■まず始めに・・・お久しぶりです(^^;
時おり体調を崩したり、いろいろ思うところあり
「もうブログはフェードアウトでいいかな・・・」と考えておりましたが
先日の武道館ライブがあまりに素晴らしく、ついまた更新してしまいました(笑)。
そんなわけでかなりの長文ですが、よろしければご覧ください。
※記憶が一部ごちゃ混ぜになっている可能性があり、
MCとか演出とか、順番間違いなどありましたらスミマセン!
※PCの調子が悪くスマートフォンから更新しているため
改行などお見苦しいところがありましたら申し訳ありません・・
●渡辺美里 武道館ライブ2020 冒険者たち
2020年12月26日(土)
セットリスト&ライブレポート
■35周年イヤー。
コロナ禍で全ての予定が白紙となってしまい、
元日の渋谷公会堂から約一年ぶりのこの日、日本武道館。
ひとことで言えば、失ってしまったものを取り返すでもない、
アニバーサリーイヤーのお祭り的ライブでもない、
今現在届けたい歌と、ここからまたスタートなんだよっていう気持ちが凝縮されたようなライブ。
■入場口では検温、消毒、チケットのもぎりも自分で。
お手洗いの出口にも除菌スプレーや除菌ウェットティッシュが置かれていました。
場内のBGMはデヴィッド・ボウイやプライマル・スクリーム、T.REX、
ヴァン・ヘイレン、プリンスなどなど開演前からテンションの上がる選曲が続々と。
そこに時おり挟み込まれる感染対策についての場内アナウンスは
何と美里自身が務める粋な計らい!
好きなアーティストの言葉ならより熱心に耳を傾けるし、
そこまで心配りをするのがさすが。
場内アナウンスが流れるたびに会場からは拍手が。
■客電が落ちて舞台上のスクリーンにブルー基調のキラキラとした宇宙を思わせるような映像の中に
「ETERNAL」「SUNSHINE」の文字が交互に映し出され、
サナギから羽根を付けて蝶々が羽ばたいていったー!と思ったら
1曲目いきなりの「虹をみたかい」にうおぉぉー(笑)!!
実は前年秋ツアーの1曲めが「虹をみたかい」だったのと、
雨(コロナ禍)のあとにはきっと虹が出る、そんな思いも込めて1曲めに選ばれるんじゃないかと予想していたのですが、
予想通りでもやはり興奮っ(笑)!
武道館のような会場にダンサンブルなこの曲はやっぱり映える!
♪虹が星に変わっても朝までかくれんぼ♪のあとの"フーッ!!"は声に出せないけど、
みんな人差し指を突き上げてた!
2曲めには早くも「サマータイム ブルース」。
換気のため会場内は肌寒かったけれど、この曲が始まってしまえばもう夏です(笑)。
幾度となく聴いてきた竹野さんのサックスソロですが、
この日はいつも以上に熱を帯びていた気が。
エンディングの♪オーオ オーオオオ♪のラインはいつものように歌うことはできませんが、
そのぶんみんな腕を左右に振って応えていたし、
それをステージで受け止めた美里が涙してしまう姿にこちらもウルッと。
続いて歌われたのは「すき」。
この曲も、いつもならみんなでラララの箇所を歌えるのになあ・・・
という気持ちもあるけれど、今、この場で聴けることが本当に嬉しい。
そんなファンの気持ちを察してか、
「みんなが声を出せないぶん、いつも以上に大きな声で歌います」と美里。
また、「硬くなっていたココロがステージに立ったらほどけていった」
という言葉を聞いて、「サマータイム ブルース」での涙の理由が分かったような。
武道館ライブの10日ほど前から東京の新型コロナウイルス感染者数は増加する一方で、
きっと内側では開催について連日議論されていたのであろうことは想像に難くないですが、
「美里ファンなら大丈夫とスタッフがGoを出してくれた。
まさかこういった形で確認することになるとは考えていなかったけれど、
これが35年の信頼感」。
「ここから」は30周年の時に大江千里さんが美里にプレゼントした楽曲だけれど
「空が青く澄み渡る理由は 人がどんなときも 未来を信じる気持ちを失わないから」
「そんな日もあったんだと 笑いあえる時が来るかな」
という言葉が、リリースされた時とは全く違った意味合いで響いてきます。
元日の渋谷公会堂ではアコースティックver.で披露された「バースデイ」、今回はバンド編成で。
「悲しいね」で空気は一気に冬。
ここまでの数曲だけでも、美里ライブはやっぱりドラマティックなんだよなあ・・・!と、
一人唸ってしまう(笑)。
「次の曲も、みんなよく知ってる曲だと思います!」という言葉に
「えっ、なになに??」と思ったら「Long Night」!
