「検査結果」
12月9日 日本での検査結果はすべて出揃ってはいないがアメリカでの検査資料がありある程度の治療方針を話すことは出来るでしょうとの小泉先生の計らいでこの日に無理やり外科の先生(二渡先生という30歳代前半の女医さん)との面談をさせてもらった。胃がんの種類や進行度合いでいくつかの治療方法があること、北里大学病院のレベルは国立癌センタに引けを取らないこと、胃がんの術後5年生存率は全国平均を上回っていることなどこの日は一般的な話であった。私が手術を望んでいることからまずは入院手続きをしてベッドを確保しましょうということでその日は終わった。
12月21日
いよいよ日本での検査結果がすべて出て先生と治療方針を話し合うことになった。
検査結果はやっぱり胃がん! しかもCT検査の写真を見ると胃の周りのリンパ節が腫れているとのこと。他の臓器への転移は見られない。
「先生、世間で言う進行度はステージいくらですか?」
「ステージ3のBですね」
すなわち癌は胃壁を打ち破り漿膜(しょうまく)まで達しておりしかもスキルス性の癌の恐れがあるとのこと。スキルス癌とは進行性の最もたちの悪い癌で粘膜の下をカビがはびこるように横に進行していくもので胃カメラなどで確認しにくい癌だそうです。
癌の場所は幽門(胃の出口)近くにあり5cmくらいの範囲にわたり胃が小さく萎縮している。食べ物が通りにくくなっている。確かに超音波内視鏡を胃の中に入れたときこの部分を通り抜けるのに苦労していた、それほど小さくなっている。
この時点では外科手術を行うことで1月7日入院、12日手術の予定であった。
12月9日 日本での検査結果はすべて出揃ってはいないがアメリカでの検査資料がありある程度の治療方針を話すことは出来るでしょうとの小泉先生の計らいでこの日に無理やり外科の先生(二渡先生という30歳代前半の女医さん)との面談をさせてもらった。胃がんの種類や進行度合いでいくつかの治療方法があること、北里大学病院のレベルは国立癌センタに引けを取らないこと、胃がんの術後5年生存率は全国平均を上回っていることなどこの日は一般的な話であった。私が手術を望んでいることからまずは入院手続きをしてベッドを確保しましょうということでその日は終わった。
12月21日
いよいよ日本での検査結果がすべて出て先生と治療方針を話し合うことになった。
検査結果はやっぱり胃がん! しかもCT検査の写真を見ると胃の周りのリンパ節が腫れているとのこと。他の臓器への転移は見られない。
「先生、世間で言う進行度はステージいくらですか?」
「ステージ3のBですね」
すなわち癌は胃壁を打ち破り漿膜(しょうまく)まで達しておりしかもスキルス性の癌の恐れがあるとのこと。スキルス癌とは進行性の最もたちの悪い癌で粘膜の下をカビがはびこるように横に進行していくもので胃カメラなどで確認しにくい癌だそうです。
癌の場所は幽門(胃の出口)近くにあり5cmくらいの範囲にわたり胃が小さく萎縮している。食べ物が通りにくくなっている。確かに超音波内視鏡を胃の中に入れたときこの部分を通り抜けるのに苦労していた、それほど小さくなっている。
この時点では外科手術を行うことで1月7日入院、12日手術の予定であった。