火蜥蜴夜話

文書、自己言及形式。

北海道ツーリング十日目+α

2007-08-30 15:03:03 | Weblog
起床。
二等は体が痛い・・。
ぼーっとして、ぼーっとする。
船の中を際探索。
風呂に入ったり本を読んだり、行きの船の中でやったのとほぼ同じことをする。
こちらは映画はなかったが。
あと、自衛隊のお兄さんたちがかなりのウェイトを占めていた・・・
前の日の宿でオーナーが「東港発は漢っぽいフェリー」と言っていたのを思い出す。
うーむなるほど(えー
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・・・・敦賀港に着く。

もはや夜である。
北海道を堪能したバイカーたちが三々五々散っていく。
私も帰途につく。
最初は国道沿いに若狭方面へ。
夜の幹線国道はとばすわとばすわ。

が、途中で左に折れて美山ルートへ。
夜のぐねぐね山道はつらい。というか危ない。
慎重に・・・といいつつもついつい北海道ペースで走ってしまう。
北海道から帰った直後に捕まりやすいっていうのは本当なのだろう。
道を一箇所読み違えるも復帰。
にしても事故らなくてすんでよかった。

見慣れた園部に入る。
実家に着く。

就寝。

・・・
・・・
・・・
・・・

起床、荷造りして早々に出発。
園部から池田まで慎重に走る。最後の最後にこけては元も子もない。
無事に着く。
最後に一枚撮影して、終了(写真)。

昨日&今日の走行距離・・・170km









今回の北海道ツーリングで得たもの
限定フラッグ六枚コンプリート!(バイカーには大きい)
・プライスレスな思い出
・北海道ほぼ周回達成感
・天気の怖さ
・世界の果て
・孤独感の明瞭化
・慎重さは大事



今後の備考・・・エンジンオイルが限界だろうから交換、油をさす、洗車。

総走行距離・・・約2500km

北海道ツーリング九日目

2007-08-30 14:47:08 | Weblog
起床。
ゆっくり朝ごはんをとる。パンとか手作りらしく、とてもおいしい。
記念写真を撮ってから出発。

昨日、宿のオーナーに指摘されていた「国家権力が張っている」スポットを無難に抜ける。
海沿いの道へ。
右手は十勝平野の裾野、左手は海。

目前に日高山脈が迫ってくる。
十勝平野を後にし、黄金道路へ。

黄金道路は海沿いの道だが、波をかぶることが多いという話のとおり、トンネルが多く、それが雰囲気を出している。
ひたすらのどかなワインディング。
だが、工事が多く片側通行が多い。
途中で海に注ぐ滝を見たりする。

晴れた空。

だんだん風が強くなってくる。
百人浜を抜け、襟裳岬へ。
気をつけてバイクを止めないと風で倒されてしまうといういわくつきの襟裳岬。
今日はまだましだったが。
バイクを止めて灯台を見、先端へ。

絶景。
日高山脈が直接海に落ち込んでいる。
遠くまで延々と連なる岩塊。
風の館で風力体験したり、襟裳の岩塊にすむアザラシを望遠鏡で見たりする。
アザラシ多い。

今度は北上。日高山脈の西側。
昆布漁の船が多い。
日向に干される昆布のじゅうたん。
エンルム岬に登ってみる。
さびしいながら、道東の岬よりは人の気配がする。

さらに北上。
途中で馬事資料館に寄ってみるが、わからないことが多かった・・
競馬わからん・・・。

ここらは馬の牧場が多い。きれいに整備され、そこを馬が闊歩する。
内陸の十二間道路へ。
春には桜の名所らしい。今は葉桜が延々と続く直線道路。
のびやか。

内陸を少し走り、海側へ戻る。本当に馬が多い。
で、また内陸へ少し入り義経神社へ。
いわれとか歴史とか見てみたかったが、薮蚊の大群の前に戦略的撤退を試みる。

ショートカットの形で西へ。
道の駅でアイスを食い、付属のレコード館横の図書館でしばし読書。
オルガンつきのスコアを発見。

船の上で食うであろう食料、今日の夕食を買い込み、いざ苫小牧東港へ。





が、時間がまだまだある上にガソリンが心もとないのでGSを探してうろつく。
もう日がくれ、あたりは闇。
なかなか見つからない。きがつくと苫小牧港(西)まで来てしまっている。
さらに迷いつつ探してようやく給油。