2019年のツアーの時と同様にデュラン・デュラン「White Lines」っぽいリフが(笑)!
(イントロの♪アー アー ♪は無かったけど)
そこからメドレー的な流れでこれもツアーと同じく「センチメンタルカンガルー」。
さらに「LOVE IS HERE」へ。
「LOVE IS HERE」は大好きな一曲で、まさか武道館で聴けると思ってもみなかったので感無量(涙)。
そして驚いたのは「BIG WAVEやってきた」。
東日本大震災以降歌われなくなった曲だったので、驚きと喜びで「うわあぁ~っ!」。
作曲は岡村靖幸さん。他の"美里岡村楽曲"にはない、
何というか良い意味で歌謡曲チックな感じが面白いし、
イントロが鳴った瞬間に会場が沸き立つ感覚!
「10 years」ではステージ後方のスクリーンに
2020年からさかのぼっていく形で35年分の美里の写真が次々と映し出されて、
ラストにはいま、ステージで歌っている美里の姿。
歌と、35年分の美里に、その時その時の自分も重ね合わせて何だかグッと。
ここで一部は終了、15分間の換気タイム。
この15分間もマスクは着けたままで、
「「最高だね! 」「みさっちゃん可愛かったね!」とか(笑)話したいことはあると思うけど・・・
(口の前で×印を作り)お口はミッフィーちゃんでお願いします」(笑)。
「10 years」で感動してるのにコレ(笑)!
お手洗いから戻ってきたら、スクリーンにはグッズ紹介の映像。
美里とメンバーがモデルになってタオルやらTシャツやらを紹介していて楽しく、
つい見入ってしまいましたし、
おかげで全体的に会話も少なくなる効果、さすが!
(個人的には、美里がワンショルダーバッグを持って決めポーズしてるのがツボでした(笑))
■二部はバンドのインストゥルメンタルナンバーで幕開け。
そこからいきなりの「My Revolution」!
換気タイムで少しクールダウンした会場がこの曲で一気に熱く、ひとつに。
「My Revolution」を歌い終え、ここでスペシャルゲストの怒髪天・増子直純さんと上原子友康さんが登場。
増子さん、「スケールが大きすぎてステージに出づらい」(笑)。
このお二人がゲストとなればやっぱり「ハートに火をつけて~シーズン2~」!
ライブだと何倍も楽しくなる曲。
一緒に歌えなくても、♪シーズン2♪ってみんなで出来たことが最高にハッピーでした!
美里曰く「一度テレビ番組で歌ったけど、その時はテレビサイズ(短縮ヴァージョン)だったから、いきなり深い仲になっちゃった(笑)」。
登場人物の会話のような歌詞なので、
美里がひとつひとつジェスチャーを交えて歌うのも楽しくて!
怒髪天のお二人とはもう1曲。
色々なアーティストが(もちろん美里も)ゲスト参加した怒髪天「オトナノススメ」。
レコード音源はとにかく沢山のアーティストが参加していたから美里が歌ったのもワンフレーズでしたが、
今回は美里バンド+増子さん、上原子さんでがっつりコラボ!
ふだんの美里ライブにはない男くさーい感じが新鮮(笑)!
藤井謙二くんと上原子さんのツインギターがカッコよすぎてもう(笑)!
みんなで♪オトナはサイコー!青春続行!♪って楽しすぎる!
「ハートに火をつけて」の歌詞は増子さんと美里による共作。
♪恐れるに足らんと 今になって わかり始めたよ♪の箇所は
まさにこの「オトナノススメ」と「My Revolution」から。
こういう楽しくてゴキゲンなコラボレーション、またいつかぜひ!
