I NEED JIN!!

赤西仁を中心に心の叫びをブチまける徒然日記

日本の音楽シーンについて思うこと

2011-11-21 21:09:17 | 赤西仁
MステやHEYなどの音楽番組はいつの頃からか(正直うんざりするほど)「懐メロコーナー」が設けられている。
これはおそらく番組制作側の中枢となる人が30~40代の世代ということもあろうけれど、それ以上に今の音楽シーンに魅力ある名曲が少ないからではないだろうか。

MステなんかはCDがミリオン連発で飛ぶように売れていた90年代をメインに扱っているようですね。

もちろん、リアルタイムの時はそれほどでも~・・・と思っていた曲が年月の経過によって懐かしさから佳い曲に思えてくるという人間の心理的なものもあるだろうけど。

翻って現在を見てみると、どいつもこいつもイベントだのグッズだの特典付きで(ただしDVDくらいなら音楽ともリンクしているのでいいとして)CDを売ろうというのばっかりが跋扈している。「ファンのため」と美談を称して、その実あるのは目先の金儲けだけ。
もちろんビジネスだからCDが売れない今、いかにして売るか、レコード会社も制作サイドも必死なのはわかる。私とてこのままCD市場が凋落していく一方なのは見るに忍びない。

それにしても人心不在、音楽無視が過ぎた腐りきった日本の音楽シーンはただただ嘆かわしい。浅ましいとも言える。
オリコンなんてもうやめてしまえ!

仁も日本の音楽シーンなんて捨てた方がいいよ。と正直思う。
けれど、たまには日本でも何らかリリースしないとぶっちゃけ喰っていけなくなる(というかアメリカでの活動資金のためにも)・・・という事情も諸々あるだろうし。
現実問題として、アメリカで売っていくのは時間もコストもかかるからね。

イギリスでは70代後半からNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)というムーヴメントが起こった。

~ウィキペディアより~
1970年代後期のHR/HMは、パンク以降に登場したニュー・ウェイヴを支持する人間が過去のロックを「オールド・ウェイヴ」と呼ぶ事に対しあえて"New Wave"、ブリティッシュ・ロック低迷からの復権を願って"British"、ハード・ロックを継承しながらも新しい時代を切り開く意味で"Heavy Metal"を合わせて名付けられた。 パンク、ニュー・ウェイヴが過去の音楽を否定する事を始まりとするのに対し、NWOBHMは伝統を継承するとの主張が込められている。

多くのHM/HR(ヘヴィメタル/ハードロック)バンドがデビューする中、出てきたのがDef Leppardというバンド。彼ら自身はNWOBHMの一環と考えられることを拒否し、低迷するイギリスの音楽シーンに見切りを付け、デビュー早々からアメリカ市場をターゲットとして活動。その甲斐あって、80年代には3枚目・4枚目のアルバムが併せて2000万枚売れるほどのモンスターバンドとなっていく。
しかし、アメリカでの大成功とは裏腹に、長年本国イギリスではイマイチで、イギリス人からみたら「アメリカに魂を売り渡した裏切り者」的な冷ややかな目で見られていたようだ。

だからといって、本国にしがみついていたら今の彼らはないわけで。
本国での人気とか売上は後からついてきてもいいと思う。

正直、仁が「本当にやりたい音楽」は日本ではできないと思う。

だから私はアメリカ活動強力推進派なんですよ。
寂しいとか言ってられない。そんなこと思いもしない。

個人の感情を超えたもっと大きなものを仁は見せてくれそうだから。
日本を超えたもっと遠くに仁が連れて行ってくれそうだから。

(注)実際にアメリカへ追いかけて行くという意味ではありませんw