火蜥蜴夜話

文書、自己言及形式。

春休みは砂のように

2006-03-28 17:07:26 | Weblog
紀伊半島ツーリングの直後、今度は山口県へと行ってきました(疲
墓参りが目的なのですが、付録として角島大橋を渡ったり角島灯台に登ったり
金子みすず記念館寄ったり長門ブルーラインを走ったり石柱渓を見たりしました・・・
バイクじゃなくて普通自動車で(おーい
これで春休みに本州最南端と最西端を踏破!(半ば自棄
乗車は、実家のボクシー(重い割に馬力が非力だと思う)だったのですが、いつもバイクしか使っていないせいか、高速走行のときの自動車のあまりの簡易さと快適さに寝そうになってしまいました。

・・・一度、二輪車で高速道路をとばしてみればいいさ!(涙(誰

で、灯台だ灯台だとテンションが上がってたのは私だけで、家族の他のメンバーはそれほどでもない様子。
どうやら私、一周とかてっぺんとか最~というものに惹かれるタチらしいです。
母に「我が息子とホニャラララはてっぺんが好き」と言われました。
・・・なんだホニャラララって。




ともかく、紀伊半島では様々な要因が重なって一度も灯台に登れなかったので今回は登れてよかったです。
弟(小学生)に子供かと言われましたが。
まあウチの弟は変に渋いので気にしませんが。


彼は家族に連れられて住宅展示場に行った後の帰り際に
「いい夢、見させてもうたわ」と言い、
私がおやつを半分こにしようと申し出ると
「ちょっと待て・・・話がうますぎる」
と呟くやつですから。



うん、ドンマイ私。



明後日は琵琶湖一周ツーリングwithガンモドキメンバー。
楽しみ。

紀伊半島、四日目

2006-03-22 15:25:33 | Weblog
六時起床。
朝焼けの志摩スペイン村を見ながら走行開始。
パールロードへ。
凄く展望がいい。眼下に伊勢志摩の島々と海。
寒さと曇り空さえなければ・・・

二見浦へ。夫婦岩を参拝。
カエルに願をかけておいて二見浦に立ち並ぶ旅館街へ。
小学校の修学旅行を思い出す。
寒さの中、伊勢へ向かう。

と、信号待ちのときにふと左方に目をやると看板が。
「あてにするとお金とフンドシは向こうから外れます」
思わず二度見。

・・
・・・
・・・・見なかったことにしつつ伊勢市街へ。
まずは当然豊受大神宮(外宮)
神域の空気を堪能。無駄な装飾一切無しの佇まいが素晴らしい。

そしてついに皇大神宮(内宮)へ。
やはり別格。
神聖な空間。
きっちりと参拝。
いうことなし。・・・と行きたいが、帰りがけに、神域でペラペラ声高に話して爆笑しつづける若者どもの一団に遭遇。
殴ってやろうかと思いました(微笑)

おかげ横町で本家赤福餅・伊勢ウドンの定番を食す。美味。
伊勢ウドンは讃岐フリークスには相容れぬかもしれないと思う。

神宮美術館へ。
凄い肩書きの人の作品がごまんとある。・・・どれくらい凄いのかはサッパリ分からないが(汗
美術史に暗いんですみません。

伊勢志摩スカイラインへ。
展望台からの眺望は表現しがたいほど素晴らしい。
・・・これで雨さえなければ(頼むよほんと


高速道路をぶっとばす。
西へ。日のあるうちに宿につけるか・・・?
地道に戻って走行開始。・・のまえにコケコッコ―牧場のシュークリームを食す。美味し。
山間の道、されどさほど狭くもなく走りよい。

奈良に突入。
更に紀伊の山間を進んでいく・・・

紀伊半島、三日目

2006-03-22 15:03:43 | Weblog
六時起床。
雨はあがっている。
準備を終えて走行開始。

熊野川の支流に沿って山道を行く。
空を走っているかのような場所が無数にある。
丸山千枚田へ。
形容しがたいが、ひたすら感動的。
来た甲斐があった。

激写してから今度は熊野市街へ。
快走する。
天気もよい。
ようやく沿海部へ戻る。
右手に七里御浜が延延広がる。
イザナミノミコトを祭る、日本最古の神社と言われる花の窟神社へ。
一枚岩的な巨大な御神体。

少し走って鬼ヶ城へ。
まだ朝も早いらしく誰もいない。
奇岩が連なり、面白い。
メインルートから外れ、海沿いの曲がりくねった道へ。
ツーリングマップルに載っているだけあって展望が素晴らしい。熊野灘に面したリアス式海岸。
厳しい峠を越えると、時々漁村が点在している。

尾鷲へ。
マンボウ丼を食す。
・・・鶏肉?これ(汗 マンボウ≒鶏肉。

ひたすら海沿いを走る。
快走に次ぐ快走。
ついに志摩へ。

じかんがあるので賢島に寄る。
バイクは遊覧船に積めないらしい。残念。
ついでに大王崎へ。
灯台が美しく、その下の町の様子も面白い・・・がモロにシーズンオフな雰囲気(汗
灯台も波のせいらしく入場不可。

さらに時間があるので御座岬まで走行、英虞湾周送を成し遂げる(自分史初
ついでに安乗崎へ。
珍しい方形の灯台。

今夜の宿へ。
ユースだったのだが、先客が既に四人いて、五人で相部屋。
・・・他の部屋とか沢山空いてたが(=某CM?
 