■たった2曲とは思えない存在感で(笑)増子さんと上原子さんがステージを去ったあとは
真藤さんの優しいピアノの音色をバックに
「この曲を作った時には、歌うことや舞台に立つこと、旅をすることが自分の日常だという思いでいたけれど、
今はそれがいかに特別で大事なことなのかを改めて知った。
みんな様々な思いを持って集まってきてくれたと思うけれど、
その思いを受け止めて、音楽にして、
また真っ直ぐに歌を届けていきたい」そんな内容のMC。
そして「オーディナリー・ライフ」。
この歌に込められた美里が届けたい思いを、
バンドも一丸となり美里の背中からグググッと押し出して
武道館のあの空間に力強く解き放ったかのような。
続いての「冒険者たち~エターナルサンシャイン~」は
ベスト盤『harvest』に収録された一番新しい楽曲。ライブで聴ける日をずっと待っていました。
ピアノで静かに始まり徐々に厚みを増していく音と
アイリッシュっぽいスケール感、
メロディー自体が持つ凛とした空気と美里のあたたかな歌声に胸が熱くなり、
聴いている自分の背筋もスッと伸びる。
ラストの♪もう一度 旅に出よう♪というフレーズはライブではより力強く。
「冒険者たち」から、♪朝は誰にも新しい
一日を用意してる♪と歌われる「eyes」へ。
最新の楽曲と、デビューアルバムのタイトル曲。
デビューした時から変わることのない真っ直ぐな芯が通っているから、
この2曲が並んでも何の違和感もないどころか、
ひとつの太い軸で繋がっている美里のうたゴコロがダイレクトに伝わってきて。
"今の美里"が歌う「eyes」だからこそ深く届く言葉たちも沢山。
「オーディナリー・ライフ」~「eyes」までの流れ、素晴らしく良かったなあ!
■一転、レゲエver.の「ココロ銀河」で会場をうねらせて、
「今夜がチャンス」「恋するパンクス」「恋したっていいじゃない」まで一気にたたみかけ!
この流れの緩急も興奮するポイントなんですよねー!
「今夜がチャンス」の時だったでしょうか、
マイクスタンドを右手で持ち上げて歌うさまがまたカッコよくて!
「恋するパンクス」冒頭では水を口に含んで動きを止めたので
「えっ、今の状況でいつもの水吹きパフォーマンス???」とめちゃめちゃ焦りましたが、
みんなを焦らせたあとにゴックン(笑)。
こういうお茶目なところも好きっ(笑)!
間奏の定番、メンバー行進ではゲストの増子さんと上原子さんも加わりいつも以上ににぎにぎしく。
奥野さんのキーボードのところに真藤さんが行き(ちゃんとマスクをして(笑))
お二人並んで演奏する姿も楽しい!
「恋したっていいじゃない」♪目覚まし時計をこわしたこともある♪では
目覚まし時計をエア破壊(笑)。
やっぱり渡辺美里の根っこはパンクです。
にぎやでロックでパンクな流れから、
しっとりではない、ロックな雰囲気を持たせたアレンジの「Lovin' you」。
"ぼく(美里)のなかのRock'n Roll"はまだまだ続いていくんだなって思わせてくれる。
いちばん最後の♪Lovin' you~♪はマイクを外して武道館いっぱいに歌声を響かせてくれました。
■通常のいわゆる"本編"と言われるのはここまでで終了。
コロナ禍のこの状況なのでアンコールは無し・・・のようですが、
ゲストの怒髪天・増子直純さんと上原子友康さんを再び呼び込んで「IT'S ALL RIGHT !」。
リリースされてからまだ一年ちょっとなのに、もはやライブには欠かせない1曲!
ここでも藤井くんと上原子さんとのツインギター炸裂!
増子さんと美里ヴォーカルの絡み、グイグイ突き進んでいくようなバンドの演奏、
最高にイカしたロックンロールで、
「私たちはまだまだこれからよ!」っていう心意気がビシビシと!
