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渡辺美里さんfanブログ。

■2013.6/23(日)會津風雅堂セットリスト&ライブレポ

2013-06-30 21:46:48 | ライブ 2011-2015
■こんにちは !
会津若松でのイベント、行ってきました。
ライブ後にTwitterではちょこちょことつぶやきましたが
改めてセットリストとライブレポートを。


●オールナイトニッポン コンサートin会津若松
2013/6/23(日) 會津風雅堂 セットリスト&ライブレポ
※出演:渡辺美里、F-BLOOD(藤井フミヤ&藤井尚之)、泉谷しげる

【セットリスト(美里出演部分のみ)】
01. 10 years
02. BELIEVE
03. 始まりの詩、あなたへ
04. My Revolution
05. いつかきっと
06. サンキュ
※メンバー:
キーボード:真藤敬利 ギター:設楽博臣 パーカッション:加世田聡

[アンコール]※出演者全員で
01. 雨上がりの夜空に(RCサクセションのカバー)


【ライブレポ】

■美里はトップバッターとして登場 !
美里曰く「有難いことに今日は年齢順ということで・・・(笑)」
ということらしく(笑)。
今回のライブはアコースティック。
会津へ向かう途中、郡山で新幹線を降りたときに
ギターの設楽さんとキーボードの真藤さんにバッタリ遭遇しまして。
「ああ、今日はこのお2人なんだなー」と思っていたのですが、
メンバーはあともう1人。パーカッションも入った3人編成。
※郡山で一緒にいらした方・・・スタッフかと思っていたら
パーカッションの加世田さんでした(笑)。

■勝手に、ギターとキーボードだけのしっとりしたライブを想像していて
ライブ中も立ち上がることはないだろうなーと考えていたけれど
パーカッションが入っていることもあり、3人とは思えないパンチのある演奏。
1曲目「10 years」のイントロが始まった途端1階席はほぼ総立ち状態。
音がシンプルな分、真藤さんの美里に寄り添うようなコーラスが
いつも以上に際立って聴こえてきて。
ライブ後お会いした「みさとも」さんとも話していたのですが、
真藤さんは昨年から美里バンドに加わったとは思えないくらい、
すでにしっかり美里の片腕となっているような気がします。
こういう「しっかり歌えるメンバー」がいるのって観ている側からしても頼もしいですし。

■「10 years」につづいては「BELIEVE」。
今までの私だったら「イベントとはいえ、また定番か~」
なんて、つい斜めに観てしまったように思います。
でも、イベントだからこそ、というのももちろんあるでしょうけれど、
この会津若松で届けたい歌のひとつだったんだろうなあ、と
ひとつひとつの言葉をかみしめながら感じたり。
「10 years」が終わったあとにパラパラと座る人もいましたが
「BELIEVE」が始まった瞬間にまたワーッと観客が立ち上がる。
80年代のこれらの曲にはやはりそういったパワーもあるんだと。

■イベントで持ち時間が限られているのでMCはサクサク(笑)。
自分自身のライブでもそうですが、イベントでも地元ネタMCを披露するのは
美里らしい心遣い。
会津若松でライブをやるのは今回が初めてだけれど、ずっと来たいと思っていた。
なぜなら、何を隠そうデビュー・アルバムのタイトルが『eyes』だったので・・・
という美里に会場からはドッと笑いが。
美里ファンである私も「みさとぉ、そう来たかっ !! 」と、
つい顔がほころんでしまいました。
他にも、会場にやってくる時に車窓から見えた景色が何とものどかで・・・
などと言い始めるので
「美里っ、なんか失礼ななこと言っちゃうんじゃない!?」と思ったら
「こういう景色の中で育った人に悪い人はいないっ !! 」と。
これにも会場からは拍手。
そして今までずっと西武球場や、それが終わってからは
日本各地で夏のライブをやってきた。
その美里祭りを、いつかは会津美里町でもやってみたい。
まあ、美里町と限定してしまうと難しいけれど、いつかは会津で・・・。
リップサービスだと分かっていても地元の方たちにとっては嬉しいことだし、
熊本城でもやったことがあるくらいだからもしかすると・・・
なんて秘かに期待もしてしまいます。

