これは沖縄・西表島で撮ったものですが、カクレエビ特有の見えない体で、白い爪が無ければ其処に居ることさえ気が付かないでしょう。
外敵から身を守るだけなら、爪の先から尻尾の先まで完全に透明になっていれば良さそうなものですが、わざわざ目立つ白い爪をしているのには其れなりの訳が有るんでしょうね~。
もし全身が完全に透明だったら・・・
同種の異個体に出会っても同性なのか異性なのか??
そもそも出会っている事さえ気付かないかも!?
よほど強力なフェロモンでも出して動き回らないと、お互いに認識できませんよね!
このエビ、アカホシカクレエビなのかホルトハウシなのか何なのかよく分かりません。
あと、ナガレハナサンゴの触手の先端の柔らかな形は心安らぎますね~。
人手
これはアカヒトデのディテールです。
伊豆半島では潜ればどこででも見る事ができます。
普通ヒトデ(人手)と言えば腕(指)は5本です。このアカヒトデも通常は5本なんですが下の写真を見て下さい。
忍者の手裏剣みたいに十文字で腕4本なんです。
おそらく成長過程でなんらかのアクシデントがあって、腕1本無くしたんでしょう。
普通は再生能力があるので5本に戻るんですが、彼はそのままでも良いやと思ったのか4本で今に至っています。
5本で見慣れているものが4本で居ると、なんか見てて落ち着きませんね~!
まぁもっともヤツデヒトデは8本、ニチリンヒトデなんかは何本も腕を持っているんですから本数はあまり関係ないのかも・・・!?
人間の手足の指も何で5本なんですかね~?
進化の結果としての過不足のない必要最低限の本数なんでしょうね、きっと!
アッ、ついでにお腹の方の写真も見てね!
管足が出てくる割れ目です。
北海道?
北海道の富良野から美瑛に行ったことのある人なら、この写真を見て勘違いするかも知れません。
クーも懐かしく眺めてしまいました。
実は此処、那須のフラワーワールドなんですよ~!
曇っていて青空ではないのが残念ですが、それでもちょっと感動で~す。
5月7日に白河のフラワーワールドに行ってきましたが、そこより北海道っぽい雰囲気で「◎」です。
上に登って行く途中はこんな風です。
標高がちょっと高いせいか?曇天のせいか?夕方になったら結構うす寒く、美味しかったソフトクリームもチビチビ舐めてしまいました。
上に登る途中でまた別な方角を眺めると・・・
これまた良く出来た北海道?
いえいえ、ここは那須のフラワーワールドで~す!!
今月いっぱいは、見ごろのケイトウを堪能できると思いますよ!
熱帯魚
子供の頃、裕福なお家には水槽があって飼っているのは金魚ではなく、エンゼルフィッシュなどの熱帯魚でした。
数十年後、ダイビングをやる様になってたまたまこのツノダシを見かけた時「おー、エンゼルフィッシュだ~」なんて思ってしまったものです。
その頃はこの魚はツノダシだなんてぜんぜん知りませんでしたし、エンゼルフィッシュは淡水魚なんだってことさえ知りませんでした。
今でもこのツノダシに会うと「お~!エンゼルフィッシュ、エンゼルフィッシュ」ってあの頃を思い出し、一人にやけてしまうクーなんです。
このツノダシは富戸・脇ノ浜にいたペアの一匹です。
彼らも死滅回遊魚ですが、今後温暖化がもっと進み最低水温が2~3度上がれば、伊豆半島が彼らの定住・繁殖地に間違いなく成るでしょう。
もっとも急激にそんな高温になってしまったら、地上は気候がパニックをおこし人類の生存さえ危なくなってしまうかもしれませんがね~!!
ともあれ、このツノダシ!クーのお気に入り。
好きな魚の一つではあります(●^o^●)
死滅回遊
これはツバメウオの幼魚です。
富戸・ヨコバマの右側、ゴロタと砂地の境にあったボンテンに付いていました。
水面下で波に揺られてゆらゆらと、揺り動いていました。
毎年この時期になると、本来伊豆には生息していない魚達が姿を見せます。
ちょっと前までは死滅回遊魚と呼ばれていましたが最近は言い方が変わったはずですが、忘れてしまいました。
何て言うんでしたっけ?
珊瑚礁域で産卵された卵や孵ったばかりの仔魚達が、流れの強い黒潮に流され成長しながら伊豆半島までやって来て、晩秋までは成長出来たものの早春の低水温には適応できず、死滅してしまう。
ちょっと可哀そうだけど、この時期だけのお楽しみでもあります。
これからお正月くらいまで色々な珊瑚礁産の魚を見る事が出来るこのシーズンは、まさにダイビングのベストシーズンであります。