旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

衣張山を越えて名越切通へ

2018-02-28 | 旅行記

2018年2月24日

昨年の6月末に、「鎌倉七口」と言われる「切通」を巡るトレッキングを行った。

鎌倉七口とは三方を山に囲まれた鎌倉への入口で、狭い切通になっており鎌倉幕府の防衛拠点でもあったと言われている。

通常、「極楽寺坂切通」「大仏切通」「化粧坂切通」「亀ヶ谷坂切通」「巨福呂坂切通」「朝夷奈切通」「名越切通」を鎌倉七口と言う。

その時は、七つの切通のうち往時の面影の残る五か所を、一泊二日で回る予定だった。

一日目に、「亀ヶ谷坂切通」「化粧坂切通」「大仏切通」の三ヵ所をトレッキング、二日目に雨の「朝夷奈切通(朝比奈切通)」からスタートし、最後の「名越切通」に向かう際にドシャブリの雨となってしまったため断念していた。

今日は、そのリベンジで「名越切通(なごえきりどおし)」を見に行く。

 ※極楽寺坂切通は開発されて一般道になっていて、巨福呂坂切通は廃道となって通行不能のようだ。

                                                                                                  国土地理院

今日は、前回トレッキングを中断した鎌倉市の杉本寺をスタートし、衣張山ハイキングコース(平成巡礼道)を歩いて「名越切通」を眺め、逗子市の岩殿寺をゴールとするコース。

偶然だが、坂東三十三観音霊場第一番札所の杉本寺から第二番札所の岩殿寺を目指す、観音巡礼の旅となった。

              ≪坂東三十三観音霊場第一番札所 杉本寺(鎌倉市)≫

昨夜泊った大船駅前のホテルを出て、横須賀線で6分の鎌倉駅に到着。駅前に停車中の京急バスに飛び乗る。

8:45 杉本寺に到着。

杉本寺には昨年6月に来たばかりだが、一応、旅の無事を祈念して参拝。このお寺さんは、本堂内陣まで入れてもらえるが、ご本尊の十一面観音三体仏は暗くてお顔が良く見えない。

                     ≪茅葺屋根の本堂≫

この周辺には、浄妙寺や報国寺など見どころも多いが、今回はパスして先を急ぐ。

9:03 杉本寺を出発。

寺の前の金沢街道を向かい側に渡り、滑川沿いに4分ほどで道標が沢山ある十字路へ出る。

観音巡礼の古道などもあるようだが、今回はトレッキングを重視して衣張山山頂を通る「平成巡礼道」へまっすぐ進む。

最初は住宅街の細道を歩くが、間もなく林の中の地道になった。

歩き易く整備された山道を、ヒタスラ登る。

9:26 衣張山山頂に到着。

スタートの杉本寺からは、写真を撮りながら23分ほどで到着。平成巡礼道の入口からは、ちょうど15分。

標高120mの頂に立つ。1,200mの間違いではありません。

山頂からの見晴らしは抜群で、鎌倉市街や由比ガ浜、稲村ケ崎などが見晴らせる。今日は天気が絶好調だと思って来たが、霞がかかっていて右手に見えるハズの富士山はザンネン。江の島は微かに。

昨日の東京はかなり寒かったのだが、さすがに鎌倉は温かく、チョット登っただけで汗をかいた。パーカーのインナーを外す。

しばらく山頂を独り占めしていたが、団体さんがやって来てすぐに大賑わい。あわてて出発する。

9:38 衣張山山頂出発。

 

9:53 鎌倉逗子ハイランドの公園に到着。

住民の高齢化が進んでいるせいか、天気のいい土曜日だと言うのに遊んでいる子供たちの姿が全くない。

たまに出会うのは、犬を連れたお年寄りばかり。私もお年寄りですが・・・。

 

公園の柵沿いに進む。「関東の富士見百景」からも本日は富士山が見えず。

10:08 パノラマ台に到着。

コースを外れて右手に2,3分登ると、眺めの良いパノラマ台に至る。写真を2,3枚だけ撮ってすぐコースに戻った。

 

10:20 「お猿畠の大切岸」に到着。

崖下の遊歩道を、頭上を見上げながらノンビリ歩く。

お猿畠の大切岸は、かつて鎌倉に沢山の寺院を立てた際に、石切場として使われたようだ。つまり、人口の断崖と言うことか・・・。

遊歩道の最後まで歩いて石段を登り、先ほどまで歩いていたハイキングコースに戻り、大切岸の崖の上を進む。つまり、大切岸を一周半歩いたことになる。

 

大切岸を離れて間もなく、石廟二基の前を通過。

法華宗と刻まれた大岩がコースの真ん中に・・・。

10:39 今回の旅の最大の目的地、「名越切通(なごえきりどおし)」に到着。

さっそく切通を歩く。

歩き出してすぐに、左側に「まんだら堂やぐら群」の入口を見つけた。「本日公開中」(2月24日~3月21日の土日月祝日のみ)の張り紙があるので、見学して行く。

10:46 「まんだら堂やぐら群」に到着。梅も見ごろ。

13世紀後半から16世紀まで使われていた墓地のようだが、具体的なことは分からないようだ。

昨年見た大仏坂切通の近くにもやぐら群があったが、そちらは規模が小さい。

11:00 まんだら堂やぐら群を後にして、名越切通に戻る。

上の写真が切通しの一番狭いところ。これでは、敵の軍馬が一気に攻め寄せることは出来なかっただろうと理解できる。

この切通だけには「名越切通 第一切通」の表示があるので、私は、第三切通から入ってきたようだ。

 ※ちなみに、第二、第三切通しの表示はない。

11:08 名越第一切通の末端に到着。この先は、すぐに亀ヶ岡団地の住宅地になる。

これで、鎌倉七口のうち目標としていた5カ所の「切通」を歩いたことになった。

ここで小休止。この近くからバスで移動することもできるが、まだスタートして2時間しかたっていないので、予定通り岩殿寺まで歩いてゆくことにする。

11:19 出発。今来た名越切通を10分ほど戻る。

 

11:29 石廟二基があったところのチョット手前を右に折れる。少し下ると法性寺の墓地に入った。墓地の中をヒタスラ下る。(注意:午後六時から翌朝七時までは閉門)

 

≪猿畠山法性寺(えんばくさんほっしょうじ)祖師堂≫        ≪法窟≫

11:33 法性寺の奥の院に到着。お参りして、さらに境内を下る。

 

ここの扁額には「猿畠山」とあり、その両脇を「猿畠山法性寺」の由来となった白い猿が支えている。

11:45 法性寺の山門を出発。

JR横須賀線と並走する県道205号線に出て、ヒタスラ南下。ずっと山道を歩いてきたので、車が怖い。

            ≪坂東三十三観音霊場二番札所 岩殿寺(がんでんじ)≫

12:03 今回の最終目的地「岩殿寺」の山門に到着。

受付けはなく、箱に拝観料100円を投入し合掌一礼して入る。

急な石段が長い。

 