そして東港カウンターで待つこと数時間・・・写真撮ったり
・・・
・・・
・・・
・・・
出航。

なまら北海道!!(さよなら北海道、のつもり)

船の中を探索し、酒を飲んで寝る。


今日の走行距離・・・300km




北海道ツーリング八日目

2007-08-30 14:19:23 | Weblog
起床。
さっさと出発。今日は北海道に来て初めてまともに晴れた!!(涙
十勝方面にまっすぐに入らず、直前で北上。
浦幌川に沿ってひたはしる。
周囲の雰囲気がなんだか本州に似ている。なんだか知っているような空気。
足寄湖横の道の駅でチーズを試食。・・・・うまい。
試食乱発したいところだがぐっとこらえてチーズケーキを食う。・・・ウマー。
土産にしたいところだが生ものはアウトか・・・。

再出発、北西を目指す。
十勝平野北部へ侵入。更に北へ。
林やトンネルが延々と続く。かなり景色のいい道。
糠平湖に沿って更に北上、途中で右折、ダートへ。

ダート長い。・・・ダート途中でバイクを降り、徒歩で糠平湖畔へ。
待っているのはタウシュベツ橋梁
晴れた空の下、湖のそばに朽ちた橋。周囲は高い山と森(写真)。
写真をとりまくる。
時期によってはこの橋は湖の下に沈んでいるし、数年のうちに崩れるらしいので本当にきてよかった。

引き返す。
十勝平野を少し南下、ナイタイ高原牧場へ。
うねうね道を走る。
丘また丘の上に頂上レストハウスが。
そこからの景色は・・・絶景。十勝平野が一望できる。
レストハウスで牛乳とソフト(本日二本目)を食う。
のんびり。

また出発。
ひたすらつづく直線道路を南下。左右には牧草地・畑が広がる。
スピードも平均的に高いまま。
途中で白樺並木の農道を走ってみる。

帯広へ。
ホンダ系列店で限定フラッグ入手。むふふ。

帯広駅付近でバイクを降りる。
豚丼を食す。肉が厚くて非常に美味!!!
駅の購買で野菜を買って実家に送る。残念ながら時期的にジャガイモはなかった。

六花亭本店へ。
店で土産を購入後、その二階で本日のケーキを食う。
うまし。女性ばかりの中にバイク姿の男一人だが気にしない。
正義は常にマイノリティに与えられる傾向がある。

更に南下。愛国駅幸福駅へ。
・・・元ネタが最近の若者にはわからないかもとも思う・・。
駅の中には蒸気機関車が展示してあったり、全国からの手紙が所狭しと張ってあったりする。凄い。
トライクで旅をしているらしいカップルに出会う。
・・・どんな改造っすかこれ。凄い・・・。
店のオヤジさんに自らのライダーハウスへと誘われるものの、予約があるのでお断りする。

南下。夕暮れ。
十勝平野の夕暮れ。言い方は見つからないが、とてもよかった。

十勝平野南部の宿へ。ぽつんとたたずむ宿。
とてもきれい且つアットホーム。これはリピーターが多いのもうなずける。
就寝。


今日の走行距離・・・330km
道がまっすぐだったせいか、距離ほどには疲れなかった。


北海道ツーリング七日目

2007-08-30 13:09:54 | Weblog
起床。
やっぱり寒い。
荷造りして出発。納沙布岬へ。
途中、牛や馬がもくもくと草を食む薄霧の中を進む。
なんとなくぼやっとする。

岬へ到着。
記念館へ入り、北方領土視察証明書をもらったりする。
双眼鏡で見てみたが、やはり今日も霧で北方領土は見えない。
ただ、霧の中から汽笛の音だけが響く。そしてカモメの鳴き声。

灯台へ行ってみる。
裏手の断崖に回ると、朽ち果てた船が眼下に乗り上げている。
写真を撮っているとすぐ背後からボーっととてつもなく大きな音が。
危うく海に落ちかける。
汽笛にここから答えていたのか・・・・。

