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旅たび写真缶

小さい旅から大きい旅まで、時にはいい歳して恥ずかしい旅まで、写真旅日記。

上醍醐に登る

2016-11-27 | 京都・奈良旅行記

2016年11月23日 奈良・京都の旅最終日

今日は奈良・京都の紅葉を巡る旅の最終日。

本来の計画では、西山を歩く予定にしていたが、昨日断念した「醍醐と小野歩き」をすることに変更。夕方の新幹線チケットをすでに購入しているので、可能な範囲で歩くつもり。

9:07 「醍醐寺」総門前に到着。今日は祝日なので大混雑を予想していたが、開門直後は参拝客もまばら。

総門をくぐって三宝院前でチケット購入。上醍醐へは、下醍醐の境内を通って行く方法と、下醍醐を迂回して登山口に行く方法がある。

今回は、最初に下醍醐の金堂に行って、ご本尊に登山の無事をお願いしてから登ることにした。

下醍醐寺の境内を奥へ奥へと進む。

9:15 仁王門を通過。

仁王門を潜ると、もみじのトンネルが青々としていてチョットびっくり。

 

9:20 金堂に参拝。御本尊「薬師三尊」に旅の無事を祈った後、国宝「五重塔」に立ち寄る。

                    ≪弁天池≫

9:30 弁天池に到着。大勢の人がカメラを向けていたが、弁天堂周辺の紅葉はすでに落葉。

 

9:45 下醍醐寺境内の最奥部「女人堂」に到着。ここが、上醍醐への登山口になる。

総門から15分ほどで来るつもりだったが、お参りやら写真撮影などで40分もかかってしまった。

9:50 女人堂前の登山道入口を出発。

 

10:00 「五丁」の道標を通過。(山頂で二十丁)

同時に登山を開始した二人の若い女性は、ガンガン飛ばして登って行く。

どんどん引き離されて、オジサンはチョット自尊心に傷が・・・。

 

                      10:11 不動の滝

不動滝の前で、前の女性二人は休憩。オジサンは、休まず進む。

結局、この後二度と二人を見かけることはなかった。最初にトバシ過ぎたか・・・?

 

         10:21

 

         10:31          

10:37 紅葉に包まれた、下醍醐の寺務所が見えてきた。

 

                   10:38 国宝 清龍宮拝殿 

10:39 醍醐水に到着。「醍醐味」の語源となった醍醐水。

    

「醍醐味」を十分に味わい、左手の石段をさらに進む。

 

10:49 「国宝 薬師堂」に到着。眺めがすばらしく、ここで弁当を広げている女性ハイカーのグループもいた。 

 

10:56 五大堂

 

    ≪重要文化財 如意輪堂≫

11:00 山頂(標高450m)に到着。如意輪堂、開山堂がある。

                    ≪重要文化財 開山堂≫ 

醍醐山頂からの眺めは絶景だった。たどり着いた人たちは、みんな「ウワーッ」と歓声を上げる。

右側に山科、その奥が京都市街地らしい。

左手には、彼方に大阪の市街地が見える。

ベンチに腰掛け、大阪「あべのハルカス」を眺めながらオニギリを喰う。至福の時。

 

11:40 下山開始。

登りでは使わなかった登山用ストックを出して、慎重に下山。

12:32 女人堂に無事帰着。

登りも下りも全く休憩を取らずにユックリ歩いたので、意外と疲労感のないミニ登山でした。

                 ≪特別名勝 三宝院庭園≫

13:00 無事上醍醐から下山した後は、迂回路を通って仁王門まで戻り、三宝院のお庭や書院を見学。

さらに、霊宝館や仏像館を巡り、醍醐寺の文化や寺宝にドップリと浸かった。

 

14:00 紅葉の美しさに誘われ、境内の一角のお休み処に入る。

本日二度目の昼食。ゆばうどん。

結局、「お休み処」の紅葉が一番美しかった。

14:30 醍醐寺を出発。

計画ではこの後、小野の隋心院、勧修寺と回る予定だったが、二度目の昼食で全く歩く気力がなくなり、これにて今回の紅葉巡りは終了とする。

上醍醐登山のコースタイム【女人堂→山頂→女人堂】

女人堂登山口-(21)→不動の滝-(20)→寺務所-(2)→醍醐水-(7)→薬師堂-(10)→山頂-(52)→女人堂

             歩いた時間:登り60分、下り52分 計1時間52分

              所要時間:2時間42分

                ※すべてのお堂でお参りと写真撮影をしています。

 

