火蜥蜴夜話

文書、自己言及形式。

近江

2013-06-02 22:02:36 | Weblog
行ってきた。

伊吹山に車で行き、山上駐車場で停めて徒歩で山頂へ。

バーナーでソーセージをあぶって、持ってきた野菜とともにパンにはさんで食べた。
美味い。
コーヒーも沸かして飲む。
紅茶党だけど、こういうのもいいもんだ。





・・・と書くと優雅な感じだが、実際には非常に寒くて震えながら作業してた。
薄着過ぎたわ・・・(自業自得




しかし、景色は最高である。

一方には水をたたえた琵琶湖。

他方には濃尾平野。

山肌がくっきりと観え、山頂は時折雲に巻かれる。



山上の花畑はまだ満開ではなかったが、無人の高原に白い花がほころぶ感じはとても良かった。
この雰囲気好きだわ。



さて、古代にこの山の神と、日本武尊(頂上に像がある)が戦い、なんと日本武尊が負傷してその死の原因となってしまった。
山神は白い大猪だったという。
この像も山上にある。

伊吹=夷服と書いたとかいう話もあるとか。


次に行った伊吹山近くの居醒の清水において、たまたま日本武尊の伊吹山征討の直後を知ることができた。
尊はこちらになんとかたどり着き、湧き出る清水によって一時的に小康を得たようだ。
ただ、こちらの説明版では山神は大蛇となっていた。
後日調べると、古事記と日本書紀で表現が違うらしい。

尊を癒した清水は今も素晴らしい透明度を誇り、かつての宿場町の間を流れている(写真)。

いたるところから湧いており、道の駅ならぬ「水の駅」で飲んでみたがとても美味しい。

(※湧き水を水筒で持って帰って近江米を炊いてみました。なんとなくいつもよりご飯が美味しかった気がする。)


清水流れる宿場町のたたずまいがまた素晴らしく、暫くぼーっとしてしまった。

観光客皆無の宿場町。







伊吹山といい、居醒の清水といい、また行きたいものである。



あー温泉は行きそびれた。