再出発。今度は太平洋に沿いつつひたすら南下。
だんだん霧が晴れてくる。
落石岬へ。

ダートを走って突き当たりでバイクをおり、徒歩で行く。
誰もいない野原と林が続く。
廃墟発見。
落石岬の入り口はまずは林で、そこの中へと潅木道が入っていく。
ひたすら潅木の上を歩く。
左右には蝦夷松。なんだか洗練されたというか、澄ました感じのきれいな林である。
しばらくすると、ぽっかりと視界が開ける。
海へと突き出た笹原の断崖、誰もいない、小さなきれいな灯台。
イイ!!
少しばかり歩くが非常にいい。

引き返し、バイクにまたがりまた南下。
道はやがて緩やかながらもまっすぐに近く走りやすい道ばかりになる。
とばす。
とばす。
林の中をひたすら走る。
右手に湖が見えたのでちょっと止まってみると・・・
湖上、遠くに丹頂鶴のつがいが!!
超望遠で撮影。

やがて左手前方に霧多布岬ガ見えてくる。
海の中に浮かぶ軍艦のようだ。
で、手前はなんとバイクで走れる砂浜とのことでひゃっほうと乗り込む。
砂の上って変な走り心地だが、いつもと違う感触が楽しい。
しかし、ところどころで小さな川で砂浜が途切れていたりでこぼこだったりする。
むろん、無理やり乗り越える。
よい子のアメリカン乗りは真似しないように!!

砂浜脱出、岬へ。
岬は霧がところどころに立ち込め、断崖絶壁と灯台までのコントラストがとてもいい。
絵になる。
満足して再び出発。

厚岸湾で橋を渡り、道の駅で牡蠣丼を食す。うまし。
なんとなくここは尾道に似てる気がする。

釧路へ。交通量が急に増えてくる。
釧路市街は都会。大きな総合的商店街が立ち並ぶ。
北を迂回し、釧路湿原を望むべく北斗展望台へ。
遠目に見ても湿原でかい。むう。時間をかけて走ってみたい。
バイパスを使い、さらにひた走る。
途中で給油し、ホクレンの限定フラッグを手にする(興奮
さらに濃霧の中走行。

音別郊外のライダーハウスに着く。
ジンギスカンつきで驚くほど安い。
あまり客が来ないとかで、宿のおばちゃんがすごく親切に対応してくれる。

宿の漫画を読みつつ就寝。


今日の走行距離・・・330km
あ、携帯の写真がない・・・。

北海道ツーリング六日目

2007-08-19 22:31:38 | Weblog
起床。
ザバザバザバー。

・・・

ザバザバンザ、

・・・

ザバババザバ

はいはいわかりましたよ雨ですよ雨。


というわけで知床半島の朝は雨から始まった。
「うわー嫌な天気」「ほんとだ」
応答するのはハーレーのお兄さん。
言い忘れていたがこの兄さん稚内で同じ宿だった人。
すごい偶然。
聴いてみたところまったく走るルートが異なっていたにもかかわらず、
同じ日同じ宿に泊まるという奇跡。
マーベラス。
まあ、取り分けて感動的な再会があったわけではなく、
私が雨の中出発するすがたを笑いながら写メられただけです(嗚呼

そう、出発したのである。
同室のボルドールおじさんが「動かないと何も始まらないよ」とおっしゃり、
一足早くてきぱきと発進。
私は、それを見送った後一時間ほど雨が小雨になることを期待しつつ読書へ逃避。・・・
・・・
・・・
・・・・しばし、ダン・ブラウンにはまる。

はい、やまないと。


というわけで荷造りして雨の中発進。
雨の知床をひた走る。
鹿に出会ったりしつつ爆走。
知床五湖到着。
よし、熊が出ていて全面的に進入禁止だな、あっはっは(乾いた笑い
展望台だけ開放されてたんで行ってみる。
知床の連峰と笹原、そしてそこかしこに小さな湖。うーむいいね。
引き返して、知床峠越えへ。
上り始めると・・・げ。
濃霧・雨・くだりの連続ヘアピンカーブ・熊の生息地帯
という地獄のカルテット。
後方から迫る車に道を譲りつつ40km/h走行。

なんとか峠を越えるも、けっこうへばってしまい、熊の湯(露天風呂)にはいけず。
気を取り直してヒカリゴケの洞窟へ。
ぼんやり光るコケをみつつ雨宿り。
ふへえ。
目の前にはオホーツク海。
北方領土が見えるはずだが天気晴朗ナラズ、浪タカシ(ぇー
残念。