京都駅の新幹線ホームで一番前に並んでいたら、目の前に「ドクター・イエロー」が止まった。

見ると幸せになれる「黄色い新幹線」。何か良いことがありそうだ。

4日間も神社仏閣巡りをしてきたので、思わずドクター・イエローに手を合わせそうになった。 


きぬかけの道で紅葉巡り

2016-11-27 | 京都・奈良旅行記

2016年11月22日 奈良・京都の旅三日目

今日は、醍醐の山と小野の里を歩くつもり。

朝、5時には目が覚めてしまい、シャワーを浴びて登山の準備をしていたら、突然、テレビから緊急地震速報、続いて福島に津波警報が出てビックリ。

シバシ、テレビの前にくぎ付け。ホテルを7時に出発の予定が大幅に遅れ、醍醐への登山は断念。

状況が落ち着いたところで、ホテルからも行きやすく最もポピュラーな観光地に行くことにする。

ガイドブックを見ていたら、「きぬかけの路」というあまり聞いたことのないコースが載っていた。早い話が、金閣寺から仁和寺に向かって歩く観光大寺巡りのコース。

                  ≪金閣 鹿苑寺(ろくおんじ)≫

9:30 金閣寺に到着。

およそ40年ぶりの金閣寺は、想像通りの大混雑。

池の中では、静かなたたずまいの金閣が、青空を背景に美しくキラメイテいるが、拝観の順路では世界中の言葉が飛び交い大騒ぎ。

 

金閣も美しいが、錦秋に染まった紅葉もなかなか美しかった。

入場から30分ほどで、大勢の外人さんたちに押されるように出口の外へはき出された。

お賽銭も出していないし、お参りもしていないのだが・・・・。

10:00 金閣寺を後にして、「きぬかけの路」を歩きだす。

10:15 堂本印象美術館前を通過。

10:22 石庭で有名な龍安寺前を通過。昨年秋の特別公開で来ているので今回はパス。

11月も末だというのに、今日は20℃を超す暑さ。日陰を選んで「きぬかけの路」を歩く。

                 ≪仁和寺(にんなじ) 二王門≫

10:38 仁和寺に到着。このお寺さんはあまりにも有名だが、拝観は初めて。

二王門を潜ってすぐ左手に入り、御殿のお庭や書院などを拝観。門跡寺院の格調をあじわう。

 

 

 

長い長い参道を真直ぐ進み、金堂でお参り。

紅葉の具合は、かなり良。今が盛り。

 

 

                  11:15 金堂

 

金堂でのお勤めのたびに、この様な行列があるのかどうかは分からないが、グッドタイミングで見学。久しぶりに聞いた雅楽もなかなかでした。

11:35 1時間あまりの拝観を終え、仁和寺を出る。紅葉も僧侶の行進もなかなか良かった。

少し早いが、仁和寺近くの食堂で昼食。

12:12 「きぬかけの路」はこの仁和寺で終わりのはずだが、さらに足を進めて「妙心寺」に向かう。

                    ≪妙心寺 北門≫

12:23 「妙心寺」の北門を入る。

両側にずらりと塔頭が並ぶ道をどんどん進んでゆくが、何処でお参りをしたらいいのか分からない。

塔頭だけでも40以上あるのだそうだ。

南門から出そうになったところに受付があったので、行ってみたら「退蔵院」という塔頭のお庭の公開だった。

  

退蔵院の受付を出るときに、「そもそも妙心寺で参拝するには何処に行けばいいのか?」とたずねたら、総合受付を教えてもらった。

総合受付で拝観をお願いしたら、「次の回は120人の団体と一緒ですがいいですか? かなり窮屈ですよ」と聞かれた。

調べもせずに突然行った私が悪いのだが、このお寺さんのシステムが良く分からない。どうも20分おきにガイドさん付きの拝観時間があるらしい。

「その後の回をお願いします」とは言ったものの、隣の大方丈の阿弥陀さんだけ拝んで出て来てしまった。

13:16 南門から退出。

この辺りには、ほかにも有名なお寺さんがいっぱいあるが、私は一日に三ヵ所以上の神社仏閣を参拝すると、「何処で何を見たのか分からない」状態になってしまうので、今日はここで打ち止め。

