1月28日
入院中のことで少し時間が経ってしまいましたが、ぜひとも記録に残しておきたいことなのでここで挿入します。
入院してまもなくのこと、思いがけない手紙が届きました。なんとアメリカのみんなから励ましの寄せ書きカードが送られてきたのです。まさか日本に帰っている私にアメリカからカードが届くなんて思っても見なかったので嬉しくて仕方ありませんでした。一人入院してこれからの治療のことを考えながら少し沈んでいた時だけに喜びも格別でした。さらにカードを見ると日本人のみならずアメリカ人を含む事務所の人がほとんど書いてくれています。みんな早く私が良くなってアメリカに帰ってくることを祈ってくれています。
ほんの1年間しか居なかったのに、こうしてカードを送ってくれる気持ちがたまりませんでした。
アメリカ人がどうのこうのと言うほど私は多くのアメリカ人を知りませんが、少なくとも私の知る限りのアメリカ人は人懐っこく、人情もあり、私たち日本人を外国人として特別視しません。これは会社社会のみならず地域社会でも同様です。
とにかくカードが嬉しかったのでそのカードとカードのお礼のメールを添付しておきます。
I received a get-well card from you with encouraging messages on January 28. I had never thought I would get such warm get-well-wishes in far-away Japan and I feel very blessed.
入院中のことで少し時間が経ってしまいましたが、ぜひとも記録に残しておきたいことなのでここで挿入します。
入院してまもなくのこと、思いがけない手紙が届きました。なんとアメリカのみんなから励ましの寄せ書きカードが送られてきたのです。まさか日本に帰っている私にアメリカからカードが届くなんて思っても見なかったので嬉しくて仕方ありませんでした。一人入院してこれからの治療のことを考えながら少し沈んでいた時だけに喜びも格別でした。さらにカードを見ると日本人のみならずアメリカ人を含む事務所の人がほとんど書いてくれています。みんな早く私が良くなってアメリカに帰ってくることを祈ってくれています。
ほんの1年間しか居なかったのに、こうしてカードを送ってくれる気持ちがたまりませんでした。
アメリカ人がどうのこうのと言うほど私は多くのアメリカ人を知りませんが、少なくとも私の知る限りのアメリカ人は人懐っこく、人情もあり、私たち日本人を外国人として特別視しません。これは会社社会のみならず地域社会でも同様です。
とにかくカードが嬉しかったのでそのカードとカードのお礼のメールを添付しておきます。
Jane,
Arai-san sent us the following message. Please pass it on to all the AAC associates.
Thank you.
Reiko
(英訳は通訳の怜子さんにお願いしました)
AACの皆様へ
1月28日にAACの皆様が寄せ書きされた励ましのカード(Our Wish for you)を受け取りました。
遠く離れた日本でこのような心温まるカードを受け取ることが出来るなんて思っても居ませんでした。私はとても幸せです。
アメリカに赴任してちょうど一年たちやっとアメリカの生活にも慣れてきて、AACの皆さんとも気心が知れてきてこれから腰を落ち着けて皆さんと一緒に仕事はもちろん私生活の面でも交流していきたいと思っていた矢先にこんなことになって本当に残念です。
私は現在、抗がん剤による治療を受けています。2週間薬を投与し、1週間お休みで21日間を1サイクルとする治療です。今は入院していますが薬を投与しない時、あるいは投与中でも副作用があまり出ないようであれば自宅療養になります。抗がん剤による治療で胃の周りのリンパが消えるか小さくなれば(治癒確立約50%)胃の全摘手術を行う予定です。
そんな訳でしばらくはアメリカに帰れないでしょう。みなさんに仕事の面では色々とご迷惑をお掛けすることとなり本当に申し訳ありません。
私の純粋な気持ちは早く良くなって、またアメリカに帰りたい。ゴルフもやりたいし、行って見たいところも沢山あります。(不謹慎と思われるかもしれませんが楽しいことを思い描くことが回復する力になるそうです)
皆さんからの寄せ書きカードは私を本当に勇気付けてくれました。
本当にありがとうございました。
2006年1月29日
日本にて 荒井敏彦
Dear everyone at AAC,
1月28日にAACの皆様が寄せ書きされた励ましのカード(Our Wish for you)を受け取りました。
遠く離れた日本でこのような心温まるカードを受け取ることが出来るなんて思っても居ませんでした。私はとても幸せです。
アメリカに赴任してちょうど一年たちやっとアメリカの生活にも慣れてきて、AACの皆さんとも気心が知れてきてこれから腰を落ち着けて皆さんと一緒に仕事はもちろん私生活の面でも交流していきたいと思っていた矢先にこんなことになって本当に残念です。
私は現在、抗がん剤による治療を受けています。2週間薬を投与し、1週間お休みで21日間を1サイクルとする治療です。今は入院していますが薬を投与しない時、あるいは投与中でも副作用があまり出ないようであれば自宅療養になります。抗がん剤による治療で胃の周りのリンパが消えるか小さくなれば(治癒確立約50%)胃の全摘手術を行う予定です。
そんな訳でしばらくはアメリカに帰れないでしょう。みなさんに仕事の面では色々とご迷惑をお掛けすることとなり本当に申し訳ありません。
私の純粋な気持ちは早く良くなって、またアメリカに帰りたい。ゴルフもやりたいし、行って見たいところも沢山あります。(不謹慎と思われるかもしれませんが楽しいことを思い描くことが回復する力になるそうです)
皆さんからの寄せ書きカードは私を本当に勇気付けてくれました。
本当にありがとうございました。
2006年1月29日
日本にて 荒井敏彦
Dear everyone at AAC,
I received a get-well card from you with encouraging messages on January 28. I had never thought I would get such warm get-well-wishes in far-away Japan and I feel very blessed.
I am really sorry that this happened exactly one year after I came to the States. I finally got accustomed to life in the States and was about to settle down not only to work with you but to socialize as well.
I am currently under cancer therapy. Each cycle of treatment lasts 21 days with two-week administration followed by one-week of no administration. I am in the hospital right now, but I will be discharged for recuperation at home when I am not treated with therapy or even during treatment if I experience little adverse drug effect. If the lymph around the stomach either disappears or gets smaller after I undergo treatment for cancer (approx. 50% recovery rate), I will be scheduled to have total gastric resection.
This being the case, I don't think I will be able to come back to the States for a while. I am sorry for causing you much trouble in business. My pure thoughts are to get well soon so I can come back the the States, play golf and travel to many places. (It may sound indiscreet, but picturing fun things is supposed to help gaining recuperative strength.)
The get-well card from all of you did encourage me a great deal. I sincerely appreciate your thoughtfulness.
January 29, 2006
Toshihiko Arai in Japan