左手に海を見つつ半島を南下。
どんどん民家が少なくなり、さびしげな雰囲気に。
根釧台地の一角にようやく入る。
内陸へ入り、直線道路だらけの道をひた走る。
そろそろガソリンやばいな・・と思ってはいたが、地図でガソリンスタンドを確認していたので安心する。
が、これがいけなかった。

GSについてみると閉まっている。近所の別のスタンドも×。
これは・・・日曜日かっっ・・・!!
不覚。
神がこの世界を創造したりするから日曜日があるんだなどと限りなく無意味に毒づいてみる。

近所の商店に入り、「近くにGSないですか」と聞くと
「うちがそこのGS(閉まってたヤツ)やってるんよ。まっててな、今あけるから」
・・・神よ、我を許したまえ。(ほんまスンマセン

満タンにして一路、北十九号と開陽台を目指す。
ツーリングバイカーの聖地。
ワクワクどきどき。
北十九号はまさにジェットコースター的アップダウン。これ走るの楽しい。
道のど真ん中で写真をとったりする。
開陽台は・・・やっぱりガスっている。360のパノラマのはずが、
まさに濃霧によるスターリングラード攻防戦
でも、そこで食べたホットドッグと蜂蜜ソフトは別格にうまかった。
慣れたキタキツネが寄ってくる。

再出発、再びオホーツクへ。野付半島に進入。
弟いわく「世界の果て」・・・どんなだろう。

野付半島、風が強い。おまけに両側が海なので荒れる海上を走っている気になる。
やがて、立ち枯れる木々の連なりを発見。
さらに奥に侵入すると・・・トドワラ
そこでバイクを降りて先へ先へとすすむ。原生花園の中を歩くこと数十分。
世界の果てキター━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

サロベツとはまた趣の異なる世界。
枯れる木々が海上の何もない空間に折り重なる(写真)
そして煙る遠方に切れ切れに同じような木々が立ち枯れる島々が見え隠れ。
一方で浪はほとんど凪ぎ、周囲には何の音もしない。
観光客もまったくおらず、・・・・本当に何もない。
ぼーっとしてエナジーチャージ

元気になり、野付半島脱出。
更に南下。
風連湖の外周を回ったりする。
相変わらず民家があまりなく、さらに雰囲気は荒涼としてくる。
根室半島に進入。
ここから一気に気温が下がり始める。
これはかなり危ない。
危機感を覚え、道の駅で休もうとするも、道の駅はちょうど閉まる時間だった。
しかたなくそのトイレで暖をとりつつ作戦を練る。(うう

再々出発。
根室市街へ。
今日の宿に着き、荷物を降ろす。根室心底寒い。これがここの夏か・・・
道行く人々も長袖ばかり。

夜の街でエスカロップを食す。うまし。
宿に戻り、次の日の計画を立てつつ就寝。


今日の走行距離・・・300km





北海道ツーリング五日目

2007-08-15 18:25:52 | Weblog
起床。
天気が非常に気になったが、なんと快晴!!!
よし。
荷造りして、宿の前でハーレーのおじさんと記念撮影。
ハーレー格好いい・・・いつか乗ってみたいものだ。

出発。
網走湖のそばをかるーく走る。
やがて、強風地帯にはいるが、なんとなく富良野に似ている綺麗な風景が続き、
気分的にはとても上々である。
防風林、サイロ、整然とならぶ広々とした畑。
最初の目的地は美幌峠

峠へ向かい、なおも走行。
ところが。
・・・・・・・・。。。。嫌な予感がする(←SW

峠への坂道を走行していると、うっすらと靄がかかりはじめ、やがて霧に。
そして峠のてっぺん、晴れていれば美しい屈斜路湖が見下ろせる絶景ポイントは、
Damn it!(何故か英語
白い悪夢により遮られていた。濡れるし寒い。
山形で蔵王に登ったときと同じオチ・・・縁がないのか?(嗚呼

峠を下りる。霧は晴れるものの、雨がしとしとと降り出す。
誰もいない雨道を爆走する。
北海道の農道+雨は絶妙に寂しい。
さて状況は変わらず、とりあえず次の摩周湖を目指す。
修学旅行で第一展望台(定番)は行ったので、展望台から望むことにする。
雨の中ひたすら爆走。
ときどき鹿にあったりするも、そのほかはだれにも会わず。