■最後に、このあとはお友達と飲みに行ったりなどせず、必ず真っ直ぐ帰宅してほしい。
自分も2月1日以降は一切の会食をしていない。
孤独というのとは違うかもしれないけれど、
ステージに立つためならそれも耐えられる。
私たちが結果を出しましょう!と美里。
そして、春からのツアーが決定したこと。
そこで必ずまた元気で会いましょう、という言葉に並々ならぬ覚悟と決意が感じられたし、
バンドやスタッフだけでなく、私たちファンも"チーム美里"の一員なんだなあ、と改めて。
よく美里が言う「帰るまでがライブ」。
今回も、きっと春からスタートするツアーでもそれは続くんだろうな、と思います。
最後に、この武道館公演開催にあたり、美里やバンドメンバーはもちろん、
様々な準備をして迎えてくださったスタッフの皆さんに感謝します。
3月からのツアーでまた、どうぞよろしくお願いいたします!
【セットリスト】
01. 虹をみたかい
02. サマータイムブルース
03. すき
04. ここから
05. 悲しいね
06. バースデイ
07. Long Night
08. センチメンタルカンガルー
09. LOVE IS HERE
10. BIG WAVEやってきた
11. 10years
【二部】
Overture
12. My Revolution
13. ハートに火をつけて~シーズン2~ (with増子直純、上原子友康)
14. オトナノススメ (with増子直純、上原子友康)
15. オーディナリーライフ
16. 冒険者たち~エターナルサンシャイン~
17. eyes
18. ココロ銀河(レゲエVer.)
19. 今夜がチャンス
20. 恋するパンクス
21. 恋したっていいじゃない
22. Lovin' you
23. IT'S ALL RIGHT ! (with増子直純、上原子友康)
【バンドメンバー】
Sound Direction & Keyboards:奥野真哉
Bass:井上富雄
Drums:松永俊弥
Keyboards:真藤敬利
Guitar:藤井謙二
Saxophone:竹野昌邦
【ゲスト】
増子直純(怒髪天)
上原子友康(怒髪天)
時おり体調を崩したり、いろいろ思うところあり
「もうブログはフェードアウトでいいかな・・・」と考えておりましたが
先日の武道館ライブがあまりに素晴らしく、ついまた更新してしまいました(笑)。
そんなわけでかなりの長文ですが、よろしければご覧ください。
※記憶が一部ごちゃ混ぜになっている可能性があり、
MCとか演出とか、順番間違いなどありましたらスミマセン!
※PCの調子が悪くスマートフォンから更新しているため
改行などお見苦しいところがありましたら申し訳ありません・・
●渡辺美里 武道館ライブ2020 冒険者たち
2020年12月26日(土)
セットリスト&ライブレポート
■35周年イヤー。
コロナ禍で全ての予定が白紙となってしまい、
元日の渋谷公会堂から約一年ぶりのこの日、日本武道館。
ひとことで言えば、失ってしまったものを取り返すでもない、
アニバーサリーイヤーのお祭り的ライブでもない、
今現在届けたい歌と、ここからまたスタートなんだよっていう気持ちが凝縮されたようなライブ。
■入場口では検温、消毒、チケットのもぎりも自分で。
お手洗いの出口にも除菌スプレーや除菌ウェットティッシュが置かれていました。
場内のBGMはデヴィッド・ボウイやプライマル・スクリーム、T.REX、
ヴァン・ヘイレン、プリンスなどなど開演前からテンションの上がる選曲が続々と。
そこに時おり挟み込まれる感染対策についての場内アナウンスは
何と美里自身が務める粋な計らい!
好きなアーティストの言葉ならより熱心に耳を傾けるし、
そこまで心配りをするのがさすが。
場内アナウンスが流れるたびに会場からは拍手が。
■客電が落ちて舞台上のスクリーンにブルー基調のキラキラとした宇宙を思わせるような映像の中に
「ETERNAL」「SUNSHINE」の文字が交互に映し出され、
サナギから羽根を付けて蝶々が羽ばたいていったー!と思ったら
1曲目いきなりの「虹をみたかい」にうおぉぉー(笑)!!
