲を服部先生と一緒に歌えるなんて・・・」
と美里も感慨深げでした。
おととしの西武ライブで聴いたときにも感じたことだけれど、
美里の歌声で聴くこの曲は
こういった開放的な場所で聴くのがものすごく心地よいです。

■『夕日コンサート』は浜辺で行われるライブということで、
遠くからでもライブの様子が分かるように工夫されています。
まず音の大きさ !
はっきり言ってかなりラウドです(笑)。
リハで聴いたときにあまりの大きさにビックリしてしまったくらい。
そして客席。
普通のライブと同じようにステージがあり、客席がある。
さらにそれだけでなく客席の一番後ろに
これまたかなり大きなオーロラヴィジョンが設置されていて、
遠くの浜辺からでもライブの様子が観れる・聴けるようになっています。
なのでステージ前のスペースが取れなかった人も、
オーロラヴィジョンの前にたくさんたくさん集まってライブを楽しんでいました。
そういう工夫もあり今年の来場者は6万3千人 !
美里はやはりその辺のこともきちっと確認していたようで、
「蘇州夜曲」のあと(だったかな ?)のMCでは
「オーロラヴィジョンの向こうのみんなも楽しんでますかぁー ?」と呼びかけていました。
こういった気配りは遠くから観ている人にとっては嬉しいし、一体感も出ます。
さりげないことだけれど「さすがだなあ」と思うし、そういう美里が私は好きです。
こんなMCで客席と自分をグッと近づけたところで次の曲「すき」のコーラス指導。
何回か♪ラララ~の部分を客席に歌わせたけれど、ちょっと音がハズレ気味 ?
クルッと後ろの服部先生を振り返り
「19年の成果があまり出ていないようなんですけど・・・」と、
ちょっとブラックなコメントも忘れません(笑)。
でも、美里の曲をほとんど知らない人にとっては
こういった導入があるととっつきやすいですよね。

■「すき」のあとにもまたMC。
今回はせっかくだからということで前日から新潟入りをし、
枝豆とたこ焼きとビールを手に信濃川の花火大会に参加したとのこと。
夕日コンサートも美里自身の西武ライブも19年ということで、
時間を重ねていくことがこんなにも愛おしいことなのだというのを
ここ数年つくづく感じているということ。
また、普段のスタジアム・ライブでは
「スタンド~ !!」「アリーナ~~ !!」と呼びかけるのが定番だけれど
「今回は総アリーナ状態ということで・・・いっときますか !!」と、
「カモーン ! 新潟~~ !! サンキュー、アリーナ~~ !!」とシャウト。
「来年も来て !」という声には
「こればっかりは服部先生のお気持ちひとつということで・・・(笑)」。
だけれど夕日コンサートは毎年8/10、
美里の来年の西武ライブは8/6とすでに決定しているので、
「じゃあまずみなさんが私のスタジアムに遊びに来てくれて、
それが終わったら私がこちらにお邪魔するというのはどうですか ?
これもひとつの案ということで・・・」と(笑)。
「とりあえず12月にもまたライブで新潟にはお邪魔することになっているので、
もし良かったらぜひ会いに来てください。
・・・その時にはまたこの曲も歌うかな !?」
始まったのは「サマータイム ブルース」。
通常のライブではストリングス部分は
CDの音をそのまま使用するカタチで演奏されていますが、
今回は生の楽器の音 ! いやー、良いです。
エンディングの♪おーおー おーおおおー♪の箇所では普段のライブ同様、
美里ファンじゃない方も一緒に腕を左右に振って盛り上がってくれました。

美里コーナー、ラストは「サンキュ」。
沢山の方たちがライブのために集まってきてくたれこと、
素晴らしい演奏家の方たち、スタッフやボランティアの方たちに
感謝を込めてということで歌ってくれました。
星空の下で聴く「サンキュ」、良かったな~。
サーカスの大ファンと思われる隣の席の方たちも
しみじみ聴いてくれているのが嬉しかったです。
しかしひとつだけ・・・美里ちゃん、やっちゃいました(笑)。
2コーラスめが終わり間奏が入ってからもう一度
「これこそはと想う たったひとつを・・・」と歌に戻るはずなのに
いきなり間奏部分で歌い始めてしまって、
とっさに美里本人は「しまった !!」というような仕草をしちゃうし、
観ているこちら側もめちゃめちゃあせりました・・・。
ま、客席からはあったかい拍手が送られて、もう一度立て直したけれど。
「サンキュ」が終わり、会場からはアンコールの拍手。
それに対して美里は「嬉しいですねー。なんだか新潟出身になった気分(笑)」。

