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旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

上野から神田へ酷暑の散歩

2017-07-24 | 東京ぶらぶら散歩

2017年7月19日

久しぶりの東京ブラブラ散歩。

猛暑の続く中、わざわざ東京まで散歩しに行ったわけではなく、結果的に歩き回ることになった。

本来の目的は、神保町周辺で書店やスポーツ用品街をブラつくこと。

東北新幹線で東京駅に向かっていたが、列車に乗ってからこの便が上野駅にも停まるということが分かり、急きょ方針を変更して上野駅で下車。

東京都美術館で開催される「ボストン美術館の至宝展」を見に行く。

11:00 上野公園に到着したところで、美術館の催事案内板を堪忍したら、ナント「ボストン美術館の至宝展」は明日から開催だ。よく調べてこなかった!

急きょ変更した予定をさらに変更して、同じ上野公園内の「国立西洋美術館」に行くことにした。

                     ≪国立西洋美術館≫

11:20 JR上野駅公園口から歩いて3分。国立西洋美術館に到着。

外はすでに30度を超しているのではないかと思われる猛暑だが、こういう時、美術館は過ごしやすい。

受付けで並んでいる人も10人ほどで、スンナリ入場。

私の場合、先月からシニア料金になったので入場料も低額。実は、JR東日本の料金も「大人の休日クラブ(ジパング)」に更新したので、30%オフ。

年を取るとウレシイこともある。

先日テレビで見たばかりの「アルチンボルド展」を観賞する。

あまり西洋絵画を見ることはないが、シバシ「不思議な絵」を堪能。

12:40 館内のレストランの前を通りかかったら、空席待ちの列が突然短くなったのでスカサズ並ぶ。すぐに20人ほどが私の後に並んだ。

13:35 国立西洋美術館をあとにして、上野公園の涼しげな木陰を選んでブラブラ歩き出す。

買い物など、当初の予定は明日に回すことにして、ここからは「東京ブラブラ散歩」。

今回は、熱中症にならないように、木陰を選び、水を飲みながらユックリと歩く。

                      ≪不忍池≫

13:50 不忍池の蓮観察ゾーンに到着。蓮の花を間近に眺められるように、池に突き出した回遊式の遊歩道があった。最近できたのかもしれない。

ハスの花が咲き始めて美しい。これからが見ごろを迎えそう。

写真教室らしいグループが二、三組、撮影していた。

オバチャンのグループや若いオネエチャンのグループなど、みんな高級一眼レフカメラと望遠レンズを持った人たちだ。

私はコンパクトカメラなので、ちょっとばかりタジタジ。

14:00 蓮観察ゾーンを出発。

不忍池の周回遊歩道を時計回りに西に向かう。この間木陰の中だけを歩けるので、猛暑でも汗はあまりかかない。

                       ≪横山大観記念館≫

14:11 日本画の巨匠、横山大観の旧宅の辺りで不忍通りを渡る。

記念館は本日休業なので素通りし、今度は南下。

                       ≪旧岩崎邸≫

14:20 三菱財閥の創業家、旧岩崎邸に到着。

写真をニ、三枚撮ったら出ようと思っていたが、その場の成り行き上、ボランティアガイドの案内を受けることになった。40分以上かかるらしい。

私の入った組は、見学者が三名。ガイドも客もみな同年配。

非常にまじめなガイドさんで、外の受付前で延々と当時の経済の話。見学者も一線を退いたビジネスマンという感じの方々で、質問も飛び交って、スタート地点ですでに20分近い立ち話。