        ≪観音堂≫                 ≪奥の院岩殿観音≫

観音堂に参拝して、裏に回り奥の院岩殿観音(いわどのかんのん)をお参りしようとしたが、崖崩落の危険があるため立ち入り禁止。

観音堂の前に戻り、ベンチで一人淋しく昼食のオニギリを喰う。境内には全くひと気がないので、やや不気味。

12:26 岩殿寺を出てJR逗子駅に向かう。

12:40 JR逗子駅に到着。切通を巡るトレッキングは無事終了。

絶景や史跡も多く、なかなか変化に富んだコースでした。

今回のコースタイム

鎌倉駅から杉本寺までは京急バスで約11分

杉本寺-(23’)-衣張山山頂-(15’)-ハイランド出口-(15’)-パノラマ台-(10’)-お猿畠の大切岸(一周10’)-(9’)-名越第三切通-(6’)-まんだら堂やぐら群-(7’)-名越第一切通-(25’)-法性寺奥ノ院-(27’)-岩殿寺山門-(15’)-JR逗子駅

                歩いた時間:2時間42分

                歩いた距離:6km

                 所要時間:3時間37分

昨年歩いた切通の記録はこちらから

     北鎌倉から切り通しを歩く(2017年6月29日)

     朝比奈切通から金沢街道を歩く(2017年6月30日)

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藤井寺の千手観音

2018-02-28 | 東京ぶらぶら散歩

2018年2月23日

随分と久しぶりのブログ更新となった。

今日は、東京国立博物館で開催されている「仁和寺と御室派のみほとけ展」を見学。

JR上野駅で新幹線を降り、9時10分博物館のチケット売り場に並ぶ。

9時30分の開館前とあって、並ぶ人も思ったほどは多くなく、開館から15分ほどで入場。

                   ≪東京国立博物館 平成館≫

京都の仁和寺には一昨年の秋に訪れているが、紅葉真っ盛りの時だったので外しか見ていない。

込み合う前に、仁和寺の秘宝、秘仏と言われるものを急いで見てまわる。

私の場合、書や絵巻物などはやや素通りに近い。

今回のお目当ては、何といっても「大阪 藤井寺の千手観音菩薩坐像」。

大手が40本、小手が1001本の観音様は、「見事」と言うほかない。

今回の展示では、仏さまの裏側まで360度回って見ることができるので、どうやって千数十本の腕が取り付けられているのか、構造が良く分かる。

当時の仏師の技術に、感動すら覚える。

会場には、通常一般公開されていない仁和寺の観音堂が再現されており、写真撮影OK。

二時間ほど、たっぷり堪能してきました。

「仁和寺と御室派のみほとけ展」は、3月15日まで開催。

昼飯は上野公園内で食べようと思っていたが、昼前だと言うのにどこも長蛇の列。

空腹をガマンして、食堂を探しつつ「東京ぶらぶら散歩」。

浅草通りを「仏壇屋街」を歩道から眺めながら「かっぱ橋の道具屋街」まで足を延ばす。

結局、歩いただけでどの店にも入らず、ラーメンで昼食。

                       ≪下谷神社≫

遅い昼食の後は上野駅に向かい、途中、東京で最も古い稲荷神社と言われる「下谷神社」にお参り。

「寄席発祥の地」という石碑があった。知らなかった。

今日はこの後、大船まで移動。一泊して、明日は鎌倉を歩く予定。

 

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午前大阪、午後京都

2017-11-29 | 京都・奈良旅行記

2017年11月22日

大阪・奈良・京都を巡る旅、三日目最終日。

8:27 奈良駅始発のJR大和路快速で、大阪天王寺に向かう。

昨日の生駒山・信貴山縦走で、身体はギシギシ・ボロボロ。

一昨日、天王寺駅の南側、阿部野界隈を歩いたので、今日は駅の北側、四天王寺界隈を歩く。午前中、軽く大阪を歩いて、午後京都に立ち寄ってから家に帰る予定。

9:02 天王寺駅到着。

コインロッカーを探したり、無理やり缶コーヒーを飲んで小銭を作ったりして時間を喰ったものの、ナントか北口から歩き出しブラブラと「四天王寺」を目指す。

 

                   ≪四天王寺庚申堂≫

 9:30 10分ほど歩いて、四天王寺庚申堂に立ち寄ってお参り。この辺りも、もとは四天王寺の境内だった様だ。御本尊は青面金剛童子。

庚申堂の脇門から出ると、すぐに四天王寺らしきお寺さんが見えてくる。

9:52 庚申堂から数分ほど歩いて「和宗総本山 四天王寺」に到着。

 

手水舎は、今時珍しいガチャコンポンプでした。大阪でもガチャコンと言うのかどうか分からないが・・・。けっこうスムーズに水が出て来た。

今日22日は、聖徳太子の月命日。「太子忌(たいしき)」として四天王寺の縁日。何と拝観無料。

四天王寺は、聖徳太子の七大寺と言われる日本で一番古いお寺のひとつ。

                    ≪左から講堂、金堂、五重塔≫

五重塔に上がって見たかったが、昨日の生駒山縦走で太腿パンパン。下りで転びそうなのでヤメた。

回廊の内側(いわゆる四天王寺式伽藍配置)だけを、1時間ほど見て帰るつもりだったが、もう二度とこない可能性もあるので、回廊の外側も見て行くことにした。

                                    ≪石舞台と六時堂≫

 

                    ≪縁日の出店≫

回廊を取り囲むように、出店が沢山あって賑やかだ。衣料品や食料品、美術品や骨とう品、得体の知れない雑貨品やら中古品など、何でもあって面白い。

ショウガがピリピリ効いた甘酒を飲んで休憩。唯一の縁日気分を味わう。

石の大鳥居をくぐって四天王寺を出る。約1時間40分ほど長居をしてしまった。

いったん西に出て、天王寺公園にそって天王寺駅に向かう。

 

                    ≪堀越神社≫

11:42 数分歩いたところで、堀越神社に参拝。

一生に一度の願いを聞いてくださる神様だそうです。一生懸命お祈りして来ました。

11:52 天王寺駅に到着。

コースタイムを書くほどの道のりではありませんが、天王寺駅を出て戻るまで、所要時間は2時間半。このうち、四天王寺の見学に1時間40分(1時間あれば、十分に拝観可能)。

天王寺駅からは、地下鉄で新大阪駅に移動、新幹線で京都に立ち寄る。

13:10 京都駅に到着。

京都には、京都国立博物館で開催されている「国宝展」を見に立ち寄った。

京都駅は相変わらずの大混雑で、構内のコインロッカーは全く開いていない。なにしろ登山用の装備なので、リュックやカメラ、着替えなどは駅に置いていきたいところだが、外人さんたちが必死の形相で空きロッカーを探しているのでアキラメた。

 

                 ≪京都国立博物館 国宝展≫

14:00 路線バスで国立博物館に到着。なんとか、ここの仮設ロッカーに荷物を預け、入場待ちの列に並ぶ。待ち時間40分。 

 