■MCでお客さんを引き付けたところで
「私の歌の中では比較的 最近の曲です」と紹介されたのは
「始まりの詩、あなたへ」。
この日のこの歌は、アコースティックだからこそ言葉がまたグッと近くに感じられる、
真藤さんのハモリも切なくて優しくて。
客席もみなさん、美里の歌、言葉にじっと耳を傾けてくれていた様子。

そこから「My Revolution」で一気に盛り上げていくところは
短い時間ながら美里らしい流れであり、
イベントではやはりこの歌、みんな待っているんでしょうね。
どんなイベントでも必ず会場がひとつになる、
そういう歌を1曲でも持っているというのはスゴイこと。

会津若松でのライブでは、美里は震災についてあえて語ることはなかったけれど、
歌われた曲から美里の思いはひしひしと伝わってきたし
中でも「いつかきっと」にはそれが集約されていたように思います。

「いつかきっと自分らしく この街で戦いながら
傷つき それても君と歩けるなら」
「悲しいことも 力にかえて 自分の歩幅で走りだすよ」
というラインはもちろんだけれど、
それ以上に

「雪どけには 木立の中 きらきらイオンがあふれて
汚れた宇宙もやがて息づいてく」

というラインに、
福島で聴いたこの歌のこのラインに私は胸を締め付けられました。
本当の雪どけが、いつか必ず来ることを願いながら。

ラストは「いつかきっと」につづいて
これも美里らしい、あったかくて優しい歌のひとつ「サンキュ」。
ラストの「こんなに広い都会の片隅で」の歌詞は
「都会」を「日本」に置き換えて。
エンディングを待たずに拍手が湧きおこり、
「ああ、美里の歌は届いたんだなあ」と実感しました。


■美里パートが終了し、すぐさまスタッフが出てきてバンドセットの入れ替え。

なのに美里は退場せずマイクを持って左隅に移動。
「歌もうたいますが司会もやります」と(笑)。
どうやら今回のライブはセット入れ替え中のMCをアーティストがやるらしく。
普通は、そういった時間は休憩タイムになりますが
こういう趣向は観ている側は飽きなくて良いですねー。

自分の持ち時間ではあまり喋れなかったからか、
このときの美里は喋る喋る(笑)。
ベスト盤やライブ盤の宣伝に始まり、
F-BLOODのお2人とのエピソードも披露。
フミヤさんとは以前イベントでご一緒したことがあり
出演者全員で歌う曲を美里だけリハーサルできず、
ぶっつけ本番で臨んだところ自分のパートで出遅れてしまい、
「出遅れた!」と思った瞬間フミヤさんがとっさにカバーしてくれ、
「さすがお兄ちゃん! 長男は違うな」と思ったということ。

尚之さんはとてもシャイな方らしい・・・と前置きをした上で
ある時期、半年くらいの間(でしたっけ ?)
毎週スタジオですれ違っていたけれど、一度も目を合わせてくれなかった。
だから今日はステージのそでからじっと観ていたい、など。

その辺りで「もうそろそろ良いでしょうか」と言った美里に
あと少し伸ばしてくれと合図が入ったらしく
「向こうから伸ばしてくれと合図してきた舞台監督さんは
私がデビューした十代のころに一緒に仕事をしていた方です。
今日またこうして一緒にお仕事できて嬉しい」ということも。

この司会(?)コーナー、一見なんてことない場面ですが、
笑いも取りつつ次のアーティスト紹介や舞台監督さんとのエピソードまで
よどみなくツラツラと時間内きっちりに喋りたおすあたりはさすが。