エントランスで「ウチワ」を貸してもらえる。つまり、ここは夏は暑くて冬は寒いようだ。

ここは、社会見学としては良いかもしれませんが・・・。

15:40 長い長い見学を終了して、旧岩崎邸を出る。受付で、近くの湯島天神への行き方を聞いたら、サッと地図を渡された。ここから湯島天神に行く人が多いようだ。

旧岩崎邸の洋館テラスから見えた建物の前を通過。

全室のエアコンの室外機が、外壁にズラリと張り付いている珍しい建物だ。

15:47 湯島天満宮(湯島天神)に到着。北側なので、ここは裏門かもしれない。

                      ≪湯島天満宮≫

さっそく天神さまにお参りして、休憩所で冷たいものを飲みながらクールダウン。

16:05 日もだいぶ傾いてきたので出発。銅製の鳥居をくぐって、さらに南下を続ける。

これまでの道のりは樹木の多いコースだったのでけっこう暑さを凌げたが、ここからは南北に延びるビル街の道なので炎天下を覚悟した。

しかし、夕方になっていたので、ほとんどが日陰で助かった。

16:30 神田明神に到着。男坂から入ったので、猛暑の石段登りはちょっとキツイ。

                      ≪神田明神≫

さすがに秋葉原電気街が近いためか、幟もちょっとハデ。

16:40 お参りを済ませて出発。最終目的地、昨日予約しておいたJR秋葉原駅のホテルに向かう。

16:55 アキバの電気街をブラブラと歩きながら、JR秋葉原駅に到着。

取りあえず駅に隣接するビジネスホテルに入って、冷房を全開。

クールダウンしながら今宵の行動計画を練る。

33度を超す猛暑ながら、木陰も多く、見学場所も多いなかなか良いコースでしたが、秋葉原の電気街だけが暑苦しい雑踏歩きでした。

【コースタイム】

JR上野駅公園口-(3')→国立西洋美術館-(15')→不忍池の蓮観察ゾーン-(11')→横山大観記念館-(8')→旧岩崎邸-(7')→湯島天満宮-(15')→神田明神-(10')→JR秋葉原駅

             歩いた時間:1時間10分

             歩いた距離:4.6km

              所要時間:5時間30分

               (国立西洋美術館で2時間10分、旧岩崎邸で1時間20分)


五大明王と帝釈天

2016-10-21 | 東京ぶらぶら散歩

久しぶりの「東京ぶらぶら散歩」は、一泊二日の旅。

2016年10月12日

9:47 東北新幹線で東京駅に到着。テクテク歩いて日本橋方面へ。

今回の旅の最大の目的は、日本橋の「三井記念美術館」で開催されている「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」の観賞。

                     ≪三井記念美術館≫

「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」の中でも、今回特に見たいと思っていたのが、松島の瑞巌寺五大堂の「五大明王像」。

通常は秘仏とされ、33年に一度だけ御開帳される。私は前回の御開帳を拝観していないが、次回は2039年となる。

今回は、瑞巌寺の歴史始まって以来の特別御開帳(東日本大震災復興祈念)となるので、イソイソと見に行ってきた。

展覧会場にいる間の大半の時間を、五大明王像の拝観に当てた。

不動明王を中心に、降三世、軍茶利、大威徳、金剛夜叉の五尊がすべて横一列に展示されている。

平安時代初期の作とは思えない、まるで最近造られたように美しいお姿だった。毎年、奈良や京都で仏像を見ているが、こんなに傷んでいない仏像は初めて見た。

いつもは、家から電車で20分の所にある仏像だが、今日は新幹線で90分かけてやってきた甲斐がありました。

平日の午前中なのに、けっこうな数のお客さんが見に来ていて、年配者が多いが若い人や外人さんもいた。

この展示会では、「秘仏 五大明王像」の他にも、松島瑞巌寺の寺宝や伊達政宗関連などの展示品が充実している。

書をたしなむ人々の来館も多いようだ。

「松島 瑞巌寺と伊達政宗展」は、11月13日まで。タイヘン良かったです。

午後からは、日本橋から「東京ぶらぶら散歩」しながら山手線沿いに神田まで移動。神保町の書店街や小川町のスポーツ用品街を歩きお買い物。

疲れたと思ったら26,000歩も歩いていた。本日は神田のホテルに宿泊。

2016年10月13日

一度は行ってみようと思いながら、今まで果たせなかったのが「柴又帝釈天」。

今度東京へ行くときは・・・と思いながら、なかなか行けなかった。

神田のホテルで目が覚め、カーテンを開けると天気が良い。今日こそ柴又に行こうと決めて、愛用の東京のウオーキング・ガイドを開いたら、ナント、柴又が載っていない。ガイドブックの圏外だった。