実は前年秋ツアーの1曲めが「虹をみたかい」だったのと、
雨(コロナ禍)のあとにはきっと虹が出る、そんな思いも込めて1曲めに選ばれるんじゃないかと予想していたのですが、
予想通りでもやはり興奮っ(笑)!
武道館のような会場にダンサンブルなこの曲はやっぱり映える!
♪虹が星に変わっても朝までかくれんぼ♪のあとの"フーッ!!"は声に出せないけど、
みんな人差し指を突き上げてた!
2曲めには早くも「サマータイム ブルース」。
換気のため会場内は肌寒かったけれど、この曲が始まってしまえばもう夏です(笑)。
幾度となく聴いてきた竹野さんのサックスソロですが、
この日はいつも以上に熱を帯びていた気が。
エンディングの♪オーオ オーオオオ♪のラインはいつものように歌うことはできませんが、
そのぶんみんな腕を左右に振って応えていたし、
それをステージで受け止めた美里が涙してしまう姿にこちらもウルッと。
続いて歌われたのは「すき」。
この曲も、いつもならみんなでラララの箇所を歌えるのになあ・・・
という気持ちもあるけれど、今、この場で聴けることが本当に嬉しい。
そんなファンの気持ちを察してか、
「みんなが声を出せないぶん、いつも以上に大きな声で歌います」と美里。
また、「硬くなっていたココロがステージに立ったらほどけていった」
という言葉を聞いて、「サマータイム ブルース」での涙の理由が分かったような。
武道館ライブの10日ほど前から東京の新型コロナウイルス感染者数は増加する一方で、
きっと内側では開催について連日議論されていたのであろうことは想像に難くないですが、
「美里ファンなら大丈夫とスタッフがGoを出してくれた。
まさかこういった形で確認することになるとは考えていなかったけれど、
これが35年の信頼感」。
「ここから」は30周年の時に大江千里さんが美里にプレゼントした楽曲だけれど
「空が青く澄み渡る理由は 人がどんなときも 未来を信じる気持ちを失わないから」
「そんな日もあったんだと 笑いあえる時が来るかな」
という言葉が、リリースされた時とは全く違った意味合いで響いてきます。
元日の渋谷公会堂ではアコースティックver.で披露された「バースデイ」、今回はバンド編成で。
「悲しいね」で空気は一気に冬。
ここまでの数曲だけでも、美里ライブはやっぱりドラマティックなんだよなあ・・・!と、
一人唸ってしまう(笑)。
「次の曲も、みんなよく知ってる曲だと思います!」という言葉に
「えっ、なになに??」と思ったら「Long Night」!
2019年のツアーの時と同様にデュラン・デュラン「White Lines」っぽいリフが(笑)!
(イントロの♪アー アー ♪は無かったけど)
そこからメドレー的な流れでこれもツアーと同じく「センチメンタルカンガルー」。
さらに「LOVE IS HERE」へ。
「LOVE IS HERE」は大好きな一曲で、まさか武道館で聴けると思ってもみなかったので感無量(涙)。
そして驚いたのは「BIG WAVEやってきた」。
東日本大震災以降歌われなくなった曲だったので、驚きと喜びで「うわあぁ~っ!」。
作曲は岡村靖幸さん。他の"美里岡村楽曲"にはない、
何というか良い意味で歌謡曲チックな感じが面白いし、
イントロが鳴った瞬間に会場が沸き立つ感覚!
「10 years」ではステージ後方のスクリーンに
2020年からさかのぼっていく形で35年分の美里の写真が次々と映し出されて、
ラストにはいま、ステージで歌っている美里の姿。
歌と、35年分の美里に、その時その時の自分も重ね合わせて何だかグッと。
ここで一部は終了、15分間の換気タイム。
この15分間もマスクは着けたままで、
「「最高だね! 」「みさっちゃん可愛かったね!」とか(笑)話したいことはあると思うけど・・・
(口の前で×印を作り)お口はミッフィーちゃんでお願いします」(笑)。
「10 years」で感動してるのにコレ(笑)!
お手洗いから戻ってきたら、スクリーンにはグッズ紹介の映像。
美里とメンバーがモデルになってタオルやらTシャツやらを紹介していて楽しく、
つい見入ってしまいましたし、
おかげで全体的に会話も少なくなる効果、さすが!