最寄りのJR駅に向かう。

13:26 JR花園駅に到着。 

ここから京都駅に向かい、駅ビルのお土産屋など覗いて時間をつぶす。

今日歩いたコースタイム

金閣寺-(15)→堂本印象美術館-(7)→龍安寺-(16)→仁和寺-(11)→妙心寺-(10)→JR花園駅

        道路を歩いた時間:約1時間

     お寺の境内を歩いた時間:金閣寺30分、仁和寺57分、妙心寺53分

        ※どのお寺の境内も、物凄く広いです。


談山神社から飛鳥の里へ

2016-11-25 | 京都・奈良旅行記

 

2016年11月21日 奈良二日目

今日は、奈良県内では屈指の紅葉の名所である「談山神社」(多武峰)から、飛鳥の里を目指して歩く。

昨日と同様、いつ雨が降り出すか分からないような空模様なので、早めに動き出す。

7:30 JR奈良駅発の桜井線(万葉まほろば線)に乗車。

8:01 桜井駅に到着。駅のコンビニでおにぎりや水などを購入。

この時期は談山神社行の臨時バスが出ているが、この時間はまだ走っていないようだ。できるだけ急ぎたいので、奮発して駅前のタクシーで多武峰に向かう。(コミュニティーバスは若干あるようです)

                ≪談山神社(たんざんじんじゃ)≫

8:30 談山神社に到着。タクシー代¥3,350。

ちょうど拝観受付開始時間で、参拝客もまばらだと思っていたら、次々に団体客が到着。

紅葉は、絶好調のようだ。

 

大勢の拝観者が押し寄せてくるところで、奇跡の一瞬を辛抱強く待って額縁撮影。

                  ≪十三重塔≫

世界中でも唯一とされる木造建築の十三重塔。これを含め、境内全体がお寺の造りだ。

明治の神仏分離以前は、「多武峰妙楽寺(とうのみねみょうらくじ)」というお寺だったそうだ。

 

9:40 十三重塔の脇からトレッキング開始。まずは、談山神社の名前の由来になった「談い山」に向かう。

 

9:50 「談い山(かたらいやま)」に到着。海抜566m。

かつて、中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新の談合をした場所とされる。

 

10:00 「御破裂山(ごはれつざん)」という、とんでもない名前の山の頂(海抜618m)に到着。

山頂に藤原(中臣)鎌足の墓がある。 この背後に展望台があるが、樹木が成長したためか、天気が悪いからか、ほとんど景色は見えない。

 

10:10 山頂のお墓のチョット手前に「明日香方面」の道標を見つけたので、それにしたがって下山開始。簡易舗装の歩きやすい遊歩道だ。

私が今回持ってきたコースマップは、「近鉄のてくてくまっぷ(奈良-10)」だが、この道はコース外ということになる。御破裂山への登山はそもそもオプションコースなので談山神社境内まで戻らなければならないのだが、雨が心配なので近道を選択。(近道だという保証はないのだが・・・。)

途中で女性の一人旅ハイカーと出会う。

「橿原神宮」から「石舞台古墳」経由で登ってきたということだが、やはり「雨が心配なのでハイペースで来た」と言っていた。

かなりの健脚のようで、厚めの化粧が全く崩れていない。お互いに「お気をつけて」と声をかけて別れた。 

 

10:30 御破裂山山頂から20分くらい歩いたところで、民家が二、三軒あるT字路に出た。畑に居たご婦人に岡寺へ行く道をたずねたら、右側だと教えられた。

最初の目標地「万葉展望台」を目指して、舗装道路を森の中に進む。 

                ≪念誦崛(ねずき)不動尊下口≫

5分ほど歩いたところで、読めそうで読めない名前の不動尊の道標があった。

非常に興味をそそられたが、ぬかるんだ獣道のようなところを谷底に降りて行く感じなので、一人では危険と判断して見に行くのを断念。(後で調べたら、お不動さんの摩崖仏があるらしい)