仏像と絵画、そのほか曜変天目茶碗や火焔型土器、縄文のビーナスだけを見て退出。

16:00 京都駅に戻ろうと思って博物館・三十三間堂バス停に行ったら長蛇の列。やっとバスに乗っても大渋滞で、数分で着くハズが、50分もかかってしまった。

秋の京都に来てしまったのが間違いだった。

どうにか新幹線には間に合ったが、一時も早く、大混乱の京都から逃げ出したい。

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生駒山から信貴山へ縦走

2017-11-27 | 京都・奈良旅行記

2017年11月21日 二日目

朝、ホテルの出発が予定より1時間も遅れてしまった。

今日は、生駒山から信貴山まで縦走するつもりだが、昨日、氷雨降る大阪阿倍野を長時間歩き回ったので、やや風邪気味。

今回の旅の最大の目的は、信貴山の朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)を見に行くことで、最初の計画では大阪側からスタートして「恩智越・信貴山朝護孫子寺コース」を歩くつもりだったが、宿が奈良駅前になったので、直前に「生駒山・信貴山縦走コース」に変更した。私にとっては長距離なので、ユンケルを飲んで気合を入れる。

近鉄奈良駅から、朝の通勤通学で込み合う快速急行で生駒駅に移動。

 

    ≪近鉄生駒ケーブル 鳥居前駅≫

8:30 生駒駅に隣接する「鳥居前駅」から近鉄生駒ケーブル(宝山寺線)に乗る。

8:35 宝山寺駅へ到着。予定ではここから生駒山頂目指して登山開始の予定だったが、出発が遅れたのと風邪気味なのを考慮して、宝山寺駅からケーブルを乗り継いで生駒山上駅まで楽することにした。

山上線の始発まで時間があるので、取り合えず「宝山寺」にお参り。

 

両側に料理旅館が並ぶ長い長い石段をヒタスラ登る。こんなところの旅館にも、中国人の団体が泊まっているようで、朝から賑やかな声が飛び交う。中国語のガイドブックに載っているとは思えないが・・・。

                       ≪生駒山 宝山寺≫

10分ほど急な石段を登り詰め、宝山寺の本堂前に到着。今日のトレッキングの安全を祈願する。時間がないので、すぐに宝山寺駅に戻る。

長い長い石段を下りながら、お参りの後、そのまま山頂まで歩いた方が効率的だったのではないか・・・と、やや後悔。

9:09 山上線始発の上りケーブルに乗って、生駒山上駅を目指す。生駒山上遊園地で働く人々なのか、通勤風の客でけっこう混んでいた。

 

       ≪生駒山上遊園地≫                ≪テレビ塔群≫

9:16 生駒山上駅到着。

ここで大問題が発生。生駒山縦走の地図が無い。二日前にコースを決めたのだが、その時参考にした近鉄「てくてくまっぷ」をプリントしてくるのを忘れた。

ほかの客たちはサッと散って行ったが、私はドッチに行ったらいいのか分からない。いくら探しても登山道や遊歩道といった道標が見当たらない。遊園地のスタッフに聞いても知らないという。

まあ、信貴山まではヒタスラ南下することになるので、一応、南を目指す。林立するテレビ塔を見上げながら、遊園地を抜け出る。

                                  国土地理院

9:30 地道に出たところで、やっと登山用の道標を発見。

しかし、ここでまた問題。最初に目指すのは暗(くらがり)峠という所だが、道標によれば「左 暗峠近道(足元注意)」「右 摂河泉コース 至 生駒縦走コース」とある。どちらに行けばいいのでしょう?

シバシ考えた末、計画通り生駒縦走コースを目指すことにして、右のコースをとる。

9:32 生駒山・信貴山縦走トレッキング開始。信貴山の朝護孫子寺が最終目的地だ。

9:37 舗装道路下のトンネルをくぐる。

トンネルの先は急な下り坂になっていて、10分ほど下ったところで、「これは何か変だ」と気がつく。たまたま下からオバチャン二人組のハイカーが上って来たので道をたずねたら、「このまま下ってはダメ。戻った方がイイ」らしい。下って来た急坂を今度は必死に登る。

結局、オバチャンのアドバイスもあって、このトンネルの左側の法面を強引に登る。

「間違ったらゴメンね!」と何度も念押しされながら道路に出て見ると、けっこう立派な舗装道路。これが、「信貴生駒スカイライン」だと気がつく。これで解決したわけではないが、取りあえず車道を左へ進む。この段階で、貴重な20分と体力をロス。

 

     ≪信貴生駒スカイライン≫              ≪パノラマ展望台≫

10:03 車道を少し歩いたところで、「パノラマ展望台」に出た。

凄く眺めの良い展望公園で、大阪市内などが見渡せる。 

「あべのハルカス」の奥の方に、ウッスラと「明石海峡大橋」も見える。右端に「大阪城」、右下には「花園ラグビー場」

スタート早々大汗をかいたので、ここの東屋でクールダウン。

10:15 展望台の一番奥に「暗峠」への道標を見つけたので、気を取り直して出発。

 

快調に遊歩道を歩く。時折スカイラインの脇に出る。

 

                  ≪暗闇(くらがり)峠≫

10:38 突然集落が現れたと思ったら、そこが暗峠だった。

              ≪日本の道百選 暗越奈良街道 暗(くらがり)峠≫

何組かのハイカーがこの道を歩いていたので、道をたずねたら、信貴山への縦走コースはこの道を横切って細い道を行くようだ。どこにも信貴山への道標がないので、危うく間違いそうだった。

同年配のハイカーたちがみんなストックを持っているので、私も念のため持って来た折畳みストックを用意。この先、登りがキツクなって来たので、ちょうど良かった。

 

        ≪神感寺?の塀≫                 ≪鳴川峠≫

11:05 八代龍王神感寺の脇を通過。このお寺さんは見たかったが、時間が押しているので断念。寺のHPによれば、アクセスには近鉄枚岡駅から徒歩2時間とある。

11:20 鳴川峠に到着。休憩せずに通過。 

 

所々に、キノコ型の雷シェルターがある。

 

二か所ほど、ロープ場があった。急坂だからと言うよりは、道がかなりウエットで滑りやすいからだろう。トラロープにつかまりながら急坂を登りきると、展望台があった。

 

                    ≪鐘の鳴る丘≫

11:55 「鐘の鳴る丘」に到着。

階段を昇って鐘を鳴らし、ユラユラ揺れる階段をさらに上へ進むと、人ひとり分の見晴台がある。360度の絶景。

                       ≪生駒山頂方向≫

                       ≪大阪平野≫

                        ≪大和盆地≫

景色を十分に堪能した後は、展望台のベンチでお弁当。後から来た人たちも、みんなここで昼食のようだ。

12:15 鐘の鳴る丘を出発。

 

                                ≪歩道橋≫

 