(個人的には、美里がワンショルダーバッグを持って決めポーズしてるのがツボでした(笑))
■二部はバンドのインストゥルメンタルナンバーで幕開け。
そこからいきなりの「My Revolution」!
換気タイムで少しクールダウンした会場がこの曲で一気に熱く、ひとつに。
「My Revolution」を歌い終え、ここでスペシャルゲストの怒髪天・増子直純さんと上原子友康さんが登場。
増子さん、「スケールが大きすぎてステージに出づらい」(笑)。
このお二人がゲストとなればやっぱり「ハートに火をつけて~シーズン2~」!
ライブだと何倍も楽しくなる曲。
一緒に歌えなくても、♪シーズン2♪ってみんなで出来たことが最高にハッピーでした!
美里曰く「一度テレビ番組で歌ったけど、その時はテレビサイズ(短縮ヴァージョン)だったから、いきなり深い仲になっちゃった(笑)」。
登場人物の会話のような歌詞なので、
美里がひとつひとつジェスチャーを交えて歌うのも楽しくて!
怒髪天のお二人とはもう1曲。
色々なアーティストが(もちろん美里も)ゲスト参加した怒髪天「オトナノススメ」。
レコード音源はとにかく沢山のアーティストが参加していたから美里が歌ったのもワンフレーズでしたが、
今回は美里バンド+増子さん、上原子さんでがっつりコラボ!
ふだんの美里ライブにはない男くさーい感じが新鮮(笑)!
藤井謙二くんと上原子さんのツインギターがカッコよすぎてもう(笑)!
みんなで♪オトナはサイコー!青春続行!♪って楽しすぎる!
「ハートに火をつけて」の歌詞は増子さんと美里による共作。
♪恐れるに足らんと 今になって わかり始めたよ♪の箇所は
まさにこの「オトナノススメ」と「My Revolution」から。
こういう楽しくてゴキゲンなコラボレーション、またいつかぜひ!
■たった2曲とは思えない存在感で(笑)増子さんと上原子さんがステージを去ったあとは
真藤さんの優しいピアノの音色をバックに
「この曲を作った時には、歌うことや舞台に立つこと、旅をすることが自分の日常だという思いでいたけれど、
今はそれがいかに特別で大事なことなのかを改めて知った。
みんな様々な思いを持って集まってきてくれたと思うけれど、
その思いを受け止めて、音楽にして、
また真っ直ぐに歌を届けていきたい」そんな内容のMC。
そして「オーディナリー・ライフ」。
この歌に込められた美里が届けたい思いを、
バンドも一丸となり美里の背中からグググッと押し出して
武道館のあの空間に力強く解き放ったかのような。
続いての「冒険者たち~エターナルサンシャイン~」は
ベスト盤『harvest』に収録された一番新しい楽曲。ライブで聴ける日をずっと待っていました。
ピアノで静かに始まり徐々に厚みを増していく音と
アイリッシュっぽいスケール感、
メロディー自体が持つ凛とした空気と美里のあたたかな歌声に胸が熱くなり、
聴いている自分の背筋もスッと伸びる。
ラストの♪もう一度 旅に出よう♪というフレーズはライブではより力強く。
「冒険者たち」から、♪朝は誰にも新しい
一日を用意してる♪と歌われる「eyes」へ。
最新の楽曲と、デビューアルバムのタイトル曲。
デビューした時から変わることのない真っ直ぐな芯が通っているから、
この2曲が並んでも何の違和感もないどころか、
ひとつの太い軸で繋がっている美里のうたゴコロがダイレクトに伝わってきて。
"今の美里"が歌う「eyes」だからこそ深く届く言葉たちも沢山。
「オーディナリー・ライフ」~「eyes」までの流れ、素晴らしく良かったなあ!
■一転、レゲエver.の「ココロ銀河」で会場をうねらせて、
「今夜がチャンス」「恋するパンクス」「恋したっていいじゃない」まで一気にたたみかけ!
この流れの緩急も興奮するポイントなんですよねー!
