m-memo

渡辺美里さんfanブログ。

■2015/10/17(土) 青森Quarter セットリスト&ライブレポ

2015-11-18 23:59:31 | ライブ 2011-2015
■こんにちは。
またまたひと月以上経ってしまいましたが青森公演のライブレポです。
※セットリストは文章のあとに少し間を空けて明記します。

●渡辺美里 日本全国ツアー 30th Revolution
2015/10/17(土) 青森県青森市・青森Quarter



■10月、3週連続美里ライブの締めくくりは青森。
(札幌と青森の間にはポール・ウェラーの来日公演も !
こちらもジャム時代から最新作まで網羅した内容で、それはそれは素晴らしかったー !
ウェラーのファンになったきっかけの曲まで聴けて感涙 )


■ずいぶん前から青森出身の美里友達に、
「30周年は美里のことだから全国ツアーがあるはず。そして必ず青森公演もあるはず。
その時は絶対に青森に行きますよ」と約束をして「青森貯金」まで始めた私(笑)。
そして47都道府県ツアーが発表になり、この日、本当に青森までやってきました!

ずっと楽しみにしていた青森なので朝から夕方前まで弘前の街を自転車で走り回り、
ダッシュで青森駅に戻りライブハウスへ駆けつけるという我ながらすごい満喫ぶり(笑)。
(Instagramに写真を沢山Upした通り、弘前も青森も本当に素晴らしかったです)

■青森での美里の単独公演はずいぶんと久しぶりで、
だからこそずっと待っていたファンの熱というのがものすごく、
1曲目の「サマータイム ブルース」からとんでもない熱気。
1つの曲の中で何度も何度も「ウォーッ!!」という歓声と拍手。
大事な友達の出身地で一緒に美里ライブを観れる嬉しさ、
会場全体の美里への思いの強さに1曲めから涙。
そのあとも曲が始まるたびに大きな歓声、曲の途中でも幾度となく沸き上がる拍手。
こういう「熱」は、これまでの美里ライブで初めての体験でした。

東京など、大都市のライブ慣れしている土地では
もちろん大いに盛り上がるけれど定型通り、ということが多い気がします。
でも青森の方たちはイントロが流れて「あ、この曲嬉しい ! 」と思えば歓声をあげ、
美里のヴォーカルやバンドの演奏が凄ければ、曲の途中だろうと惜しみなく何度も拍手。
この素直で熱いファンの反応、それだけで胸が熱くならずにはいられないし、
美里も驚いて、ただでさえ大きな目をより丸くしたり(笑)。

■冒頭からそんな状況で「今夜も素晴らしいライブになるはず ! 」と確信したのも束の間、
ある時点で空気が一変しました。

最初の簡単なMCのあと「大事な曲を・・・」と歌われた「10 years」、
そしてだんだん肌寒くなってきた青森にはピッタリの、これも一際大きな歓声があがった「BELIEVE」。

ここで美里の表情が突然険しくなり、
客席後方に向けてダメ出しするように指をさしたり、ステージ袖にも合図を送ったり。
特に音響が悪いわけでもないし何だろうなあ・・・と不可解に思っていたところ、
このあとのMCで「いまケータイで撮影してる人いましたよね ? 」という予想もしなかった言葉。

みんなを嫌な気持ちにさせてしまって申し訳ないけれど・・・と前置きした上で、
今の時代ケータイで誰でも気軽に写真を撮れる。
物や建物なら良いかもしれませんが、もちろん確認が必要な場合もあるけれど、
人にカメラを向けるのはマナー違反だし、撮られるのが嫌な人もいます、と。
そして毅然と、「撮った方は自分で分かってますよね ? 削除してください」。
きっと美里には撮影した人が見えていたのでしょう。しばらく待ってもう一度「削除してください」と。

こういったことは残念ながらどんな場所でも起こり得ますし、
目に入ってもスルーしてしまうアーティストもいるかもしれません。
すし詰めのライブハウスではスタッフが注意しに行くこともできませんし。
しかし、良くないことは良くないことと、自分の言葉できちんと注意するのが美里。

