先週末に、日光の「ヴィラ・リバージュ」さんに行ってきました。
上の写真は、
食堂にある、アールヌーボー風の間接照明です。
クー達一家が毎年この時期にお伺いするのは、実は
雨の新緑を堪能するためなんです。
美味しい夕食を味わった翌朝
これまた本当に美味しい朝食を頂きながら眺める
食堂から梅雨に濡れそぼった、種々の庭木の薄緑色の新緑。
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これから迎える厳しい真夏の暑さ
ホッとする秋には、黄色や赤に染まり
すぐに冬将軍がやってきて、枯れ葉となって地に落ちる。
そんな短い自分の運命を
若い彼らは知っているのだろうか・・・?
(しかし彼らによって、枝や幹は太く長く、しっかりと成長する事が出来るのです。
また逆に、根っこや幹・枝が腐ってしまったら、一枚の若葉さえ萌え出る事は出来ないのです!!)
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昔、「木で一番重要なのは一枚一枚の葉っぱである」と教えられたことがありました。
若い時には、そのとおりだと思っていた時がありました。
その教えは、「一枚の葉っぱは一人の人間で、枝は家や家族。幹や茎や根は、地域とその繋がりである国である。」と
「葉っぱである一人一人の人間が、自分自身がちゃんとしていれば、家族も自然に上手くいくし、家族がちゃんとしていれば、地域もそして国家さえもが自然に成り立っていくので、国がとか国境がとか考える必要はない。自分の事だけしっかりと考えていればよい!」
との事でした。
確かにご立派な理論で、「世界中のすべての人間達が、おたがいを思いやり、助け合い、譲り合い、愛し合って慈しむ」
「ただの一人も、他人を押しのけ、蹴落とし、傷つけ、殺してしまい、その財産を暴力によって奪おうなどとは夢にも思わない。」
本当に、本当に、そんな世界があったならば・・・・・
のお話(噺)です!
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現実は
戦後教育のその結果
自分の事しか考えない、自分さえ良ければ他人などどうなろうと知ったことじゃない。
家族は崩壊、地域はバラバラ、国家感なんぞどうだっていい。
自国の領土に踏み込まれても
見て見ぬふりの事無かれ政治!
ア~ァやれやれ!!
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クーは、たま~にダイビングで海外に行って、
素晴らしい時間を満喫すると、「帰りたくな~い!!」
なんぞと、のたまっていましたが・・・
本当に、帰るべき自分の国がなくなってしまったら・・・・
どんなに大変な事態に身を置かなければならなくなるのか
真剣に考えれば考えるほど
恐ろしい・・・・・です!!
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オォ~っと
新緑・新緑!!
この無垢な初々しい爽やかさに
無粋は無用・・・・ですかね!?