                    ≪十三峠の石仏≫

12:38 「十三峠」に到着。十三街道の峠で、かつて村人によって祀られた地蔵石仏がある。昔は大阪からの伊勢参宮のルートとしても賑わったようだ。業平(なりひら)道とも呼ばれ、歌人「在原業平」が女性の元へ足げく通った道とも言われている。

 

12:45 ついに「信貴山」の道標(右上の写真)が現れた。

 

12:55 信貴生駒スカイラインに出たら、通行止めの標識。舗装道路が激しく陥没している。ここまでの間、スカイラインの近くを歩いているのに、全く車の音を聞かなかったので「おかしいなぁ~」とは思っていたが、このために全面通行止めになっていたようだ。多分、台風21号の被害だと思うが、復旧工事は全くしていないようだ。

 

「猪出没注意」の看板が突然現れた。ここまで来て、そう言われても・・・。

しかし、この10分後に危険を思い知る。

            ≪イノシシの足跡≫

イノシシの足跡発見。それもかなり新しい。二匹以上か? 子連れだとかなりマズイのではないか。イノシシが突然人を襲うことは少ないだろうが、近づかない方がいいに決まっている。とわ言え、私の直前を歩いているハズなので、どうしたらいいかシバシ悩む。こういう時、一人歩きは辛い。

今更戻るつもりはないので、意を決して進むことにする。ストックを二本そろえて身構えてみるが、太刀打ちできないのは明らか。

一応、いつもリュックに入れてある「熊除けベル」を鳴らしながら、前後左右に目を配る。この熊除けベルは、効果があるのか、はたまた逆効果なのか?・・・(効果はないようです。逆効果の場合があるようです)

高安山山頂付近まで来ると、イノシシの足跡も消え、緊張が解ける。安全になったという保証はないのだが・・・。

13:47 ついに、今日の最終目的地「信貴山朝護孫子寺」の道標が現れた。

先が見えて来たので、心も軽やかに山道を急いだら、足元に落ちていた道標を見逃してしまった。

写真の上の方から下りて来たので、折れ曲がった板が見えなかった。このためT字路を右に登るところを、左に下りてしまった。またもや大失敗。

軽快に下った後に間違いに気づいたので、引き返すのに身も心もズタズタ。

貴重な30分をロスした上に、全身汗だく。

気を取り直して、「信貴山城跡」を目指す。

 

                    ≪信貴山城跡≫

14:47 「信貴山城跡」に到着。

城跡脇の赤い鳥居をくぐっていくと・・・。

 

                    ≪空鉢御法堂≫

14:53 信貴山山頂「空鉢御法堂」に到着。大和盆地や金剛山などの見晴らしが最高。

15:00 お参りを済ませてゴールを目指す。この堂の前で、落葉の清掃をしていたオネエサンに「朝護孫子寺」への行き方を聞いたら、すでにここは朝護孫子寺の中なのだと教えられた。勉強不足でした。

 

赤い鳥居が連なる石段をヒタスラ下る。生駒山系を縦走して来た足腰で、この急な石段下りはかなりシンドイ。転ばないように注意しながら、慎重に下る。

右手に、境内が見えて来た。紅葉が美しい。

 

15:13 長い長い石段を下り切って、多宝塔に到着。

 

                ≪信貴山 朝護孫子寺 本堂≫

15:25 やっと本堂を探し当てた。何しろ、お寺の裏山から入って来てしまったので、境内案内のパンフレットなど貰っていないので、本堂を見つけるのに四苦八苦。

ご本尊の毘沙門天をお参りしようと思い、靴を脱ごうとしたら、膝から下が泥だらけ。

本堂前からは奈良の盆地が見渡せる。絶景。斑鳩方面だそうだ。

境内の紅葉も絶好調。

この後、塔頭の成福院、玉蔵院、千手院を回って下山。

                      ≪大寅と本堂≫

16:07 普通の参拝なら一番最初に見るハズの「大寅」を最後に見る。デカい。

大寅の向こうで、夕日に染まる本堂が美しい。

 

16:25 仁王門を出たところで、本日の信貴生駒縦走のトレッキング終了。

16:47 仁王門前の信貴大橋バス停から、奈良交通の路線バスでJR王子に向かう。

17:09 JR王寺駅着。JR大和路快速で奈良に帰る。

今日のコースタイム(生駒山上駅~信貴大橋バス停) 単位:分

生駒山上駅-(10)→生駒縦走コース道標-(15)→パノラマ展望台-(23)→暗峠-(40)→鳴川峠-(35)→鐘の鳴る丘-(23)→十三峠-(60)→高安山分岐-(32)→信貴山城跡・空鉢御法堂-(25)→朝護孫子寺本堂-(10)→信貴大橋バス停

      歩いた時間:4時間33分

       所要時間:7時間5分

          ※コース間違いのロスタイム50分を含む。

          ※朝護孫子寺の見学所要時間(本堂~仁王門)60分を含む。

          ※鐘の鳴る丘での昼食休憩20分を含む。

          ※その他、写真撮影の時間などを含む。

          ※高安山の山頂には行っていません。

         天候:晴れたり曇ったり。前日の雨で、コースはウエット。

 

 

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大阪阿倍野の歴史散歩

2017-11-25 | 京都・奈良旅行記

2017年11月20日

 このところ続けている「奈良・京都の古道歩き」。

今回は大阪も加え、大阪・奈良・京都の近畿三府県をたった二泊三日で旅する。

秋の観光シーズンなのに、宿を手配したのが出発の五日前。

ナントか奈良駅前のビジネスホテルに二泊予約がとれたが、三府県を回るには効率が悪い。結局、当日新幹線に乗ってから、何処に行くか考えるというドタバタ旅行となった。

京都までの新幹線往復チケットを買ったものの、まず、初日の今日は、大阪まで足を延ばし阿倍野区周辺を地味に歩く。

 

    ≪JR天王寺駅とあべのハルカス≫             ≪天王寺公園≫

12:35 天王寺駅に到着。駅を出たら外は雨。しかも、異常に寒い。「大阪歩きは止めて、奈良に向かおうか・・・」とも考えたが、セッカクここまで来たのだからと、傘を差してのウォーキングを強行することにした。

チョット思い入れのある阿部野神社までは、ナントか行きたい。

12:45 JR天王寺駅を出発。まずは、徒歩で阪堺電軌鉄道阪堺線の「新今宮駅」を目指す。歩き易いように、天王寺公園のヘリを西に向かって行こうと思っていたら、いつの間にか深みにはまってしまい、ドンドン公園の中に入り込む。

 

市立美術館前に出たところで、通天閣を右に見ながら動物園前、新世界のゲート前を通過。

13:17 阪堺線新今宮駅に到着。JR天王寺駅から10分ほどで来る予定だったが、30分もかかってしまった。

 

   ≪阪堺電気鉄道 阪堺線 新今宮駅≫

13:34 新今宮駅からは昔懐かしいチンチン電車に乗る。我孫子道行き。

 