しかたなく、手帳の路線図を参考にしながら行く方法を検討したが、どれが効率がいいのか分からない。結局、

神田から上野まで山手線。

京成上野から高砂まで京成本線。

高砂から柴又まで京成金町腺。

と乗り継いで、11時ごろ「フーテンの寅さん」が出迎えてくれる「柴又」駅に到着。

駅前のインフォメーションで、この周辺のウオーキング・マップはないかと尋ねたら、「柴又七福神めぐり」のコース・マップを渡された。

「お客さんはどちらからイラッシャッタのですか?」と聞かれて、

「神田からからです。初めて来ました」と答えてしまった。まあ、神田のホテルから直行なので、間違いではないが・・・。

「柴又は都心からは遠いですからねぇ。何本乗り継ぎました?」

「ハイ、三本です」

と話が進んで、どこを歩いたらいいか、聞くのを忘れた。

     

とりあえず、表参道の商店街を歩いて、帝釈天に向かう。けっこうな賑わいだ。

 

               ≪映画フーテンの寅さん関連のお店≫

              ≪二天門とネコ≫

               ≪経栄山題経寺 帝釈堂(柴又帝釈天)≫

本来、大勢の参拝客がいたのだが、偶然撮らえた無人の瞬間。

帝釈堂に上がる階段が畳敷きになっていて、チョットうれしい。

帝釈堂をお参りした後は、裏側の木彫ギャラリーを見学(有料)。

「木彫のお寺さん」と言われるだけあって、見事な彫刻の壁でした。内容は、法華経の教えや花鳥風月など。

全面ガラス張りの鞘堂に風雨から守られており、見学コースは二段の回廊がある。(撮影可)

帝釈堂の木彫ギャラリーを見た後は、回廊を渡って庭園見学コース(有料)へ向かう。

回廊を回って庭を眺めることができる。大客殿の座敷には、横山大観の木彫下絵など書画も展示されている。途中で、無料のお茶を飲みながら休憩もできる。

                      ≪寅さん御膳≫

表参道のソバ屋で豪華な昼食。お土産に草ダンゴを買おうと思ったが、今日中に食べなければならない・・・ということなので、あきらめて佃煮をゴッソリ買った。

                    ≪矢切の渡し≫

一応、昼食の後は江戸川の河川敷まで行って、「矢切の渡し」を見学。

どうせ残すのなら、もう少し何とかならないのか・・・という感じ。

 

13:40 約2時間半の柴又散歩を終えて、柴又駅前に戻った。

もう少ししたら、「寅さんの像」の脇に「さくらの像」ができるそうだ。

近くの店のオネエサンに、「寅さんの左足に触ると良いことがあるよ」と言われたので、チョット恥ずかしいけれどスリスリしてきました。

これで、今回の「東京ぶらぶら散歩」柴又篇終了。

 

 

 


東京ぶらぶら散歩 上野から両国へ

2015-12-19 | 東京ぶらぶら散歩

2015年12月16日

二か月ぶりの「東京ぶらぶら散歩」。

またしても上野からの出発となった。

上野の美術館/博物館を見に行ったついでに歩く事が多いので、このところ隅田川界隈が多い。 

今回は、JR上野駅から浅草を経由して両国駅まで「完璧なオノボリさんコース」を歩く。

                     ≪東京国立博物館 平成館≫

東北新幹線を東京駅で降り、山手線で上野駅に戻って徒歩10分。

10:17 東京国立博物館に到着。

10月から開催されている「始皇帝と大兵馬俑」展を見学。

30年ほど前、仕事で中国に行っていたころは、中国でも日本でも「兵馬俑」なんて話題になっていなかったような

気がするが、いまや大注目。

   