裏展望台に到着。・・・が、やっぱりガスっている。
「霧の摩周湖」の名は伊達じゃない・・・というか伊達じゃなさ過ぎ。
一寸先も霧。

微妙にローギア(テンション的な意味で)になりつつ、次は神の子池へ。
道道から逸れ、ダートを数キロ走る。
明らかにアメリカンには無理がある道だが、
そこは大和魂的なアレで。
神の子池は凄絶に綺麗。
何万トンもの湧水によって、常に池が清水に満たされているため、
エメラルド色の湖面が広がり、枯れ木が横たわる湖底までクリア。
オススメ。

そしてオホーツク側に戻るべく走る。雨がやむ。
アップダウンがすばらしいジェットコースター的道を走り、そして藻琴へ。
オホーツク沿いの路線の駅で昼食。
駅の中が喫茶店になっているらしく、標識や切符など電車グッズがならぶ。
海の幸満載のラーメン。
食い終わって出発。濤沸湖を右手に見つつ原生花園へ。
たまたまだが、そ○まんま東がテレビで試乗してた「道路路線両用車」(?)の黄色い車両をたまたま見たりしつつ、原生花園をうろつく。
砂地の中に小さい花々が点々と。
オホーツクの海にむかって右側に、雲の中突き出る緑色の半島あり。知床半島、それが僕らの目的地!(誰

半島へ向かい再出発。風がどんどんきつくなる。
一度内陸へ入ってからのルートだったため、気づいたらすでに半島に入っていた。
しかし大きい半島だ。
右手は原生林。
の生息密度日本最大。・・・うわわ。
左手は断崖絶壁。
ただし、一本道だがかなりいい道なので気軽なワインディング。
途中でオシンコシンの滝(海のすぐそばに巨大な扇状の滝.写真)に寄ったり、
鹿を激写したりしながらすすむ。
ウトロオロンコ岩に登り遠望。
知床観光船(今回はパス)が見え、また知床の山々が雲の中に重なり合い霞むのが見える。
ウトロをぬけ、さらに道道にそれて今日の宿(ユース)へ。
知床で宿泊可能な宿の中でもっとも奥のエリアに位置している。
イメージとしてはこんな感じ。
  熊
熊  熊
  熊


まさに、大自然の懐、熊まっしぐらな場所。
まずバイクを止めたら死ぬる。
熊よけのため、爆音をたてながら走行(1速で回転数を上げまくる)。
無事に宿に着く。谷間の原生林の中。

夕食はイクラ尽くし!バイカーの数名(当日に電話で予約入れた組)はこれをチョイス。
だが、別テーブルの鮭尽くしコース(前もって予約必要、一匹の大きな鮭を目の前でさばき、寿司やら炙りやらいろいろなし方で食うコース、じゅるり)のワイワイぶりに圧される。
なんとなくバイカー組、相対的に負けた気分になる人多し。
イクラは美味しく領もすさまじかったが。
バイカーの一人、CB大型ボルドールに乗ってきた公務員のおじさんはなぜかすごいテンションの高さをキープし続けていた・・・。

部屋で次の日の用意をしつつまったりする。
と、雨が降り出す。

就寝。


今日の走行距離・・・280km





北海道ツーリング四日目

2007-08-13 23:47:22 | Weblog
朝起きると小雨が降り注いでいる。
バイクとしてはいやな予感である。はよふりやめ。
天気を恨む点でハーレーの兄ちゃんと意見が一致する。
(兄さんはこの日クッチャロ湖まで行く予定らしい。キャンプしつつの3週間北海道。うらやましい。)
とはいえじっとしていても埒があかないので、小雨の中出発。
まずは稚内を南下。

日本最北のホクレンに向かう。
(ホクレンとは北海道に大量分布する葉っぱのマークのGSである。)
というのも、限定フラッグがもらえるからだ。

旗を手に入れて今度は宗谷岬(写真)へ行くことにする。
日本最北端。
左手に稚内湾を見ながら走ると・・・あれ?ここ?
発見。
劇的な感じが一切ない出会いであったが、
「人生の大事なチャンスは大抵そういうもんだ」
いもしない偉人の言葉を思い出す。
雨のせいか、サハリンは見えない。
とはいえ、興奮はやはりあるわけで・・・間宮林蔵激写。そして他の観光客と記念写真をお互いにとりあう。
そばの土産館で「最北端証明書」をもらう。
宗谷丘陵沿いに来たほうが劇的だったかもだが、結構満足する。
さらにそばの出光で給油し、「最北端GS給油証明書」をもらう。

