花工房 blue camel

プリザーブドフラワーのこと、野菜や花達との暮らし
感じるままに・・・

紫とピンクの仲

2007-07-31 | プリザーブドフラワー
朝6時半ころから蝉達の大合唱。
ミンミン、シャイシャイ~。
最近の私は、かれらの極限の生命力で目を覚ます日々です。
と言ったら聞こえは良いのですが、
個人的にここまで凄いと快しとはできないのが現実。
でも夏というのは早いもの、
気づいたら「つくつくぼ~し」になっているのでしょうね。
そうなるとあっという間に蜩が鳴き、夏の終わりを告げる。
それもまたちょっとさみしいです。

さて今日の写真なのですが・・・。
こんな暑い夏は、生花は日持ちしませんよね。
お中元用でご依頼いただいたプリザーブドのリースです。
受取られる方の趣味をきいているので、比較的さくさくできました。

紫やピンクがお好きだということなのですが、
この色の組み合わせは各色の彩度や明度を間違えると
「夜のネオン」の雰囲気に様変わりするまさに難しいところの
きわどい色使いなのです。
でもそこを挑戦するのがまた楽しい。
「夜のネオン」にならないようにならないように・・・・。
喜んでいただけるかな~。
後日、お声を聞くのが楽しみです♪

どうでもいいことですが、私の愛車、車検から帰ってきました~。
代車の車はアクセルの感触もすごく良く走りやすかったですが、
やはりこうして自分の車に乗るとほっとします。
愛車の名前は「むっちゃん」。
ナンバープレートのひらがな箇所が「む」。
時々「むっちゃん、いつも命を守ってくれてありがとう」と声をかけます。
車に血は通っていませんが、むっちゃんを大切に乗ろうと思う気持ちに
全てが繋がっていくのだと信じています。
ちゃんと整備してもらったことだし、
共にいいドライブをしていこうね、むっちゃん!

マリア様の黄金の花、その名前は

2007-07-29 | 夢庭の花つづり
朝は少し曇りぎみ、
でも昼から徐々に太陽が顔を出し
夕方になっては強烈な西日。

連日、「日本の夏」を感じています。

梅雨のあいだはナメクジが発生していたために
全く咲かなかったマリーゴールドですが、
梅雨明けした途端、蕾がどんどん膨らみ始め
花を咲かせてくれています。嬉しい限りです。

長い間待ったかいがあるな~としみじみ眺めていたら
ふら~りふら~り先ほどからお庭を飛んでいる蝶が
マリーゴールドに、あっ、とまった!

ちゅうっとストローを伸ばし蜜を吸い始めたのです。

「このこ、私達が何もしないってわかっているのね」

久しぶりにチョウのストローがくるくるっと巻いて
戻る姿を近くで見ることができましたよ。

それからカメラを抱えて、そ~とそ~と近づく。
わたしの心臓はトクトク高鳴り、手に汗握りながら、
「ぱしゃり」。

チョウは心を許してくれているのか
暫くおとなしくしていて
間近の撮影を許してくれました。^-^
それとも???
意外にもおしゃまなチョウだったかもしれません。

このバニラのマリーゴールドが気に入ったのでしょう。
そのあともしばらくどこかへ行ったかと思ったら
また戻ってきていましたよ。

マリーゴールドは
聖母マリアの祭日に咲いていたため
「マリア様の黄金の花」と呼ばれていたのが由来のようです。
神秘的な由来があったんですね~。

メキシコ原産のようですが、インドで首飾りによく用いられるそうです。
ドライになっても持ちそうですものね。

こうして調べてみれば、身近な花でもまた新鮮に感じられていいですね。


ローズメリア ~パリに恋して★~

2007-07-28 | プリザーブドフラワー
今日はトイレを模様替え。どんな感じでいこうかな?
あれこれ試してみますが、なかなかピンときません。

そこで思い切って大きなパリの地図を飾ってみたところ・・・
フランスのトイレ!に様変わり。(って多分私だけ)

そしてそこから私のこころはフランスモードに。

ちょっと色を抑えた品のあるふわふわドレスを着て、
淡くかわいいカラフルなマカロンをほおばる
マリーアントワネットを勝手に想像しながら
プリザーブドフラワーでローズメリアを作ってみました。
(写真/花工房blue camel)