              ≪第二展示場の兵馬俑レプリカ(撮影可)≫

第一展示場の歴史解説や陶器などには目もくれず、始皇帝の馬車(複製)や第二展示場の兵馬俑を丹念に見る。

一時間半ほど見学して上野の公園に出た。

                         ≪上野東照宮≫

12:00 東京国立博物館から上野公園内をぶらぶら歩いて、上野東照宮の前へ。

何度も前を通っているのに一度も入ったことの無い東照宮へ、今回は真面目に参拝。

日光東照宮と同じように、ここも金ピカでした。

東照宮脇のボタン苑は、なぜかここだけが紅葉マッサカリ。

12:20 上野駅公園口脇からパンダ橋を渡って浅草方面へ向かう。

橋の上は、周りに高層ビルなどが無いので眺めも良い。

今日は、冬とは思えないような暖かい天候なので、腰を掛けてお昼の弁当などを食べている人も多い。

パンダ橋を渡ってからは、浅草通りをヒタスラ東へ向かう。

                       ≪かっぱ橋道具街≫

12:40 浅草通りからチョット寄り道して「かっぱ橋道具街」に入り、30分ほどブラブラと店を眺めて歩く。

前から欲しかった鍋を見つけたので買いそうになったが、この後、鍋を持ってウオーキングするのは辛いので断念。

サンプルのお店は、相変わらず若い女性客や外人客で賑わっていた。

                          ≪東本願寺≫

 13:12 「かっぱ橋道具街」から少し東に入ったところで、「東本願寺」に立ち寄り。

                        ≪東本願寺 本堂≫

本堂の中は、大都会の真ん中に居るとは思えない静けさ。

阿弥陀如来の前で合掌した後は、しばし静寂の中で休憩。

13:25 再び浅草寺目指して出発。

                          ≪浅草寺≫

13:45 少し道を間違えたりしながら浅草寺に到着。

相変わらず外人さんばかりで、何か場違いなところに来てしまった様な・・・・。

14:15 けん騒の浅草寺を抜け出して、花川戸を5分ほど歩いて隅田川へ出た。

上野から真直ぐ東向きに歩いて来たが、ここからは隅田川沿いに真直ぐ南向きに歩く。

14:20 「吾妻橋」から対岸に渡り、さらに南にマッシグラ。

14:45 本日の最終目的地「江戸東京博物館」に到着。

新幹線の中で駅弁を喰って以来、食事をしていなかっらので、一目散にレストランに行く。

15:30 レストランで食後のコーヒーを飲みながらノンビリ読書などしてしまったので、入館が遅くなってしまった。

こういうトコロが私の好みかというと、「チョット場違いだったかなぁ~」という感じだが、一応、今回のコース設定の

終点にしてしまったので、観覧料600円分見てきました。

一時間ほど見学。その後、二ヶ所のミュージアムショップでかなり悩んだが何も買わず。

                       ≪JR総武線 両国駅≫

17:15 JR両国駅に到着。本日の「東京ぶらぶら散歩」終了。

 

本日のコースタイム

   JR上野駅-(10')-東京国立博物館-(10')-上野東照宮-(10')-パンダ橋-(20')-かっぱ橋道具街

   -(5')-東本願寺-(20')-浅草寺-(15')-吾妻橋-(25')-江戸東京博物館-(5')-JR両国駅

歩いた時間 2時間

所要時間 7時間

  