観客のなかにはもしかすると「そんなこといちいち言わなくても・・・」と思った方もいるかもしれません。
ですがそれは、一度として同じものはないライブを大事にする美里だからこそ。
目をうるませて唇を震わせながら話す姿を見て、
一番傷ついているのは美里なんだろうな・・・と苦しい気持ちになりました。

■ただ、すぐに切り替えてその一件は引きずらず、
その場をあっという間に楽しい空気に戻すところはさすが。
青森の新しいブランド米の話、
市場でりんごを買って自宅に送り、おまけで頂いた2つは楽屋で剥いてみんなで食べたこと、
そして青森県民のソウルフード「イギリストースト」のこと(笑)。
イギリストーストは一緒にライブを観た青森出身の友人が美里へ差し入れしたものを
美里がわざわざステージに持ち込んで紹介 !
その友人にとってもたまらなく嬉しい出来事だったはずですし、
地元の皆さんにとっても嬉しいであろう話題(笑)。
「トーストしてないのにイギリストーストとはいかに !? 」
という美里のツッコミに会場からはどっと笑いが。

■美里のそんな配慮で会場はすっかり和やかなムード。
青森で聴く「青い鳥」は、自分がその日に見てきた青森の風景とも重なり、
何だか切ないような、でもあったかいような、美里のライブだけで感じる独特の気持ち。
こういう歌を聴くと、ライブのために遠方へ出かけても、
ライブを観るだけで帰ってくるのではなく
限られた時間でも自分なりにその土地を感じてからライブに参加したいなあ、と思います。
その土地の空気に触れてから聴く美里の歌は、また違った響きを持って届きます。

■ライブ後半、私が観ている中では久しぶりの「IT'S TOUGH」 !
単独ライブとしては1993年以来のようですが、
美里は1987年のSKIP TOUR以来と思っていたようで(笑)、だから「IT'S TOUGH」 !
そしてもう、ここからは怒濤の流れ。
「涙を信じない女」、今回のツアーで定番になっているイントロでの美里の水吹きもこの日は2回~(笑) !
バンドの演奏、美里のヴォーカルは言うにおよばず、
完全に音の中に入ってマラカスを振る姿も、マイクスタンドさばきも、
何だかもう回を重ねるごとに凄まじさを増してきていて全てにゾクゾク。

そしてまた、美里のライブにかける思いの強さというのもその歌声からビシビシ伝わってきて。
ファンになってからずっと、今回のツアーでももちろん、
それは十分感じ取って分かっているつもりでしたが、
この青森公演ではさらに「美里の思いの強さが」胸に深く突き刺さってきて、
感動というよりは改めて衝撃。
本当に200%、全身全霊で歌っていることが
歌声からも言葉からも表情からも、仕草の1つ1つからも伝わってくるんですよね。

いつの時も変わらない、この「美里の本気」にココロが震え、本編後半ではシビレまくり、
「My Revolution」からアンコールの最後までは気がつくと目から勝手にじわりと涙が。

ソールドアウトの地方公演によそ者の自分が入り込むことには
いつも申し訳ない気持ちを伴い、この日もそうでしたが、
だからこそより、この夜の素晴らしいライブに参加できたことに感謝します。

















【セットリスト】
01. サマータイム ブルース
02. 青空ハピネス
03. Long Night

04. 10 years
05. BELIEVE

06. 青い鳥
07. ムーンライト ダンス

08. 点と線
09. IT'S TOUGH
10. 今夜がチャンス
11. 涙を信じない女
12. 虹をみたかい
13. My Revolution
14. オーディナリー・ライフ

(アンコール)
01. 始まりの詩、あなたへ
02. 夢ってどんな色してるの
03. 恋したっていいじゃない
04. ここから


【バンドメンバー】
Sound Direction / Percussion & Synthesizer Programmer / Saxophone : Spam Kasugai
Guiter : 設楽博臣
Bass : 澤田浩史
Drums : 松永俊弥
Keyboards : 真藤敬利


最新の画像もっと見る

コメントを投稿