そもそも私のマリーアントワネットのイメージというのが
豪華絢爛ではなく、意外にシックでアンティークな感じ。

ということで淡いピンクとジュリア(薔薇)の少し強めの色を
ミックスしてみましたよ。
巻き上げのリボンはあえてサーモンピンクで。

もう一色足しても良かったのですが、混ざりすぎると逆にイメージから
離れそうな気がしてやめました。

ちなみにこれはコサージュなのですが、
頭のヘッドドレスにしてもステキだと思います。

またフレームに固定して壁掛けなどでもお洒落に楽しめそう。

メリアは永遠の人気もの。
リリメリア、ローズメリアとありますが断然ローズメリア派です。

花びらがちぎれないように、
花びら一枚ずつ丁寧にワイヤーをかけていきます。
とても集中力と根気のいる作業ですが、
こうやって出来上がったのをみるととっても嬉しいものです。

このかわいさを誰かに見て欲しい!と思い、ブログにのせてみました。
立体感が伝わりにくくて残念ですが、雰囲気だけでも感じて
いただけたら嬉しいなと思います。

ちょっと疲れたけど、心はとっても満足です。

プリザーブドフラワーだから
海外ウェディングにも向いていますし、
コサージュとして何度も楽しめます。

今、花工房bluecamelのホームページを作成中です。
気になる方はどうぞお気軽にご連絡下さいませ。
心からお待ちしています。

Good Sun Cafe

2007-07-27 | 心燻るひととき
お友達とフランス料理のランチに行った後、
帰りに「Good Sun Cafe」へ。
実はこのカフェ、実在するお店ではなく
私が勝手に名付けた空間なのです。

え???ですよね。

お友達の中に
珈琲や器になみなみならぬ愛を持って暮らしている方がいて、
その方のアンティーク漂うお家で自然あふれるお庭を見ながら
趣のある器で美味しい珈琲をいただく、
その時間を「Good Sun Cafe」と呼んでいるのです。

呼称の由来はもちろんその方にあります。
心地いい光を照らしてくれる、五月の太陽の様な人です。

スィーツは福岡市東区青葉にある「くるみの木」
私は桃のデザートを頂きました。
ほんのり卵を感じさせるふわふわスポンジと
丁度良い甘さの純白なクリームが旬の桃を優しく包みこみ
口の中で広がる美味しさは素敵な素敵なハーモニー。
心はもうすっかりピーチ姫。うっとり・・・。

そして
生豆から丁寧に煎られた、とても心のこもった珈琲を頂く。

強めに焙煎された大人の香りがカフェの時間を
ぐっとぐぐっと盛り上げてくれました。

昨日よ、戻って来ておくれ~

太陽の光をたくさん浴びて

2007-07-25 | 夢庭の花つづり
梅雨の影響で、野菜が暫く成長をとめていましたが
ここ連日の晴れで実をつけはじめました。
今日はこんなに収穫できましたよ!
野菜たち、ありがとうね。
さて梅雨があけたので、
虫たちとのいたちごっこの始まりです。

トマトは完熟迄待っていると虫達に先に食べられてしまうから
少し青みを残していても採取します。
そしてお部屋で完熟を待つのです。
少し形が小さいのは梅雨のせいかな。それとも品種?

胡瓜は食べられるというわけではないですが、
葉裏にアブラムシが来始めたのでマメに退治!
近くにアリの巣でもできたら大変です。

ピーマンは穴あきがちらほら・・・。
何やら中の種に虫達は用があるみたいで。
食べるならどれか一つに決めて欲しいものです。

ししとう苗はピーマンによく似ているのですが
比較するとあまり虫はついてないかな。

オクラはこれからこれから。

農薬はまきたくないから形が悪くても
虫が寄って来てもガマンガマン。

とてもいい土の畑にはあんまり虫が来ないとか。
私の畑も早くいい土になればいいな~。

今、野菜が小さい割にとても高くなっていますね。
梅雨や台風が影響しているのでしょうか。

でも私の畑も成長を始めたし、
あと2週間もすれば価格は安定してくるような気がします。

子供の頃はとうもろこし以外
野菜の味を楽しむなんてことありませんでしたが、
大人になって苦みも歯ごたえも
美味しく思えるようになりました。

さて今日の晩ご飯は何にしましょう!