さらに舗装道路を進んだところで、道が良すぎるのではないか・・・と不安になった。

先ほど道を教えてくれたオバサンは、車で行く道を教えたのではないかと疑心暗鬼になる。

だいぶ来てしまったが、一応いったん戻ることにして、最初のT字路のところで右往左往。スマホも圏外で検索ができない。

しばらくして、このT字路が「近鉄のてくてくまっぷ(多武峰・飛鳥の里)」のコースとの合流点であることが判明。

「てくてくまっぷ」を詳細に見たら「念誦崛不動尊」も載っている。

11:15 結局45分ほど時間をロスして、最初にオバサンに教えてもらった道を進む。ここからは、地図があるので心強い。

11:31 万葉展望台への道標を見つけ、やっと舗装道路から地道の遊歩道に入る。

                 11:35 石仏三体

11:50 「万葉展望台」に到着。

展望台は改修工事中で、ちょうど作業員の方々が昼食中。

年配の方から何処から来たのか聞かれ、「仙台です」と答えたら、「仙台から来た人なら、何としても説明をしたい」と言われ、二人で展望台に上がる。

                                           ≪工事中の万葉展望台≫

天気が良ければ、眼下に明日香の里が一望に見渡せるのだそうだが、今日は雲海の下。

しきりに「絶景をお見せできなくてザンネンだ」と言っていたが、私としてはこれも趣があって良いと思うのだが・・・。

盆地を取り囲む山々は見えているが、明日香村や藤原京跡は時折うっすらと見えるだけ。

左から、金剛山、葛城山、二上山と続き、一番右に生駒山が見渡せる。

かつては石舞台も見えていたが、今は成長した木々に隠れて見えないらしい。

ここで今日初めての休憩。おにぎりを食べながら景色を眺める。

親切なオジサンの解説が10分以上も続いたので、予定より長居してしまった。

12:20 展望台の登り口の脇に「岡寺」の道標があったので、この道を降りる。 

 

12:31 ここまでは歩きやすい道だったのに、この先は思いがけず悪路の連続。けっこう急な下り坂なので慎重に歩く。

 

        12:45                  

イノシシ対策のゲートを、通ったあとは丁寧に鎖でロック。

 

         12:55

13:02 石舞台古墳との分岐。石舞台は以前見ているので今回はパス。岡寺に向かう。

13:15 今日のトレッキングコースの終着、「岡寺」に到着。

明日香村は、以前歩き回っていて、何故かこの「岡寺」だけ見ていなかったので、ここを最終地点とした。一般的には、石舞台古墳か飛鳥寺(飛鳥大仏)を起点あるいは終点とするようだが・・・・。

何故か、ダリアと紅葉の組み合わせ。

                 ≪十三重石塔≫

  

                     ≪奥之院石窟≫ 

「もみじトンネル」は、まだこれからという感じ。

14:25 ぐるぐる回って、やっとバス停を見つけた。

このまま飛鳥寺まで歩いて飛鳥大仏を拝んでいこうかとも考えたが、すぐバスが来るようなので今日の歩きは終了。

14:34 橿原神宮前駅行きのバスに乗る。

15:07 橿原神宮前駅から近鉄の急行で、京都に向かう。

今日のコースのタイムチャート

談山神社-(10)→談い山-(10)→御破裂山-(20)→近鉄てくてくまっぷとの出合-(5)→念誦崛不動尊石柱-(30)→万葉展望台-(55)→岡寺-(10)→岡寺前バス停