       ≪天神ノ森駅≫               ≪天神ノ森天満宮≫

13:40 「天神ノ森駅」に到着。駅に隣接する「天満宮」に立ち寄り、旅の無事をお祈りする。

13:47 天満宮から徒歩2分ほどで、「天下茶屋跡」(西成区)到着。

太閤秀吉が茶会を催した場所跡らしいが、想像した通りの場所だった。写真を一枚撮っただけで、すぐ来た道を引き返えす。

 

                    ≪阿部野神社≫

13:54 阿部野神社に参拝。

「阿部野神社」は、南朝、後醍醐天皇の忠臣、北畠顕家とその父北畠親房が祀られている。

北畠顕家は、足利尊氏の大軍を阿部野に迎え撃って、この地で戦死したと言われる。

顕家には、かなり前から興味があったので、この阿部野神社は今回のコースの中では一番来たかった場所だ。

                      ≪北畠顕家の銅像≫

境内には、「北畠顕家」の銅像が雨に濡れてヒッソリとたたずんでいた。

顕家は、最年少記録の14歳で参議に昇進した公家で、大変な美少年だったと言う話もあり、大河ドラマ「太平記」では当時日本一の美少女「後藤久美子」が演じていたのを覚えている。

後醍醐天皇の命により、16歳の時に陸奥守として、私の住む宮城県にあった多賀国府(多賀城市)に赴任。

二年後、鎌倉の足利尊氏が京に攻め上ると、顕家は奥州などの大軍を率いて京に向かい、新田義貞や楠木正成らと共に足利軍を九州に追いやった。

この時の北畠軍の侍大将のひとりが、奥州の有力大名の伊達家だった。

足利尊氏が二度目に京に攻め上がった時には、顕家は、当時伊達家の本拠地だった陸奥の国伊達の郡にある天然の要塞、霊山に国府を移し、再び奥州や関東の大軍を引き連れて後醍醐天皇のもとへ馳せ参じ、最後はこの阿部野の地で戦死している。

北畠顕家が戦死した大阪阿倍野区には、顕家を祀った阿部野神社や、墓がある北畠公園、北畠の町名などが残るが、多賀国府があった現在の宮城県では、ほとんどの人がその名前すらしらない。

14:16 阿部野神社をあとにして、顕家の墓がある北畠公園に向かう。地図を見ても道路が複雑で分かりにくいので、磁石だけを頼りに東に向かう。

 

14:27 路面電車の走る通りに出る。阪堺電軌上町線。大阪市内を路面電車が走っているなんて知らなかったので、ちょっとビックリ。

私は「撮り鉄」ではないが、しばらくの間、珍しい路面電車を撮影。ドシャブリの中、片手に傘、片手にカメラなので、ナカナカうまくいかない。

 

                 ≪北畠公園 北畠顕家の墓≫

14:55 さらに東に進み、「あべの筋」に出たところで、北畠顕家の墓を見つけた。

鉄の門扉があって近づけないので、サッと眺めて、ここからは北上。

 

                   ≪阿倍王子神社≫

15:04 「阿倍王子神社」に参拝。

京・大阪から熊野へ向かう参詣道、熊野街道沿いに祀られた熊野九十九王子のひとつ。

 

                    ≪安倍晴明神社≫

阿倍王子神社から50mほどで、「安倍晴明神社」に到着。阿倍王子神社の末社。陰陽師・安倍晴明の生誕地とされる。

                  ≪陰陽師・安倍晴明と葛の葉霊狐≫

       ≪清明の産湯井戸≫

「あべ」と名の付く神社を三ヵ所回ったが、

阿部野神社(あべのじんじゃ)

阿倍王子神社(あべおうじじんじゃ)

安倍晴明神社(あべのせいめいじんじゃ)

と、漢字がみな違うので紛らわしい。

15:26 安倍晴明神社のお参りを済ませ、神社の前をさらに北上。「松虫通」に出る。

ここまで歩いてくる間、傘を差して自転車に乗った人がやたらと多いと思っていたが、よく見ると、みんな傘はハンドルに器具で固定されているようだ。一応、両手でハンドルを持っている。初めて見た風景なので、ちょっとビックリ。

年配のオバチャンが多いようだが、中には、オッチャンやオネエチャンもいる。

大阪の条例ではこういう器具が認められているのだろうか・・・?

とても雨を防いでいるようには見えないし、突然、風が吹いたらハンドルをとられて転倒する危険もある。歩行者の顔などに当たったら、かなりヤバイでしょう・・・。

閉じた傘がハンドルに突き立っていると、何かオカシイ。

 

                     ≪松虫塚≫

15:32 傘を差した自転車を見ながら歩いていたら、歩道を塞ぐように「松虫塚」というのがあった。この辺りの地名の由来になった塚のようだ。よく分からないが、一応カメラに収める。

 

                    ≪聖天山正圓寺≫

15:41 「聖天山正圓寺」(聖天さん)に到着。

摂津八十八か所霊場のひとつ。本尊の歓喜天は、我が国最大の聖天さんといわれる。

歓喜天は異形の仏像で、やはり秘仏の場合が多い。「秘仏の歓喜天」といわれると、ちょっとソソラレルが、ここでも見ることはできない。

不純な考えを振り払い、本殿前でお参りしようとしたら小銭が7円しか残っていなかった。ここまで神社をたくさん回ってきたので、お賽銭を使い果たしてしまった。

 

15:50 聖天さんの北側にある聖天山公園の東屋で一休み。今日初めての休憩。

自販機で缶コーヒーを買って、お釣りの小銭を確保。再びお賽銭を用意できたものの、そろそろ暗くなる時間。それに今日の宿は奈良なので、天王寺駅に戻ることにする。

16:06 往路の松虫通を戻り、あべの筋へ出る。 

 

所々に現れる「熊野街道」の道標や阪堺電車を眺めながら、ノンビリ天王寺駅に向かう。

                   ≪阪堺電車とあべのハルカス≫ 

16:45 JR天王寺駅に到着。今回の「古道歩き」を終了。

17:00 JR大和路快速で奈良に向かう。

17:34 JR奈良駅到着。

 今日のコースタイム

JR天王寺駅ー(11)→大阪市立美術館ー(5)→新世界ゲートー(9)→阪堺線新今宮駅=(6)⇒天神ノ森駅ー(1)→天神ノ森天満宮ー(2)→天下茶屋跡ー(7)→阿部野神社ー(30)→北畠公園ー(7)→安倍王子神社ー(2)→安倍晴明神社ー(6)→松虫塚ー(8)→聖天さんー(30)→JR天王寺駅

             歩いた時間:1時間58分

              乗車時間:6分(電車待ち時間23分)

              所要時間:3時間50分

       ※雨降りなので、かなり遅いペースで歩いています。

       ※観光コースではないので、道標や道案内はほとんどありません。

        コースどりは、かなりいい加減です。

 