あとはひたすら南下である。一海岸線を一日に走ることはもうないかも知れない。
オホーツク海に沿って南下。クッチャロ湖近辺までは湿原・森林・町村・などを走り抜ける。
天気のせいか、オホーツクの厳しさをイメージとして強く感じる。

クッチャロ湖の手前で湖周ルートへ。
と同じくして雨がやむ。やった!
ものすごくのどかな道。
前後に車はいなくて、
無効に見えるはまあるい丘また丘。牛がモフモフと草をはんでいる。

クッチャロ湖が見えたり見えなかったりしつつもとのオホーツク沿い国道へもどる。
神威岬のトンネルを越える。
最果ての地感をかりたてる、断崖絶壁の岬。

その後もひたすら走る。
しかし速度には注意しつつ。

道の駅に寄ってアイスとラーメンを食う。
うまし。
電車車両を利用したライダーハウス発見。・・・寝袋もってないので断念。

さらに進み、ガラス張りの展望台からオホーツクを見てみる。
展望台がやけに格好いい。

紋別にて、流氷センターに入る。
「なぜか旅先で修学旅行的な物件に入りたくなる」という嗜好がここで出る。
中ではマイナスの世界を体験・・・
・・・バイクで冷えた体にはツープラトン(古)である。
しかし流氷の仕組みを知ったり、プラネタリウム型のシアターで映像を楽しんだり。
やはり博物館は楽しめる。
なかでも、マイナスの世界でシャボン玉はどうなるか?という企画はかなりおもしろい。
・・・しかし、現実に寒天下でシャボン玉を楽しむ人がいるとして(自主規制

で、サロマ湖へ。
南岸を沿って走る。
風が強くなってくる。
高校の時に訪れた覚えがあり、どことなく懐かしい。
サロマの湖に突き出た岬で写真を撮るも、風が強すぎて撤退。
能取湖を経由。

網走の今日の宿に到着。
雰囲気のいい、とほ宿(初)である。
食事の前に風呂だと言うことだが、風呂は近くのホテルの温泉券を利用するとのことなので、宿のワゴンでホテルへ。

網走湖
のほとりをゆっくり走るワゴン。
それとともになんとなくデジャヴ。
ん?

ホテルに着。・・・・・ってここ、
修学旅行で泊まったホテルじゃないですか!!!
(←洛☆生ならわかる)
なんという運命。そしてなぜか敬語。

ゆっくり大浴場で汗を流し、ワゴンで帰宿。
夕飯は地元の幸満載。・・・旨いし安い!!
次の日どこに行くべきか、宿のオーナーと宿泊客のハーレー乗りのおじさん(稚内の人とは別人)と語り合う。

満足して就寝。



今日の走行距離・・・354km







北海道ツーリング三日目

2007-08-06 00:17:05 | Weblog
早朝に小樽のライダーハウスを発つ
・・・とはいっても、出る前に宿の記念撮影とかマスターの「ここがいいぞ話」が続き、結構ずれ込む(でも楽しかった

マスターから「ここのホッケの開きがやすくて旨い」と聞いたところを目指し、小樽の奥へ。海際の食道で食す。
確かに旨い。

さて、腹を満たしたら反転、国道に沿って札幌方面へ。
ただし今回、札幌市街には入らない。北辺を迂回する。
石狩平野に入ったとたんに広くてまっすぐな道のオンパレード。
普段ならひたすら楽しめるところのはずだが、
風がものすごくきつい。
体感的に台風並み(これは後に襟裳岬で実証される)。
まっすぐ走るだけのはずが、まさかのコースアウトの危険にさらされるヒヤヒヤ走行。
なんとか平野を抜け、日本最長の直線道路へ・・・と思ったが、
風に懲りて近道。

今日の第一の目的地は北竜のひまわり畑
それなりに緩いカーブはあるものの快適な道をゆわkmちょっとを維持しながら走る。
北海道はヘリまで動員して取り締まりをしているらしいので今回はずっと警戒を怠らぬよう決めてある。

