goo blog サービス終了のお知らせ 

国鉄があった時代blog版 鉄道ジャーナリスト加藤好啓

 国鉄当時を知る方に是非思い出話など教えていただければと思っています。
 国会審議議事録を掲載中です。

衆議院 運輸委員会17号(国会審議から抜粋)昭和四十九年三月二十日(水曜日) 第6部

2013-05-29 11:43:01 | 国鉄関連_国会審議
みなさん、こんにちは。
少し中途半端になりますが。
当時の国鉄総裁、藤井総裁が国鉄再建計画について述べています。
藤井総裁は、技術者出身の総裁で、当時内閣総理大臣であった田中角栄から要請されて第7代国鉄総裁に就任した。これは当時列島改造計画を推し進めた田中の思惑もあったといわれている。また、藤井は初代総裁下山定則以来の技術畑出身の総裁であった。とwikipediaには書かれています。

○藤井説明員 はなはだむずかしい質問でございますけれども、私はおそらくおしかりを受けるだろうと思いますが、再建計画というものは、これは十年もの長い間にやろうということであって、もう少し物価の現象であるとか経済情勢が安定しますれば、これはできるとかできぬとかいう判断もある程度はできるだろうと思うけれども、現在のような激動しておる時代に、できるできぬの議論をするのはまだ時期的に適当でない。と同時に、再建計画は、これは数字は変わりますけれれども、要するに国鉄が十年後に自力でもってその時代の陸上の動脈たる使命を持たすのだということであって、もちろんそのためには、急務である金の問題、払うことは当然でございますけれども、そういう意味合いにおいて私は、できるできぬじゃなくて、ぜひしなくてはいかぬのだ、それには、そういう変化が起こってきたら一体どういう手を打たなくてはいかぬだろうかと、ちょっとおしかりを受けるようなことを考えておるのでございます。
○加藤(六)委員 それはひとつ、いま総裁がおっしゃったような決意でいかねばいけないと思うのです。私は、いまとにかく労使一体となり、しかもそれは親方日の丸主義でなくして、われわれは国民の経済、国民の生活を確保し向上させていくのだ、そのために一生懸命がんばるんだというこの精神こそ、私が質問した小さい数字やいろいろなことよりも一番大切なことだ、こう思います。そういう点で、総裁の決意のほどがよくわかりましたので了といたします。
 そこで最後に、もう時間も来たようでございますが、一体、基本方針並びに基本計画はいつごろまでに作成したいというお気持ちでしょうか。
○秋富政府委員 冒頭に申しましたように、いろいろとむずかしい環境に立たされておるということは事実でございますが、この国鉄の財政再建は四十八年度から発足するものでございますので、できるだけ早い時期に閣議決定をいたし、また国鉄の再建計画の提出を待って認可いたしたいと考えております。
○加藤(六)委員 これで終わります。どうもありがとうございました。(拍手)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 衆議院 運輸委員会17号(国... | トップ | 衆議院 運輸委員会17号(国... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

国鉄関連_国会審議」カテゴリの最新記事