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帰る前に今日も古城

2017-10-28 | 八重山・西表島旅行記

2017年10月14日 沖縄本島三日目

五泊六日の沖縄の旅も、今日が最終日。

私の旅は、いつも帰る日は一番天気が良くなるのだが、ホテルのベランダに出て見ると、今日はけっこう強い雨と風。

                    ≪恩納村 ルネッサンスビーチ≫

朝、早めにホテルを出て、昨日行けなかった「万座毛」を見てから那覇に戻ろうと思っていたが、こんな時に海を眺めてもショウガナイので断念。

折角リゾートホテルに泊まったのだからと、部屋でノンビリ。

専用のラウンジが開いたところで、チェックアウトとキャリーバッグの宅配を手続き。ついでにコーヒーをご馳走になりながら、帰り道の情報収集。

いちいち1階のフロントまで行かなくてもいいので、かなり便利だ。ラウンジでは、軽い朝食もとれる。

10:45 ホテルを出発。レンタカーで、雨上がりの国道58号線を那覇方面に南下。

一旦は残波岬を目指したが、途中で考え直して読谷村の座喜味城跡に向かう。

                       ≪座喜味城跡≫

11:05 座喜味城跡に到着。

昨日見た「今帰仁城跡」の雰囲気が良かったので、今日も古城を訪ねることにした。

古城跡と言うにはやや綺麗すぎる。ここは、戦時中、アメリカ軍の徹底的な爆撃で壊滅状態になったらしいが、今では、新品同様に整備されている。

やたらと若い女性客が多い。最近は「古城女子」と言うような流行があるのでしょうか・・・。私がいる間は、9割以上がオネェチャンたちでした。

15分ほどで見学を切り上げ、国道58線を那覇に向かう。

今日は土曜日だから渋滞はしないだろうと思っていたが、随所でハマってしまう。

やはり沖縄自動車道で帰ればよかった・・・と後悔しながら、なんとかフライトの1時間前にレンタカーショップに到着。

今日も、まともに落ち着いて昼飯を喰えなかった。

14:05発の仙台便で無事帰還。

西表島は今回もハードで楽しかったが、沖縄本島は「今帰仁城を見たから、まあ、イイか」という感じ。

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沖縄の古城に佇む

2017-10-28 | 八重山・西表島旅行記

2017年10月13日 沖縄本島二日目

ホテルの部屋から見た天気は上々。

沖縄本島を一日観光できるのは今日しかないので、何処を見るか随分と悩んだが、いつか見たいと思っていた「今帰仁城(なきじんじょう)」をメインに考えて、すぐ近くにある沖縄観光第一位の人気だという「美ら海水族館」に先に立ち寄る。あとは時間次第。

9:15 レンタカーでホテルを出発。まず、沖縄自動車道を利用して、美ら海水族館に向かう。ノンビリしすぎて出発が1時間以上遅れた。

10:30 途中で渋滞に巻き込まれながらも、何とか無事に「美ら海水族館」に到着。

運良く、立体駐車場の一階に車を停められた。青空駐車場は是非とも避けたかったのでラッキー。

                    ≪沖縄美ら海水族館≫

一時間ほど見て移動しようと思っていたが、気がつけば2時間経過。

12:30 水族館を出発。近くのコンビニで弁当を買い、車の中で昼飯。

13:00 水族館から車で10分ほどの、今帰仁城に到着(今帰仁村=なきじんそん)。

          ≪世界遺産 今帰仁城(なきじんじょう、なきじんぐすく)跡≫

                    ≪今帰仁城正門とネコ≫

撮影している時は知らなかったが、後で調べてみると、けっこう有名な猫なのだそうだ。

近づいても全く逃げない。

ほとんどが美しい曲線を描いている城壁。

沖縄県内で最大級の城跡で、世界遺産、国の史跡、日本100名城。

高いところから見ると、30数年前に中国で見た万里の長城に似ている。

石垣の向こうに、コバルトブルーの海が美しい。日本国中で沢山の城跡を見てきたが、こんなに景色の良いのは初めてだ。

ほとんど石垣の遺構しかないが、沖縄に行ったら見る価値は最大(好みにもよりますが・・・)。

14:30 今帰仁城見学終了。

予定では、ここで12:00のハズだったが、2時間半の遅れ。このあと、古宇利島や万座毛を見に行く予定にしていたが、「今帰仁城」で十分に満足したので、ホテルに戻ることにする。

16:00 ホテルに戻る。せっかく巨大なリゾートホテルに泊まっているのだからと、プールやビーチをブラついてみたが、オッサン一人旅にはあまり面白くないので、早々に切り上げて温泉大浴場に行く。

18:00 ホテル近くの「おんなの駅」まで散歩。「おんなの駅」という名前にソソラレるが、恩納村の「道の駅」というだけの話。お土産をドッサリ買い込んで、宅配を依頼。

20:00 今日もホテルで夕食。私の泊まっている11階のラウンジで、レストランをチョイスしてもらい予約を頼む。

今夜は沖縄最後の夜なので、沖縄料理を喰いながらオリオン生ビールをグビグビ飲むつもりだったが、どこで間違えてしまったのか、ワインを飲みながらナイフとフォークでフレンチとなってしまった。出来れば一番避けたいジャンルだった。

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西表島から本島恩納村へ

2017-10-28 | 八重山・西表島旅行記

2017年10月12日 西表島四日目、沖縄本島一日目

今日は、西表島を出て沖縄本島に向かう。

八重山の旅行は今回で10回目となるが、飛行機の乗り継ぎ以外では沖縄本島に立ち寄るのは初めて。

過去に一度だけ久米島の出張の帰りに那覇に立ち寄ったが、会社から緊急の呼び出しを受けて急いで帰ったので、ほとんど何も見ていない。

西表島では、初日にナイトツアー、二日目秘境ナーラの滝カヤック&トレッキング、三日目鍾乳洞写真撮影とアクティビティに明け暮れたので、かなり疲れ気味。

沖縄では、ノンビリしたい。

6:50 三泊したホテルをチェックアウト。

今日の朝飯の権利を放棄して、レンタカーで島の反対側の大原港に向かう。

県道の一番ハジ、南風見田の浜までドライブしたものの、時折雨が降る天気なので写真も撮らずに大原港でレンタカーを返却。

8:45 高速艇で石垣港に向かう。タクシーとANAを乗り継いで、那覇空港に到着したのは11:55。

沖縄本島はほとんど初めてと同じなので、那覇に二泊して観光しようと思ったのだが、いつも利用している旅行代理店のオネェチャンに任せたら、予約してくれたのは恩納村のリゾートホテルだった。

家に戻ってからインターネットで調べたら、イルカショーやポリネシアンショーなどやっている大型ホテルだった。オッサン一人旅の私には向かないホテルだと思い、翌日、ホテルの変更をお願いしに店まで行ったら、代理店一押しのホテルだからと押し切られてしまった。

そもそも、恩納村て何処にあるのか知らなかったのだが・・・。

クイック・チェックインサービスを利用したものの、レンタカーを借りだすまでに90分近くかかってしまった。沖縄本島では、個人の旅行者はほとんどレンタカーを借りるので、レンタカーショップの中はキャリーバッグを持った人々で、ゴッタ返していた。