途中で給油。えーと、燃費は・・・
+10km!!!
原付かおい。
北海道ツーリングには欠かせないフラッグももらう。

北竜のひまわり畑につく。
・・・・地平線までひまわりひまわりひまわり・・・。おお(写真)。

さて、次は一路日本海へ抜けるルート。即ち留萌を目指す。
交通量が圧倒的に少ない山越え・・・といってもやはりカーブは緩い(楽

日本海へ。
ここから一気に北上。
左手に日本海、右手に断崖のルートをひたすら走る。
天気もよく、北の海をひしひしと感じる。
途中で文化財表示を見たので寄る(条件反射)。
ニシン番屋
明治のニシンの歴史を学ぶ。・・・なんという巨大規模の共同生活。
受付のおばちゃんとニシン談義(謎)を楽しむ。
満足してさらに北へ。


やがて、右手は断崖でなく、牧草地帯へ。わびしさが増す。
そして左手前方、海の上に利尻富士が。

さらにひたすら北上、サロベツ原野へ。
民家は全くなく、時々出会うのは鹿くらい。
ガードレールも全くなく、交差点もない原野をひた走る。
ここから数十機の風車がひたすら立つオトンルイ。

ふ、ふふふふ
世界の果てキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
ここは本当オススメできる!!!ライダーならとりわけ、かもしれん。

・・・やがてサロベツ原生花園の表示を見、右折(久しぶりの交差点)。その瞬間、ぴったりとついてくるパトロールカー。

・・・・広大なる湿原の中、全くひとけも車もない中、連れだって走るバイクとパトカー。・・・気まずい。
法定速度を守り数キロ走る。
原生花園入り口で私と別れた瞬間、回転灯を回し始めて軽快に去るパトカー。
先方もいやだったようだ。

原生花園で散歩しながら遠方の利尻富士を観たりする。
岡山からマイカーで来ている壮年夫婦と雑談し、写真をとりあう。・・・ルート予定かぶった(笑

さて、海沿いの道に戻り、またしても北上。
さらに世界の果て感が強くなる。


・・・ついに野寒布岬に。
灯台とか、遠方に見える利尻・礼文を臨む。
この時点でかなり夕刻。
ここは夕日の名所だが、曇っていて見えない・・・残念。
稚内市街へ。
今夜の宿はユース。

もう日が暮れた。
先客はハーレー乗りのあんちゃん達。やっぱり私より若いライダーがいない・・・。
ノリがよいあんちゃんである。
荷物をユースにおいて、市内で天ぷらを食ってみる。旨い。
だし巻き卵をサービスしてもらう。

夜の市街を徘徊。
日本最北端の駅、ギリシア柱廊風の堤防など見て回る。
・・・・堤防の中で野宿しているライダーが居る・・・。

宿へ戻り、就寝。


今日の走行距離・・・360km


北海道ツーリング二日目

2007-08-03 22:58:30 | Weblog
雑魚寝。
カーペットの上に直に寝てるのでまるで武士の気分である(謎
午前10自近く、起床。

今日は一日中フェリーの上である。

手始めにフェリー内部を探索。
そして持ち込んでおいた朝食・昼食を食べる。
甲板で、小樽から舞鶴へ向かう同型艦とすれ違うのを目撃する。
その後ひたすら読書。

読書。

夕刻、船内のミニシアターでジェット・リー主演の「spirit」観る。
ジェット・リーはイイ!!!
獅童もイイ!!!

やがて、北海道最初の大地が目に入ってくる。奥尻島。
さらに、積丹半島が。
いずれ陸路で行ってみたいが、神威岬を海上から目撃することに。
・・・・イイ!!!

夜、小樽の灯が見えてくる。

小樽着。ついに上陸。
車両甲板で荷造りし、バイクの列に並び、ゆっくり外へ。
キターーー!

ゆっくり走り出す。
北海道、道ひろっ!!!
一瞬有料道路かとあせった。

このまま宿に行ってもよいが、どうせなので小樽の運河を見に行く(写真)。
カップルばかりのムーディーなところに突如降り立った
ごわごわのライダースーツに身を包んだ男一人。

さらに、記念だとばかりに海鮮丼を食す。
・・・・テンションがあがりすぎていたのか、財布のひもがゴム紐になる勢いである(泣

宿へ。
初ライダーハウス。
んで、アットホームな宿でオーナーや他の客と語り合い、飲み明かす。
まさか、上陸一日目に見ず知らずの人々と倫理学について語り合うことになるとは。すごいよ北海道。

夜半をすぎてから就寝。大丈夫か私。


今日の走行距離・・・5km(笑