■年齢順という通り、美里のつぎはF-BLOOD。
フミヤさんの声はやはり生で聴くと素敵&尚之さんのサックスもかっこよかったな。
最初の美里と同じように、F-BLOODも次へのつなぎMC担当。
ファイルを見たりしながら(笑)泉谷さんを紹介。
「前の人たち、気を付けてくださいね、蹴りとか飛んできますから」
なんてコワイ発言も(笑)。

■さて、泉谷さんですよ。
会場のお客さんは
美里ファン→そこそこ
F-BLOODファン→大多数
といった雰囲気だったので
「泉谷さんのライブは果たしてどうなんだろう・・・」と少し心配してました。
自分自身 泉谷さんについて行けるかどうかも含めて(笑)。

いやー、しかしそんな心配は全く不要!
ライブが終わった時には
会場の空気が全て泉谷さんの色に染まってしまったような・・・
というか、そんな生ぬるいモノじゃなく、
巻き込まれて圧倒されて、
全てかっさらわれてしまった、というような(笑)。
メンバーは泉谷さんとギターのお二人なのに音も一番ラウドで(笑)。

最初からもう、泉谷節を連発(笑)。
「邪魔しねーで黙って座って聴いてろ!
どうせ手拍子なんかしたって合わねーんだからよお!!」
「俺を呼んだこと後悔させてやるからな、コノヤロー」
などなど(笑)。

黙って聴いてろ、と言った割には
ある曲の「そこから跳べ!」というフレーズでは
「黙って聴いてろって言われてもよー、普通跳ぶだろっ!」
「2階のヤツら何やってんだよ、そこから跳べっ!」
なんてもうメチャクチャな(笑)。
そのあたりからほぼ総立ちで。
震災に関連した辛辣な言葉が並ぶ楽曲もシャウトしたり。

そして4~5曲目くらいで歌われた名曲「春夏秋冬」。
オリジナルよりもロックにアレンジされていてかっこよく、
単純に「楽曲としての良さ」がまず響いてきたのだけれど、
途中、泉谷さんから放たれた
(感動しすぎてこまかい部分はうろ覚えなのですが)
「今日のために歌え。
声に出さなくてもいいから自分に向かって歌え」というメッセージ。
それに促されてみんなで歌った
「今日ですべてが終るさ
今日ですべてが変わる
今日ですべてがむくわれる
今日ですべてが始まるさ」
というライン。
胸が熱くなる、素晴らしい光景でした。
イベントで、目当てではないアーティストのパフォーマンスに
これほど胸が熱くなることはそうありません。
ファンじゃなく、泉谷さんの曲もほとんど知らない観客を巻き込んで
楽しませ熱い気持ちにさせる、こういったライブができるからこそ
いまだに現役の「ライブアーティスト」なんでしょうね。

ラスト、「野生のバラッド」では曲の半ばで最前列のお客さんにギターを預け(笑)
とうとう客席に降りてしまった泉谷さん。
1階前方を歌いながら一周してステージに戻り、フラフラで退場(笑)。

■アンコールは両脇を美里とフミヤさんに抱えられながら泉谷さん登場。
「介護かよっ ! 」とか言いながら(笑)。
そして全員で(演奏はF-BLOODと泉谷さんのメンバーだった・・・でしょうか)
RCサクセションの「雨上がりの夜空に」。
ま、ほとんど全部泉谷さん熱唱でしたが(笑)。
美里はピンク色のタンバリンを叩きながら泉谷さんの横でとても楽しそうに。
曲が終わり、またフラフラの泉谷さんを今度は美里一人が抱えてステージ下手へ(笑)。

イベントでは出演アーティスト達の共演というのも楽しみの1つで、
そういう意味では今回は1曲のみだったので
「もう少し・・・」という気持ちもなくはないけれど、
でもそれぞれのアーティストが全く違ったスタイルで
それぞれに見ごたえがあり、
とても満足度の高いイベントでした。
何より、おそらく1994年のイベント『日本をすくえ'94』以来の
美里と泉谷さんがステージ上に並ぶ姿、
これを観ることが出来ただけでもファンとしては嬉しい。
「泉谷さんのバカヤローは愛の言葉」
と昔 美里がよく言っていたこともこの日思い出しました。
またいつかぜひ、2人の共演が観れたらいいですねー。