アシンメトリー

2007-07-25 | 心燻るひととき
梅雨明けし、日増しに「日本の夏」が迫ってきました。
今日なんかは風もないので、まさに暑さだけが迫ってきます。
庭には子供の傘の先端で土をほじったような大きい穴がぼこんぼこん。
そうです、夏の風物詩、セミ。
眠りから目覚めたセミたちは空蝉だけ残し、どこかへ行ったよう。

石垣島出身の知り合いがいるのですが、子供の頃せみを捕まえて
食べていたそうです。沖縄には未知の世界がたくさんですね。

ここ2日は仕事関係ではたはたしてました。
今日はゆっくり。
こんな暑い日はアイスコーヒーでもと思うのですが、
美容や身体にいいお茶を飲もうと思い
「万年茶の時間」をすごしています。

ふるさと万年茶
私の大好きな風雅巻(海苔菓子)のお店で
販売されており、最近ではお菓子よりお茶を買っている方が多いです。
風雅巻は有明海の海苔にカシューナッツや大豆その他色んな豆類が
挟まっていて、とても食べやすく贈り物にも適したお菓子です。
買うとき、私は太宰府まで足を伸ばすのですが、
福岡の中心地天神の「岩田屋」の地下でも販売してます。

そしてお茶セットが入っているかご、
これはエコクラフトといって原材料は「紙」。
何だか楽しそうなので、作ってみましたよ。

しかし!
本を見ながら作ったはずなのに深く考えず寸法してしまい、
実はかごの持ち手の色が左右違うのです。
本通りに作るのが苦手な私。(まるでインド人!)
自己流で途中から作り出す性格が災いしこんなことに。。。
とほほ。反省です。

もう少し慣れて来たらもっとレベルの高いものを作りたい!!
と思っています。
まだまだ手元が拙いですが、あたたかく見守って下さいね。

棚田100選 東峰村の美しい風景(3)

2007-07-22 | 四季彩りて
くもりぞら、理想的なお天気ではありませんが
毎週末雨が続き暫くお出かけできなかったのでいざ出陣!
「東峰村(とうほうむら)」に行って来ました。

福岡に住みながら、こんなところがあるなんて知らなかった~。

「棚田」を見に来る人なんてあまりいないのでしょうか。
殆ど車もなく、すいすいで辿り着きました。
ご覧の通り、観光客もなく景色を独占。ゆっくり楽しめましたよ。

「もう少し時期が早いと水のきらきらがもっと綺麗に見えたね」と
だんなさんは言ってましたが、美しい棚田に癒され私は十分満喫です^-^

日本古来の棚田の中にたくさん素晴らしいものを
五感を通して得ることができました。

その後「秋月」に寄ろうかと思いましたが、天気も崩れ出したので
それはまた今度のお楽しみにとっておくことにしました。

道の駅で美味しそうなもろみを買ったので
ぎんぎんに冷やした菜園の胡瓜といただくのがとても楽しみです。

帰りに素敵なハーブガーデンを見つけ、ちょっと寄り道~。
かわいいアロマポットとオイルを買いましたよ。

今宵、ローズウッドの香りに抱かれて眠りにつく私♪
わくわくして、逆に興奮で眠れなかったりするかも???

迷宮美術館

2007-07-21 | 心燻るひととき
「迷宮美術館」という番組を知っていますか?
日本人がよく知っている王道の美術を伝えるのではなく、
その裏側の何となく聞いたことが観たことがあるような物事に
スポットをあてる番組です。

昨日は画家のコローがテーマでした。

コローは裕福な家庭に生まれ、家の跡継ぎになるものの
商売が嫌いなため飛び出しました。
そしてイタリアやフランスを写生しながら暮らすのですが、
絵は全く世間に認められません。
しかしお金がないからといって万人に受け入れられるような絵を
描くことはせず、彼はただ自分が「美」と感じるものを信じて、
自然の光を繊細なタッチで叙情的に描き続けました。
モネやマネ、ルノワールのような美しい色彩ではなく
渋くくすんだ銀灰色タッチのコロー。
受け入れられるにはやはり時間がかかったのでしょうか。
60歳にして「モルトフォンテーヌの思い出」
ようやく陽の当たる場所に辿り着くことができた時は
父親が死んだ後だったそうです。


一体「美」とは何でしょうか?

「歌は世につれ、世は歌につれ・・・」
音楽や美術はその時代の人々を如実に反映していますね。

変わっていくからこそ、
「美」も生まれてくるのかもしれません。

そこには「美」とは縁のなさそうな
政治や経済も奥底では深く絡まっている。
複雑な物事の積み重なり。

私にとって「美」とは・・・

心を動かされるもの、でしょうか。

しかしその芯は「迷宮」です。