瀬田温泉

待ちに待った週末。今日は都内の『山河の湯 瀬田温泉』に行ってきた。
ここは前からチェックしていたのだけど、うっかりアド街に出てしまったので
ほとぼりが冷めるのを待ってたらのびのびになってしまってたのだ。

めちゃくちゃ寒くて雨（後に霙となる）なのはもうしょうがない。出かける時に
悪天候なのはもう慣れた。まわりもきっと慣れてくれてるだろう。…だよね？
とにかく今週は疲れていたし、どんな天候になろうが行くつもりでいた。
昨日は少し早めに仕事を切り上げて、睡眠もきちんととった。
自分なりにコンディションを整えて元気よくはりきっていたんである。

馬くんと二子玉川駅で待ち合わせ。電車のミラクル乗り継ぎに助けられ、
遅刻の危機を回避。違う路線利用にも関わらずほぼ同じ時間に駅到着。
温泉より先に『ねこたま』に行く予定だったけど、あまりに寒かったのと
（ねこたまは温泉と反対方向だし）フヂがあまり動物に興味がないのとで
あっさり予定変更。そのまま送迎バス乗り場に向かう。馬くんは結構
ねこたま行きたそうだったけど…ごめんよ、また今度ね。

クラシカルな送迎バスに揺られて数分で到着。天気がよければ散歩がてら
歩くといい感じの距離だけど、こんな天候の日はバスがありがたい。
早速受付を済ませて入場。ここには水着で入れる混浴露天風呂もあるが
「いきなり露天は寒いから、内風呂であったまってから集合したいー」
とフヂがほざいたので、先に各々内風呂で楽しむことにした。

寒いから混んでるかと思えば、とてもすいている。こんな天気じゃ出足も
鈍るか？寝湯もジャグジーも、女性専用露天風呂もみーんなゆったり。
お湯は硬すぎず柔らかすぎず、刺激もなくてちょっとしょっぱい。塩分が
あるからか、寝湯では体が浮いてきて結構大変だった。なまじっか体積が
あると、浮力が大きくなっていかん。決して体重が軽いわけではない。

さて一通り内風呂を楽しんだのでいったん更衣室に戻る。
体を拭いて、水分補給して、体重量って…と思ったけど体重計使ってる人
いたのでそれはさっさと諦める。量ったらガッカリしそうだし。
さっさとロッカーのとこ行って着替えよう。

「大丈夫ですか？」

んんん？何が？見知らぬおばちゃんに声をかけられて我に返る。

「あっ大丈夫です、すみません。」

なぜか座り込んでいた自分に動揺。あれ、何でアタシ今座ってたんだろ？
さてロッカー行かなくちゃ、と立ち上がり2～3m歩いたとこまでは覚えてる。

次に気づいた時は自分のロッカーの前。またも見知らぬおばちゃん達の
「大丈夫！？」「水！」「冷やさなきゃ！」という声で覚醒。つまりフヂは

自分のロッカー前でぶっ倒れていた

ということなのでした。着替える前なので当然真っ裸、しかも仰向け。
あられもない姿でひっくり返るフヂに、おばちゃんは自分達のバスタオルを
次々とかぶせてくれてましてね。おでこ冷やしてくれたりとか、スタッフを
呼んできてくれたりとか、とにかく色々助けていただきました。
意識を失ってたのが短い時間だったからまだよかったかも。その後は
バスローブやバスタオルでぐるぐる巻きにされて長椅子で休憩。

ってか馬くんを待たせっぱなしじゃんかよ！今度は奴がのびちまう。
慌ててスタッフに言伝をお願いした。あ～目玉の露天入りたかったな…。
でもこれでまた入ったら怒られるに決まってるので、起き上がれるまで
休んでから着替えて出てきた。あーびっくりした。

いや、びっくりしたのは馬くんでしょうよ。「遅いな～。」と思ってたら
「お連れ様の具合が…」なんて言われたもんだから、相当仰天したらしい。
休憩処でポヤーンと座ってたフヂに、焦った顔でポカリを持ってきてくれた。

不思議なのは、具合が悪くなるような要素が全然なかったこと。
既述の通り睡眠だって充分とってたし、もちろんアルコールの摂取もない。
当然妊婦でもなければ、風邪をひいていたとかも全くないのだ。
温泉にもいきなり熱い湯に浸かったりなんて無茶はひとつもしていない。
ちょっとずつ体をあっためてたつもりなんだけど…。
強いていえば日々の疲労が蓄積されまくってた、ってことだろうか。
救急車を呼ばれるような事態に陥らなくてよかった。

帰りも送迎バスに揺られて駅付近まで。玉川高島屋の『Tokyo Roux』
で遅いランチ。「白味噌のホワイトシチュー」と名物の「丸ごとのカレー
（トマト）」をダブルルー＆五穀ごはんでいただいた。さっき倒れた人とは
思えない食欲である。美味しかった。満腹になった後同じ玉川高島屋の
『ブッツ・デリカッセン』で「温野菜のゴマソースサラダ｣と「イワシの
マリネ」をテイクアウト。15日はサービスデーとかでスモークサーモンを
オマケしてくれた。やったー♪こちらもみんな美味しくいただきました。

本当はもっと色々探索したかったけど、心配かけちゃうしそれくらいで退散。
温泉を楽しめ切れずに本当に悔しい1日だった。体調は悪くなかったのが
悔しさを倍増させる。ラブラブカップルを冷やかしたかったのにー！
絶対リベンジ行ってやるーー！！と鼻息荒く決意。
とりあえず今度はもちょっとあったかくなってからだな。（←やや弱気）

しかし見知らぬ人を介抱してくれたおばちゃん達には本当に感謝だね。
まだまだ世の中捨てたもんじゃない。迷惑かけまくりでごめんなさい。
これを反省して週明けからは少し（イヤ、少しといわず…）仕事のペースを
落として無理しないようにしようと思う。会社に少し大げさに言っても
バチは当たらないよね？最近オノレの体がおっかないから少し休みたい。