13:30 那覇から沖縄自動車道をヒタスラ北上して恩納村へドライブ。

15:00 ホテルの前を通り過ぎて数分のところにある「琉球村」という観光テーマパークへ到着。

普通、私はこういう所へは来ないのだが、手っ取り早く沖縄文化に浸れるかと思い訪れた・・・、と言うよりは、ホテルに近かったので・・・。

                        ≪琉球村≫

まずは古民家巡り。

 

                    ≪道ジュネ―≫

16:00 「道ジュネ―」というアトラクションが、中央広場で始まった。

パンフレットによれば、道ジュネ―というのは、「年中行事で見られる、民謡からエイサーまでの複合パレード」なのだそうで、短時間ですべて見られてお得。

 

16:50 急にスコールが降る中、レンタカーで今日の宿に向かう。

17:00 ホテルに到着。

さっそく、ホテル内にある温泉大浴場で西表島の疲れを癒す。

19:00 散歩を兼ねてホテルの近くの居酒屋を二軒ほど覗いてみたが、予約がないとダメなようなのでホテルに戻る。

20:00 数か所あるレストランの中から、誰も並んでいなかった日本料理の店で琉球定食の晩飯。

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西表島の鍾乳洞を撮る

2017-10-22 | 八重山・西表島旅行記

2017年10月11日 西表島三日目

昨日、秘境ナーラの滝まで往復4時間半ほどシーカヤックを漕いだので、身体は疲れ切っていたはずだが、昨夜はエアコンの音で二回も目が覚め、やや寝不足。

エアコンをつけたまま寝る習慣がないので、西表島に来るといつも夜中に目が覚める。

今日は、リクエストのスペシャル・ツアーで、鍾乳洞にモグって写真撮影。

8:30 西表島に来るたびにお世話になっている「西表島ジャングルトレッキングゆくる」のガイド桑原氏が、ホテルのロビーまで迎えに来てくれた。

車に乗ってから、近況報告などして、まずは足慣らしにクーラの滝に向かう。

9:30 県道脇に車を停めて、ジャングルに入る。

軽めのコースのようだが、一応、ヘルメットにフェルトブーツ、レッグガードを装着してトレッキング開始・・・、と言うほどのこともなく、アッと言う間に滝に到着。

ここで大失敗!。

昨日はシーカヤックのツアーだったので、一眼レフカメラを濡らさないように防水バックで密封して持ち歩いたのだが、今日も同じ様にしてしまい、滝の前でカメラを取り出したら、結露でレンズは激しく曇りボディーは水をかけたようにビショビショ。使えるようになるまでに、悪戦苦闘した。

エアコンのきいたホテルの部屋で、カメラを密封したのがソモソモの間違いだったのだが、昨日は全く曇らなかったので気が回らなかった。(ブログ用の写真は、主に防水のコンパクトカメラを使用している)

このクーラの滝は密林にスッポリ囲まれ、湿気は飽和状態で、気温は今日も32℃。空気が重くまとわり付いて、汗が猛烈に噴き出す。

何とか撮影したものの、滝の水量はショボショボ。周囲の雰囲気が良いのに残念。西表島はこのところ台風の直撃もなく、水不足らしい。昨日のナーラの滝もやや迫力に欠けていた。

ニ、三枚写真を撮ったところで、幼い子供たちを連れたツアー一行が来たので、我々は滝上に避難。滝上では少し休憩しただけで、車に戻った。

11:10 大見謝ロードパークに移動。

展望台の下で、少し早めの昼食。桑原氏が準備している間、私は展望台へ。

                 ≪大見謝ロードパークの展望台から≫

今日の天気予報は最悪のハズだったが、何故か快晴。

遠くに、サンゴ礁に囲まれた「鳩間島」が見える。

 

                 ≪桑原氏自慢の八重山ソバ≫

12:40 いよいよ今日のメインイベント、鍾乳洞の撮影に向かう。

クワズイモの葉っぱに隠れた竪穴の入口から、ケービング開始。

私は、簡易ハーネスに命綱をつけてもらい、コブロープにつかまりながら慎重に降りる。

ハーネスやらカラビナなどを身体に着けると、探検隊気分が出て楽しい。

ヘッドランプを頼りに暗闇の奥に進む。水場では、腰まで浸かってクールダウン。

天井が抜けたところでは、太陽ビームが差し込むと信じてシバシ待つ。

    

徐々に洞窟内に差し込んで来た太陽光線に感動。写真撮影も忘れて呆然。

   

そもそも、この鍾乳洞撮影は私のリクエスト・ツアーなので、撮影場所の構想は練ってきたつもりだったが、暗闇に入ってしまうと、何処が何処やら分からない。この鍾乳洞には三回も入っているのだが、記憶が曖昧。撮影ポイントはガイドの桑原氏に任せるしかない。

ライティングも自分で考えようと思って来たが、足場が悪い上に真っ暗闇なので、オジサンには無理。桑原氏が、身軽に洞窟内を走り回ってセッティング。

50枚ほど激写して、鍾乳洞撮影終了。

 

14:30 地上に無事生還。いつもは、左上写真の様に極々狭い隙間を地に潜るようにして海へ脱出するのだが、今日はカメラ機材などがあるので、入洞した竪穴から地上に戻った。

いつも勝手気ままなリクエストに応じてくれる、「ゆくる」の桑原氏に感謝!!

15:30 ホテルに戻り、さっそくシャワーを浴びて泥と汗を流す。

16:30 トゥドゥマリ浜(月が浜)に出てみる。べた凪の波打ち際に、家族連れがニ、三組。少し前にスコールを降らせた雲が、まだ太陽を隠していた。

17:30 一昨日、ホテルに到着して以来、全く走らせていなかったレンタカーで、宇那利崎(ウナリ崎)に行く。

ウナリ崎公園の展望台に上がって見ると、かなり良い感じで日没のシーンを撮影出そうだったが、太陽の辺りに急に雲が湧き出して来てザンネン!。

公園内では、父娘とヤギ一匹がローラースケート。 

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秘境ナーラの滝を目指す

2017-10-22 | 八重山・西表島旅行記

2017年10月10日 西表島二日目

今日は、一度は行ってみたいと思っていた「秘境ナーラの滝(カヌー&トレッキング)」へ行く。

長時間シーカヤックを漕いで、さらに山道・沢道をかき分けてやっとたどり着く、秘境中の秘境と言われている。

ガイドは、昨夜のナイトツアーと同じカヌーツアー・ショップ「オハナアウトフィッターズ(OHANA OUTFITTERS)」の國見氏。今年立ち上げたばかりの新しいショップだが、オーナーガイドの國見氏は西表ではベテランガイド。

実は、ナーラの滝に行くのは半ば諦めていた。

私の場合、西表島へはいつも一人旅なので、長距離のシーカヤックを漕ぐということになると、シングル艇を一人で漕ぐか、タンデム艇(二人乗り)に他の人と相乗りと言うことになる。年齢を考えると、シングル艇では体力に問題があり、相乗りだと気ままに写真などを撮るのも気が引ける。