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4 コメント

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いいライブ! (ゆかり)
2013-07-01 08:20:28
おはようございます。
いいイベントだった様子が伝わってきました。
藤井フミヤさんファンが大多数のイベントで、美里さんのパートも総立ちになった様子に嬉しく思います。
定番曲ながら、今回のセットリストは美里さんの「想い」が凝縮された意味のある選曲でいいですね!
私は去年のライブハウスツアー以来、美里さんの生歌を聞いていないので、もう一度あの「声」を生で早く聞きたくなりました。
今年後半~来年あたりにツアーがあることを願ってます!
精力的に各種イベントに参加されている美里さんの声がファン以外の方々にも届くように願ってます。
今年の美里祭りの記事も拝見致しましたが、「参加しなかったことに後悔…」しています。
でもMakiさんの記事で様子が伝わってきましたので感謝です。
やっぱり私も美里さんが好きなんだぁ~と実感しています。

長々と失礼致しました。
返信する
あれから、もう2週間ですね。 (ちー)
2013-07-05 14:23:52
こんにちは。
実際に会場に居たので、あの場の様々な光景が鮮明に蘇ってくるLIVEレポート、とても楽しく拝見させて頂きました。
どのLIVEの時もMCのことまでなかなか覚えていられないので助かります。
TPOをちゃんと考えた美里のMC、今回も笑いをしっかり取ってましたね。

そして、私は気付かなかったけど、「いつかきっと」を選曲した意味、Makiさんはちゃんと分かっていらっしゃったんですね。さすがです。

美里とF-BLOODが素敵な歌を披露してくれた後、全部かっさらっていったのが泉谷さんで、私の記憶は彼の強烈なパフォーマンスと歌に制覇されてしまいました。。。
本当におかしかった。「飛べ!」の部分は特に。

震災のことが段々話題にならなくなってしまっても泉谷さんだけはいつまでも被災地と被災者の方々を応援し続けてくれそうな気がしました。(人任せじゃいけませんが・・・)

長文になってしまいましたが、最後に・・・
直前に勝手なお願いをしてスミマセンでした~。理由は返信に書いたとおりです。

次の須賀川まで2週間ですね。

これからもブログ楽しませて頂きます。
レポートありがとうございました!!
返信する
>ゆかりさん、 (Maki)
2013-07-06 00:34:08
こんばんは。
お返事遅くなりました~。
今回の会津若松のイベントは、誰のファンだとかそういうこと以前に
全体的にとても良いライブでそういう中で美里のライブも観れて、
ファン以外の方にも盛り上がってもらえて
すごく嬉しい気持ちでした。
美里はとにかく「言葉のひとつひとつ」がきちんと聴こえるヴォーカリストなので
きっと会津の方たちにも美里の言葉と想いは届いたんじゃないかなー、と思ってます。

美里祭りの記事も読んで頂きありがとうございます !
社会人になると自分の思い通りに休みを取ることも難しくなりますけど
またゆかりさんも美里ライブに参加できますように~。

ではでは、また☆


返信する
>ちーさん、 (Maki)
2013-07-06 00:35:11
こんばんは !
コメントありがとうございます~。

会津若松の今回のイベントはすごく良かったですねー。
思い切って会津まで足を運んで良かった !
美里の、歌はしっかり聴かせてMCは地元ネタも入れつつ笑いも取るあたりに
改めてプロフェッショナルさを感じました。

今回はF-BLOODのお二人ももちろん素敵だったし、
泉谷さんのあのパフォーマンスを観ることができたのも感動でした~。
※泉谷さんに全て持っていかれた感がありますが(笑)。

例の件はお気になさらずに。。。
こちらこそどうもスミマセン。
2週間後の須賀川も楽しみましょー。

ではでは。
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