「今夜がチャンス」の時だったでしょうか、
マイクスタンドを右手で持ち上げて歌うさまがまたカッコよくて!
「恋するパンクス」冒頭では水を口に含んで動きを止めたので
「えっ、今の状況でいつもの水吹きパフォーマンス???」とめちゃめちゃ焦りましたが、
みんなを焦らせたあとにゴックン(笑)。
こういうお茶目なところも好きっ(笑)!
間奏の定番、メンバー行進ではゲストの増子さんと上原子さんも加わりいつも以上ににぎにぎしく。
奥野さんのキーボードのところに真藤さんが行き(ちゃんとマスクをして(笑))
お二人並んで演奏する姿も楽しい!
「恋したっていいじゃない」♪目覚まし時計をこわしたこともある♪では
目覚まし時計をエア破壊(笑)。
やっぱり渡辺美里の根っこはパンクです。
にぎやでロックでパンクな流れから、
しっとりではない、ロックな雰囲気を持たせたアレンジの「Lovin' you」。
"ぼく(美里)のなかのRock'n Roll"はまだまだ続いていくんだなって思わせてくれる。
いちばん最後の♪Lovin' you~♪はマイクを外して武道館いっぱいに歌声を響かせてくれました。
■通常のいわゆる"本編"と言われるのはここまでで終了。
コロナ禍のこの状況なのでアンコールは無し・・・のようですが、
ゲストの怒髪天・増子直純さんと上原子友康さんを再び呼び込んで「IT'S ALL RIGHT !」。
リリースされてからまだ一年ちょっとなのに、もはやライブには欠かせない1曲!
ここでも藤井くんと上原子さんとのツインギター炸裂!
増子さんと美里ヴォーカルの絡み、グイグイ突き進んでいくようなバンドの演奏、
最高にイカしたロックンロールで、
「私たちはまだまだこれからよ!」っていう心意気がビシビシと!
■最後に、このあとはお友達と飲みに行ったりなどせず、必ず真っ直ぐ帰宅してほしい。
自分も2月1日以降は一切の会食をしていない。
孤独というのとは違うかもしれないけれど、
ステージに立つためならそれも耐えられる。
私たちが結果を出しましょう!と美里。
そして、春からのツアーが決定したこと。
そこで必ずまた元気で会いましょう、という言葉に並々ならぬ覚悟と決意が感じられたし、
バンドやスタッフだけでなく、私たちファンも"チーム美里"の一員なんだなあ、と改めて。
よく美里が言う「帰るまでがライブ」。
今回も、きっと春からスタートするツアーでもそれは続くんだろうな、と思います。
最後に、この武道館公演開催にあたり、美里やバンドメンバーはもちろん、
様々な準備をして迎えてくださったスタッフの皆さんに感謝します。
3月からのツアーでまた、どうぞよろしくお願いいたします!
【セットリスト】
01. 虹をみたかい
02. サマータイムブルース
03. すき
04. ここから
05. 悲しいね
06. バースデイ
07. Long Night
08. センチメンタルカンガルー
09. LOVE IS HERE
10. BIG WAVEやってきた
11. 10years
【二部】
Overture
12. My Revolution
13. ハートに火をつけて~シーズン2~ (with増子直純、上原子友康)
14. オトナノススメ (with増子直純、上原子友康)
15. オーディナリーライフ
16. 冒険者たち~エターナルサンシャイン~
17. eyes
18. ココロ銀河(レゲエVer.)
19. 今夜がチャンス
20. 恋するパンクス
21. 恋したっていいじゃない
22. Lovin' you
23. IT'S ALL RIGHT ! (with増子直純、上原子友康)
【バンドメンバー】
Sound Direction & Keyboards:奥野真哉
Bass:井上富雄
Drums:松永俊弥
Keyboards:真藤敬利
Guitar:藤井謙二
Saxophone:竹野昌邦
【ゲスト】
増子直純(怒髪天)
上原子友康(怒髪天)
ような臨場感溢れるレポに感謝しています。
ありがとうございます。これからも、楽しみに
しています。
コメントありがとうございます!
参加できなかった方にも雰囲気が伝われば…と思いつつ書きました。配信のほうも楽しみですね(^^)