■エンディングはもう一度
他の出演者と合唱を担当する地元の小学生を舞台に呼び込み全員で
「Friends, Love, Believing」という曲。
出演者が交代でヴォーカルを取り、サビ部分は全員で。
Aメロ、Bメロはフォーク調でサビはドーンと盛り上がる壮大な感じの曲。
詞の内容も良くてチビッ子たちのコーラスも感動的でした。
少し低めの(一箇所だけものすごく高音もあったけれど)
美里のヴォーカルにもシビレちゃいましたっ。
今回一番のメイン・ゲストはやはり美里だったらしく、
エンディングの曲での立ち位置は真ん中。
普段何かのイベントに出演するとこういう場面では美里は必ず端に行ってしまうので、
ファンとしてはずっと真ん中でバッチリ歌ってくれているのは嬉しいです。
美里の左側にいたアンサンブル・プラネタの5人にも
「もうちょっと真ん中においでよー」
みたいな感じで手招きしていたのも微笑ましかったな。

エンディング曲が終了して服部先生が改めてゲストを1組ずつ紹介。
そしてステージを降りていく・・・
なのに「美里さんはまだ帰らないでくださいねー」と服部先生。
「あの『サンキュ』っていう曲、いい曲ですよね。僕はすごく好きだなあ。
ぜひもう一度あの曲を歌ってほしいんだけど・・・」
なんと、思いがけずもう一度「サンキュ」が聴けることになりました。

一度めのときよりももっともっと
周りの美里ファンじゃない方たちもじっくり聴いてくれていたようだし、
美里もひとつひとつの言葉を丁寧にココロを込めて歌ってくれました。
この思いがけないアンコールについては・・・
おそらくテレビ放送用のためだと思います。
新潟テレビ(とその系列のテレビ局)でライブの模様が後日オンエアされるらしく
当日は結構大掛かりに撮影していました。
当然美里の「サンキュ」もオンエアされるはず・・・
なのに思いっきりNGを出してしまいましたからね~~。
ただそれを「ちょっとNGがあったから撮り直ししまーす」なんて言われてしまったら
観ているこちら側は興ざめしてしまうし、
服部先生の話の持っていき方は粋だし優しいですよね。

全ての演奏が終わり美里もオーケストラも服部先生も舞台を降り、
ステージの向こうに打ち上げ花火が。
こんなにも手作りであったかい
ピースフルな雰囲気に溢れた野外ライブというのはそうそう無いような気がします。
今回美里の歌が目当てで参加したけれど、参加できて良かったなあと思いますし、
こういったライブが19年も続けられてきたんだということを知って、
いち音楽ファンとしてとても嬉しい気持ちです。

■オマケ■
ライブ終了後、出口に大きな観光バスが停車していて、
なぜか人がいっぱい集まっていました。
最初は「合唱の小学生たちを送っていくバスなのかなぁ ?」と思ったけれど、
その割には待ち構えている人たちが多すぎ。
とりあえず一緒に待ってみることにしました(笑)。
しばらくするとスタッフやミュージシャンが少しずつ乗り込み始め服部先生もバスの中へ。
美里のスタッフも乗り込み、そして美里本人も。
私はバスの進行方向右側で待っていたんだけれど、
美里が実際どちら側に座ったのかは分からず・・・。
「美里~~ ! お願いだからこっちにいてね !」とお祈りしていました。
(↑ちょっと大げさ(笑))
そしてバスがそろそろと動き始め、私たちの前を通ったときに何と、
美里が窓を開けてものすっごい笑顔で手を振ってくれていたのです。
あーんな笑顔、めったに見れないっす ! かわいかった~~(笑)。
ライブだけでも大満足だったけれど、
思いがけず最後に美里の笑顔に会えてシアワセな気持ちで会場をあとにしました。


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