紀伊半島、二日目

2006-03-22 14:39:37 | Weblog
五時起床。
荷物を用意しておいて潮岬は本州最南端の地へ。
芝生の先、断崖の手前に碑がある。
まさに、ここに池終わり海始まるのだ。

バイクで紀伊大島へ寄ってみる。
トルコのエルトゥールル号遭難の地や樫の崎灯台、海金剛などを見る。
風光明媚だが凄く淋しいところだ。

北上開始。
橋杭岩など見つつ。
那智勝浦などを通過。
那智滝へ。
熊野三山の一つ、熊野那智大社を参拝。
いいかげん雨が降ってきているが御滝は以前と変わらず壮大。

那智黒を舐めつつ新宮へ。
ここでメハリ寿司本家でメハリ寿司を買い、熊野速玉大社へ。
意外に新しい社殿。
宝物殿の国宝の数々は垂涎の的。神木のナギも素晴らしい。

新宮市内。
階段を鬼のように登って神倉神社へ。
熊野三山の神が降臨したと言うゴトビキ岩がある。
・・・社殿ちっさ!岩でか!と思った。

実に大きく力強い熊野川の流れに沿いつつ熊野温泉郷へ。
その途中で左折、山の中を少し行き、停車。
目指すは桑の木の滝(上写真)
山の中を徒歩20分。
渓流に沿って作られた小さな道をいく。つり橋を渡る。
山奥へ、山奥へと歩いていくとふと目の前に滝が。
・・・圧倒される。
実は今回は那智滝よりこっちのほうが感動したりして(ぉ

誰もいない滝。
さすが滝100選になっただけはあってかなり美しい。
しばし佇む。
思い立って写真をとろうとする。
途端に携帯が滝壷に落ちる。
持ち主も滝壷に落ちる。
誰も見ていないのにお約束をしてオチがついたところで温泉郷へ。

湯峯温泉、渡瀬温泉、川湯温泉の三湯を制覇。
・・・茹蛸になる。
湯峯温泉・・・世界遺産・つぼ湯に入った。世界唯一の入浴可能な世界遺産。
渡瀬温泉・・・西日本最大の露天風呂に入る。開放感満点だったが晴れていれば・・
川湯温泉・・・川を掘る気力がないので公衆浴場へ。しかし湯は源泉100パー。いい湯だ。

で、熊野本宮大社に宿泊。安いのに部屋は凄く広かった。

紀伊半島、一日目

2006-03-22 14:22:27 | Weblog
帰ってきました。
てなわけでざっと振り返っておく。


初日早朝。
まだ肌寒い空気の中、パッキングしてバイクに荷物搭載。
各所点検。オールグリーン。
さあいざ行かん。一人の旅路へ・・・!

って携帯が鳴ってる。ピッ
「おはようございます、高野山ユースですけど」
ああどうも今日はお世話になります~
「あのね、こっち今路面凍結しててね、宿泊やめた方がいいと思いますよ」
・・
・・・・
・・・・・・
あやつ(冬将軍)は、とんでもない物を凍らせていきました。・・・私の心です」(とっつあぁーん)
一人涙で枕を濡らす夜があった。


そして次の日。(ぇー

気を取り直して出発。
ただし山間部はやっぱり凍りそうなんで急遽行き先を沿岸部に絞る。
微妙に通勤ラッシュと被ってしまい、吹田ICまででエナジーを費やす(うげ
そこからは高速!→和歌山県山辺IC。ひたすら寒かったが紀州に入ったとたんに微妙に暖かい。さすが。
高野山は行けなかったが替わりに道成寺へ。
素晴らしい快晴の下、蜜柑畑横目にドコドコ行く。
道成寺。
・・・人文系にはタマランですたい(誰
寺の宝物館の仏像に惹かれる。

次に白浜へ。途中で牡蠣お好み焼きなど食いつつ。
本日の目玉!
青い海。
打ち寄せる波。
そのすぐそばに隣接する白浜温泉の露天風呂崎の湯
水曜休業
・・・・あれ、お母さん、この水しょっぱいよ。目からとめどなく流れてくるよ。



もう半ばアレなテンションで途中から微妙に山間部へ。
一枚岩とダムに沈む古座を見るためだ。
人気が全くない狭い山道をワインディング。
古座の湖の中ほどには突然桜が生えていた。
一枚岩の問答無用さに暫し驚く。

串本へ。
山道を下り続けて南紀の海へ出る。
もはや夕刻。
串本の町で新鮮な魚介類を食す。うまし。
そのまま更に南下し潮岬灯台のそば、今夜の宿へ。
打ち寄せる波と静かに回転する灯台灯を見つつ就寝。







ユースホステル推進委員会

2006-03-10 15:42:01 | Weblog
ツタヤで延滞してしまった上にイソジンが意外に高くて軽く凹んだarakiです。
日常と言う名の悪魔よ、こんにちわ。