原宿駅から美術館巡り

2015-10-29 | 東京ぶらぶら散歩

2015年10月22日

久しぶりの「東京ぶらぶら散歩」です。

昨日、所用で東京に出てきて都内に一泊。

今日は、抜けるような秋晴れの下、若者たちや外人さんたちで賑わう表参道へ出てきました。

原宿から青山あたりで、美術館巡り。

                         ≪JR原宿駅≫

10:50 原宿駅前からスタート。

賑わう表参道を歩きます。

                          ≪表参道≫

                     ≪浮世絵 太田記念美術館≫

10:55 表参道から左の路地に入ると、「浮世絵 太田記念美術館」に到着。

今回は歌麿、英泉、北斎などの名品展。有名な作品が沢山展示されていて、見応え十分。

客の半分は日本人の大人たち、半分は欧米人の大人たち。表参道の通りとはやや人種が違う。

そのほか、少しおしゃべりがうるさいオバチャン二人連れが一組。

太田記念美術館をあとにして表参道をさらに進むと、通りはやがて静かな雰囲気に・・・。

                         ≪根津美術館≫

12:13 かの有名な「根津美術館」に到着。

今回は、財団創立75周年記念特別展 「根津青山の至宝」

門を入ると、趣のあるアプローチを通ります。

「茶道」の催し物でもあったのか、着物姿の女性が大勢いました。

そのせいか、茶碗などの展示コーナーではけっこう渋滞していました。

いよいよ秋の雰囲気が出て来た、根津美術館の庭園。

つづいては、御存じ「この方」の記念館。

                       ≪岡本太郎記念館≫

13:25 根津美術館を出て7~8分で、「岡本太郎記念館」に到着。

中に入ると、「岡本太郎」御本人がお出迎え・・・。

                           ≪一階のアトリエ≫

                           ≪二階の展示室≫

写真を撮ってもイイということなので、バシャバシャ撮りました。

                   ≪岡本太郎記念館のオープン展示スペース≫

岡本太郎記念館を出た後は、南青山でオジサンにはあまり馴染まない様なレストランで遅い昼食。

                         ≪渋谷駅前≫

14:40 渋谷駅前に到着。

約4時間の芸術的なお散歩でした。

 


東京ぶらぶら散歩 菖蒲篇

2014-06-06 | 東京ぶらぶら散歩

2014年6月4日

仙台から所用で東京に出かけたものの、用事は午前中で簡単に終了。

こんな時はいつも美術館巡りなどをするのだが、空を見上げれば花曇り。

花と言えばそろそろ菖蒲の季節だと思いつき、午後は菖蒲を愛でに行くことに・・・。

浅草から東武伊勢崎線に乗り「堀切駅」で下車し、荒川の対岸に渡って「堀切菖蒲園(葛飾区)」を目指す。

東京は、昨日まで真夏日が続いた様だが今日はそれほどでもなく、荒川土手の上は涼しい風が吹いて気持ちが良い。「ぶらぶら散歩」日和だ。

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                   ≪堀切水辺公園≫

「堀切菖蒲園」に着く前に、荒川の河川敷にも規模は小さいが菖蒲田があって、花は見ごろを迎えていた。

東京スカイツリーは、やや霞んでいるが目の前に見える。

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                    ≪堀切菖蒲園≫

菖蒲園は荒川沿いにあるものだと思って来て見ると、意外に住宅街の中。

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パンフレットによれば、堀切の花菖蒲は、安藤広重や歌川豊国の錦絵の題材にもなった江戸の名所なのだそうだ。

200種6,000株が植えられていて、種類ごとに名札が添えられている。

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6月1日から「堀切かつしか菖蒲まつり」が始まったばかりのようだが、結構見ごろ。

平日だと言うのに、大勢の見物客が江戸の花菖蒲を楽しんでいた。

入場無料。菖蒲まつりは6月25日まで。

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会場の前の住宅街には、「アジサイ通り」というのもあって、こちらもこれからが見ごろ。

江戸菖蒲を見た勢いで、もう一か所江戸の花園を見に行くことにした。

再び荒川の対岸に渡り、東向島へ向かう。

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                     ≪国指定名勝・史跡 向島百花園≫

江戸の史跡としては珍しく、商人が開いた庭園だそうな・・・。

初夏の花も丁度端境期で、「百花繚乱」とはいかないが「ホタルブクロ」は満開。アジサイやハナショウブはこれからが見ごろ。

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こちらの菖蒲田の規模は小さいが、池の縁に咲いているので趣がある。

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東屋の前に、大きな竹籠の様なものが・・・・。

何だろうと良く見ると、不思議な形の花が二輪。

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                           ≪トケイソウ≫

こんな花は始めて見た。

「とけいそう(時計草)」という名前の通り、文字盤も、長針短針も秒針もある。

小さな花が二輪だけなので、カメラを持った客が声掛け合って一人ずつ交代で撮影。

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江戸の趣に「東京スカイツリー」はジャマダと思う人もいるでしょうが・・・。

この「向島百花園」には、隅田川七福神のひとつ「福禄寿」が祀ってあり、すぐ近くの白髭神社は「寿老人」。

と言うことで、隅田川七福神巡りの逆コースをたどって浅草方面に戻る。

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                       ≪三囲(みめぐり)神社≫

隅田川七福神巡りでは、本来スタート点となる「三囲稲荷」(恵比寿神、大黒神)に到着。

この神社は三越のライオン像があることで有名だが、本殿両脇に鎮座しているおキツネさんのお顔の方が実にいい。

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やや垂れ目のおキツネさんの表情が、優しそうだ。

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                         ≪言問団子≫

今年の一月にこの辺りに来た時は、お土産に「長命寺桜餅」を買ったが、今回は「言問団子(ことといだんご)」を買った。