       歩いた時間:2時間10分、歩いた距離:不明

      道に迷った時間は含まず。

      拝観時間:談山神社70分、岡寺45分


室生寺の紅葉

2016-11-25 | 京都・奈良旅行記

2016年11月20日

このところ続けている「奈良、京都」の古道歩き。

今回も、紅葉真っ盛りの古都の周辺を、三泊四日で歩く予定。

効率よく歩くために綿密な計画を立てたものの、紅葉の具合を見定めていたらホテルを予約するのに四苦八苦。

今年の紅葉見ごろは早いと判断して、いつもより旅程を繰り上げて20日~23日にしたのだが、日曜日と祝日が含まれるので混雑具合がチョット心配。

今日11月20日は、「室生古道」を歩いて紅葉真っ盛りの「室生寺」を目指す。

仙台市地下鉄→東北新幹線→東海道新幹線→近鉄京都線特急→近鉄大阪線準急と電車を5本乗り継いで、近鉄・榛原(はいばら)駅に向かう。

東海道新幹線から見る富士山は、青空を背景に今日もクッキリと美しい。

絶好のトレッキング日和だ・・・と思ったのだが・・・。

12:01 近鉄・榛原駅に到着。ここからは、奈良交通バスで室生古道起点の高井に向かう。

12:15発のバスに乗るため駅舎の外に出たら、ナント絶妙のタイミングで雨が降り出した。若い女性たちなどほかのハイカーは、すぐに駅の改札に引き返した。

私はカッパも傘も持っているので、諦めきれずにシバシ天を仰ぐが、天気予報は完全にハズレ。

雨は次第に強くなって来たので、やむなく「歩き」を断念。

選択肢としては、近鉄と奈良交通バスを乗り継いで「室生寺」に向かうしかない。

12:45 室生口大野駅で、秋の臨時バスに乗り継ぎ「室生寺」にようやく到着。

雨は上がっていたが、またいつ降り出すか分からない空模様。観光客もガイドさんも傘を持って歩いている。太鼓橋が濡れていて滑りやすいので、慎重に境内に向かう。

                ≪女人高野 大本山室生寺≫

本来なら、室生古道を佛隆寺→腰折れ地蔵→西光寺と歩いて午後3時頃に到着する予定だったが、2時間以上も早く室生寺に着いた。

日曜日なので、大勢の観光客やお遍路さんでけっこうな混雑。

室生寺の参拝はこれが二度目。前回は、お寺の屋根や軒下に雪が残っている時期だったが、今回は紅葉のピークの後半といった感じ。

                 ≪国宝 金堂≫

さっそく国宝の「金堂」に向かう。

お坊さんの解説に耳を傾けながら、ずらりと並ぶ国宝の仏像に手を合わせる。

     ≪国宝 十一面観音像≫

         ≪国宝 五重塔≫

予定通り「室生古道」を歩いた場合は、15時ごろ室生寺に入ってそのまま17時からのライトアップを見て行くつもりだったが、早く着いてしまったので夜の部はヤメ。

代わりに、東海自然歩道を下って大野寺まで歩こうと思いついたが、室生寺門前のソバ屋さんで聞いたら、「こんな雨の日は危険だからやめた方が良い」と忠告され、またも歩きを断念。

14:50 再び奈良交通バスに乗り、大野寺に向かう。

15:01 大野寺前でバスを降りると、川の対岸に巨大な「摩崖仏」が見えた。 

       ≪大野寺 弥勒摩崖仏(線刻)≫

宇陀川越しに弥勒摩崖仏を遥拝して、ここから近鉄の室生口大野駅までは徒歩で2,3分。

15:37 近鉄急行に乗車。

大和八木、大和西大寺で近鉄を乗り継ぎ、近鉄奈良駅に向かう予定を立てたが、ふたつ目の桜井駅で突然気が変わって下車。

桜井駅前でタクシーに飛び乗って、「安倍文珠院」に向かう。問題は、閉門が何時なのか。

16:05 安倍文珠院に到着。

                    ≪安倍文珠院≫

陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)で有名な安倍一族ゆかりの寺で、日本三文珠のひとつ。

抹茶と菓子で接待を受けた後、本堂で文殊菩薩を拝観。

途中から参拝客は私一人になったので、お寺さんのスタッフは私が帰るのをジッと待っている感じ。

17時まで粘ったので、きっと嫌な客だと思われたと思う。

 

17:00 交通手段がないので、徒歩で桜井駅に向かう。

とっぷりと日が暮れ、雨も強くなって来た坂道をトボトボと20分ほど。

桜井駅からは、JR桜井線で今日泊まる奈良を目指す。