火蜥蜴夜話

文書、自己言及形式。

ウロボロス

2008-05-24 16:32:20 | Weblog
本日も京都で某母校で哲学対話の授業へ参入。

最初に「黙想&礼」(なんと懐かしい)をおこなった後、
対話の例として私と研究室の子二人で対話を行ったが(今回は問答)、
私の論理の飛躍が明白に甚だしい。
これってそばで記録しているプラトン(筆記役)なら気づくことも多いのだが、話している当人だとどうしても進行中見逃しやすくなる。
今回もこれがまさしく地雷を踏んでしまい、

「どうして~がつらいのか?」という問いに対する問答の途中での答が
「私が心の中で思っているつらいことが・・・だからだ」
といつの間にかトートロジーに。

・・・
・・・・

まあ理由を問われたときに循環論法になることはよくあること!(逃

・・・・・
・・・・・・

それに、トートロジーはある種歴史的に名言として記録されていることが多い気がするし(さらに逃
マロリーの言とか象徴的では無かろうか(厳密には循環してないとかのご意見はアナザーディメンション

また、考えようによっては、いかなる問答も循環にならざるを得ないという見方もできる。



例1、「どうして人はあれこれと指摘することを好むのだろう」
「これだよ。」

例2、「なぜ人間は悲しくなるのだろう」
「悲しいな。」











・・・・
・・・・











「だな。」
「だな。」















な?(どこがトートロジー









吐露捨

2008-05-20 12:51:37 | Weblog
今日の二限は「トロ・ステーション」をDVDで見た。
いやーまさか大学の講義室でトロを見る事になるとは(笑
大学を神聖視されている方には憤慨ものな表現なのかもしれないが、個人的には非常に面白かった。

内容は501回、サイエンス・カフェについて。
研究上、ソクラティックダイアローグやサイエンスカフェ・哲学カフェ等に関心があるのだが、
こういう形でさらりと示してくれると私自身もそうだし一般的にも入っていきやすい気がする。
やはり「一般市民―科学者」という枠組みが現時点主流だろうし。

最近母校(北野白梅町のアレ)で対話授業に携わっているのだが、やはり枠組みというのは強固な影響力を持つ。
教育実習生=「先生」というイメージが強いのかもしれないが。
とはいえ、一方的教説ではなく対話が時代の要請であるというメッセージを感じることが多い昨今である。



まあ何が言いたいかというと、
ある人が、道行く見知らぬ人に
「あの、すいません科学と市民についてどう思われますか?」
と通りすがりにナチュラルに質問して、問われた側も
「科学というものが科目別学問を意味するという前提で・・・」とか
「やはり市民の科学に対する意識の変化という観点から・・・」とか
「私が科学です」とか、
そう、ナチュラルに話し合える関係が構築されるような世界になったら、
非常にシュールで面白いんじゃないかと。




なんという未来予想図(うむ

千年王国

2008-05-17 22:27:01 | Weblog
ここ一ヶ月ばかりで新入生ライフを軌道に乗せた(?)arakiです。
サスペンション。

4月~5月にかけてかなり外に出歩くようになった。
単純に遊び歩くと言うのではなくて、予備校やら研究室の活動やらで。
学部時代よりなにげに動いている気がする。

とはいえ、↑のついでに色々趣味に走っております。
例えば、京都及び滋賀巡り。

京都国際漫画ミュージアムで河鍋暁斎の作品観たり、某博物館で源氏物語千年紀展観たり、滋賀の五個荘商人屋敷群を観たり。

そして何より社寺仏閣巡り。
春の特別参観を含めて、

泉涌寺、宝鏡寺、慈受院、相国寺、梨木神社、下御霊神社、廬山寺、冷泉家(寺社?)、建仁寺、大徳寺、今宮神社、建勲神社、護王神社、仏光寺・・・・etc

いやあ、ヴィヴァ京都。
どれもすばらしかったが、とりわけよかったのは、

・泉涌寺の静寂、門から見下ろす本堂
・千年を経て初公開の慈受院
・建仁寺の風神雷神図屏風(本物)
・大徳寺塔頭興臨院の庭
・葵祭の行列

悔いは、千年紀展はあさきゆめみしを読んでから行くべきだったorz
ということと、建仁寺とセットで行こうとしていた長楽寺に行ったところ、京都府警のテープが張り巡らされていたこと。
・・・私の行った前日に火事があったことを知ったのは帰宅してからorz
中身は燃えなかったらしい・・・不幸中の幸いか。



ほんま京都いいね。
それゆえか、最近のお気に入りはコレ(懐
バイクが無くなったら移動範囲が縮小するかと思ってたけど、やはり私は結局なんだかんだで代替行為を行うようだ。



あ、最近で一番印象に残っているのは
河鍋暁斎のドクロちゃん(the world