私が西表に来始めたころは、ナーラの滝に行けるのは、シーカヤックのベテランか体力に自信のある若者だけ、とされていた。そのため、二回断念している。

今回は、年齢的にもこれが最後のチャンスと判断。

西表の知人に紹介されて國見氏に電話を入れたら、こちらの希望(タンデム艇でガイドの前に乗せてもい、時々写真撮影)を快諾していただいた。

泊っているホテルでも「秘境ナーラの滝」ツアーを催行しているが、片道はエンジン付きの遊覧船を使うので、エコツアーとしては「邪道」と判断。往復ともシーカヤックのツアーを選択した。

赤い線がナーラの滝へのツアーコース                    国土地理院

9:30 ホテルのロビーで國見氏と合流。さっそく車でシーカヤックの出発点、白浜港へ向かう。

         

                   ≪白浜港≫

10:10 白浜港脇のカヌー乗り場を出発。たった一艘でナーラの滝を目指す。

他のツアーショップより随分と遅い船出だが、國見氏がいろいろ考えて時間を設定してくれた。

                      ≪仲良川河口部起点付近≫

波の穏やかな湾内を500mほど漕ぎ、左手に「二級河川 仲良川基点」の道標を見ながら、いよいよ仲良(ナカラ)川に入る。

ここからは、マングローブの川を約14km遡る。

この「ナーラの滝」ツアーを催行するショップは、どこも「秘境」探検を売り物にしているようだ。

仲良川は、ここに至る道路もなければ当然、橋も架かっていない。両岸は見渡す限り鬱蒼としたジャングルだ。

太古の昔から続く大自然のような雰囲気だが、調べてみると実は少し違うようだ。

ガイドの國見氏の説明でも、河岸の林の奥には田んぼの痕跡があるようだ。

西表島の歴史が書かれた文献を見ると、以前は仲良川に沿ってかなり奥まで田んぼが続いていたらしい。西表島は水量が豊富なので、八重山諸島では数少ないコメが採れる島だった。奥には段々畑もあったようで、ミカン畑の跡も見られるようだ。

さらに、周辺には炭鉱もかなりあったようで、右岸の山の反対側の木炭浜というところで、私も炭鉱の入口を見たことがある。

 

                ≪木炭浜と炭鉱跡 2011年撮影≫

また、建材用の木材の切り出しも盛んだったようで、今はジャングルに覆われた西表島だが、ほとんど大木・老木を見ることがない。

これらの作業船や運搬船、釣り船やイノシシ狩りの船などで、昔の仲良川はかなり賑わっていたと思われるが、今は川岸に残る桟橋の残骸などからしか、当時を思い起こすことはできない。

西表島では、他の川沿いにも田んぼや炭鉱の痕跡を見ることができるが、今はほとんどが廃墟となりジャングルに覆われている。

 

              ≪ウタラ川沿いの炭鉱跡 2010年撮影≫ 

西表島は大自然が残る島ではなく、マラリアの蔓延など、暗い歴史が大自然に戻した島なのだろうと思う。(あくまでも個人の意見です)

潮が満ちてマングローブの頭だけが出ている水域を進む。この辺りのマングローブは、台風でなぎ倒された後に復活した場所だということで、周辺の若木はどれもまだ背が低く、満潮時の今はかなり水没していた。(たぶんヤエヤマヒルギ)

今日は気温が32度ほどありかなり蒸し暑いが、川面を渡る風が心地よくてあまり汗もかかない。やはり10月に来てヨカッタ。

マングローブの流域を過ぎると、川は急激に幅が狭くなる。

季節外れの「サガリバナ」もけっこう浮かんでいて、これから咲くツボミも見られた。

12:17 カヤックの終点に到着。休まず漕いできて、ここまで2時間余り。

12:25 これから先は、カヤックを置いてトレッキングとなる。

上陸してすぐに、「サキシマカナヘビ」を発見。ジッとこちらを見つめてなかなか可愛い。

キノボリトカゲをからかったり、花を眺めたりしながら山道を進む。すでに帰り道の、他のツアー3組とすれ違う。

 

沢渡りなどもあって・・・。

前方に、滝が見えて来た。

13:05 念願かなって、秘境ナーラの滝に到着。

動植物のレクチャーや他のツアーとのすれ違い待機などもあって、40分ほどのトレッキングだった。

滝周辺には、すでに誰もいない。

                      ≪ナーラの滝(仲良川の滝)≫

独占状態で滝を満喫。滝は雄大だが、水量はイマイチか・・・。

一眼レフカメラとミニ三脚を担いできたので、一応スローシャッターで撮影。

前回の「ユツン三段の滝」の時も、滝をスローシャッターで撮影してみたが、やはり南の島では高速シャッターが合う様だ。

ガイドの國見氏の奥さん手作りのお弁当をいただいた後、コーヒーや果物で癒されつつ、ノンビリ滝を眺めて過ごす。

14:35 滝を出発。もう少しマッタリしていたいが、明るい内に白浜港に戻るにはもう時間的に限界。再びジャングル・トレッキング。

15:05 ナーラの滝から復路は30分ほどで船着き場に到着。白浜港へ向けて漕ぎ出す。

下りはシラサギが数羽現れて、カヤックを先導。 

下流域になると、小さな鳥たちもカヤックの周辺を飛び回る。干潮になって、餌を採りやすくなったようだ。望遠レンズを持って来ていないので撮影は無理。

16:40 干潮でできた干潟に上陸して、ビーチコーミング。

ヒルギの落ち葉が突き立っているのは、シオマネキ(カニ)の巣穴か・・・。

トントンミー(トビハゼ)もウジャウジャ歩き回っている。

夕陽が眩しい広大な干潟。往路では、完全に水没していたのだが・・・。

再び漕ぎ出し白浜港に近づいてきたら、無事帰還を祝福するように、山の向こうに虹が出現。

虹は次第に近づいてきて、白浜小学校の屋根から立ち上がるようになった。このまま我々の頭上を越えて行ってしまうのではないかと錯覚するが、そんなことはあり得ない。

どうも、正面の黒い雲が小雨を降らせながら、どんどんこちらに近づいて来ているかららしい。パラパラと雨粒も落ちて来た。

17:30 白浜港に到着。予報では傘マークも出ていたが、幸い天気にも恵まれ、念願だった「秘境ナーラの滝」は、達成感のある楽しいツアーでした。

オジサンの希望を叶えてくれた、オハナアウトフィッターズのガイド國見氏に感謝。

20:30 ホテル近くの「キッチン イナバ」に飛び込みで入り、生ビールをグビグビ。西表名物イノシシ汁を食べたが、隣の席の人が食べていたガザミパスタにすれば良かったと、反省。イノシシ狩りの解禁は、来月11月からでした。

明日は、鍾乳洞撮影に挑戦する。    

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