来週火曜から一週間ほど「南紀・伊勢の霊場・神域巡礼ツーリング」を決行してきます。
で、計画帖をば。

一日目 高野山金剛峰寺
二日目 潮岬
三日目 熊野那智大社 熊野速玉大社 熊野本宮大社
四日目 大台ケ原 吉野金峯山寺
五日目 伊勢神宮
六日目 予備日・帰宅日

主要なとこ全部回ろうとしたがゆえに、旅の他のお楽しみは少なめかも。
とはいえ、丸山千枚田や静峡など、道すがらの景観美は押さえる所存。
さらに特筆すべきはこのツーリングの宿泊先のうち三つが寺・神社の宿坊。
それ以外はユース。
宿坊は安いし精進料理はうまいし建物に年季が入ってるし庭園があるし楽しみ。

少々心配なのがマイマスィーン。
今のところ故障知らずだけどそろそろ老いるオイル交換すべきだし・・・もつのか?(汗
あ、他に紀伊半島に関して「霊場的に」行っとくべきところがあれば教えていただきたいっす。
途中変更とかきくので。

そういやビオラの合宿と行き先が一部カブッてる・・・
  

刹那の薔薇色の狂気より永続的な信頼を重視している私

2006-03-09 17:44:16 | Weblog
昨日は先輩方のいい話を聞かせていただいた。
ほんとにありがたい。
先輩方、お世話になりました。
また学館に遊びに来てください。

・・・・って今日学館に行ったらかなりいらっしゃいました(汗
まあ儀式を経たからといって状況が劇的に変化するかどうかは微妙だということの最たる例です。

で、スピーチ。
先輩方の本音、感想、ネタ話等、儀式の場でこそ出される貴重な言の数々がある。
一方で、日常生活においても貴重な言というものがあるわけで。
物事について意見をぶつけ合う、ということが率直にできる機会は学生と言う身分の間に最も多い気がする。
また、私は何かについて人と議論するのが好きなので、機会あるごとに人と語り合おうとする傾向がある、と思う。
結果として、オケ内部の人と時に議論を戦わせることもある。
が、なぜか議論し始めると私と議論相手以外の第三の人(議論が始まるまでは、会話をしている場の参加者だった人)が会話の雰囲気を敬遠して黙り込む(あるいは目配せして『ああまた始めたよ』みたいにしたり顔をする)ことが時としてある。
議論の聞き役に回っているのかもしれないが、私が考えたそれ以外の可能性としては「何かについて自分の考えを露骨に披露するのが格好悪い」とか「がんばっちゃって」みたいなことを思う人がいるのではないか、というものがある。それは、私は選択肢の一つとしては認める。ただ、私に関して言うとこの先(学生生活後)こういう機会がそうそうあるとは思えない(ていうかそういう機会を独力で作り出せる能力が今のところない)から、そういう会話の方向に持っていく傾向がある。機会が自然にあるうちにやれることやっとこうと考えているわけで。まあそう考えてるんだ、と思って、議論傾向をarakiのもつ「悪癖」と据えるスタンスをもしお持ちの方があればちょいとばかり見方を変えていただければ幸いである。

個人的には、我が友人のように、見ず知らずの外国の方と急速に会話ができるような(ただし必要性があった場合のコミュニケーションとして)スキルと性質を獲得したいものである。

すべきこととしたいことの奇跡的合致

2006-03-06 15:31:45 | Weblog
春休みの読書と知的好奇心について。

最近、N嬢からお借りしていた『ダヴィンチコード』を読み終わった。
読んでいてかなり興奮。
この手の「共通了解ではソレってことになってるが、実はコレなんです」系(表現微妙)はホントつぼにはまる。
複線の扱い方が素晴らしい。
でもって素敵に知的。
あと宗教・美術・歴史についての薀蓄が満載でソノスジの人間(私含む)には応えられん内容。
ベタボメですな。
とりわけ人文学専攻者よ、この書を読むのだ!(何様

目標。
トールキン『シルマリルリオン』『終わらざりし物語』『ホビットの冒険』
アレキシス・カレル『人間 この未知なるもの』
ヒルティ『幸福論』
・・・春休み中に完読できれば僥倖。

さてニコンだ。

簡略化は快感を伴うが迂闊であることが多い

2006-03-03 14:42:35 | Weblog
さあて、やってまいりました三月三日。
そう、ひな祭りです。
まあ男子諸君(私も含むと言うのは別問題として)には無縁仏なイヴェンツですが。
この日には、小さいころから我が家に雛人形が飾ってあったのを思い出します。
ウチ男三人兄弟なんですがね。

さてここで一曲いっときましょう。
季節のイベントには童謡がつきものです。
さあ、歌いながら思い描いてみましょう。




お内裏様とお雛様~
二人並んで
スガシカオ。
「最近のぼくらは したり顔で~」(『ぼくたちの日々』)






・・・。
あと、どうでもいいけど「すまし顔」ってきいて
アルカイックスマイルとか思うのは間違ってるんでしょうか。