59歳「じージ」の癌治療日記

2005年11月、胃がんと診断された3人の孫を持つ59歳男性の治療記録

意識の持ち方

2006-07-16 09:30:12 | Weblog

7月15日(土曜日)
気功に通い始めて7回目のなるが、少しずつ身体の具合がよくなってきている。(気功だけでなく抗癌剤の休み期間に入った事、周りの人がお祈りをしてくれている事、フコイダンを飲んでいる事なども影響しているかもしれないが・・・)
今日は今までにない感覚というか、心のひらめきを感じたので記憶にとどめておこうと思う。

気功を受ける時は大体次のようにする。
まず、暗い施術室で気の入った水を飲み、直立不動の姿勢で頭のてっぺんとお腹(丹田)、特に私の場合は胃の周りにも先生から気を入れてもらう。直立不動といっても肩や腕の力を抜き、心身ともにリラックスして頭の中は空っぽにする。
気を入れてもらった後は、この姿勢で我慢できるまで立ったままで居る。
次に椅子に座り”気”が身体全体にめぐるように自由に身体を動かしながら鍛錬する。
最初のうちは1時間と立ってられない。
私の場合は40~50分がいいとこで、そこで一旦椅子に座り5~6分休み再度立って鍛錬し、先生から座りなさいと言われて椅子に座って身体を動かす鍛錬をする。合計2.5時間から3時間鍛錬する。その後横になり再度頭のてっぺんとお腹から気を入れてもらい、仰向けに寝たまま時間を過ごす。
このとき大体は眠りに入る。
都合4時間くらいの施術時間である。

いつも施術が終った後に先生との面談がある。「今日の具合はどうですか?」とか「何か質問はありますか?」とか。「病気に負けない強い気持ちで一緒に頑張りましょう」と元気付けられる。
今までは先生に「もう少し長い時間立っていましょう」と言われていたがなかなか1時間以上たっておれなかった。 
だけど今日は一大決心をしてとにかく肉体的に限界が来るまでは時間を気にしないで立っていよう。何処まで立っていられるか挑戦しようと思って施術に臨んだ。
そしたら、なんと先生が座りなさいと言うまで立っている事ができた。
とても嬉しくて、施術後の面談でその事を先生に話すと、先生は嬉しそうに「できるよ、何でもできるよ」と片言で返事してくれた。
今までは心の底に、立っていることが嫌で、長時間たつことが苦痛で、”我慢する” ”耐える” 気持ちで時間が過ぎるのを待っていた。だから肉体的な限界ではなく気持ちの上で弱気になり、ついつい座ってしまう結果となっていたんだと気づく。
今日は”挑戦” ”自分の力を信じる” ”前向きな気持ち” で、ずーと立ち続けた。時間を気にする事もしなかった。とにかく倒れるまで立っていようと・・・  そしたら何とたいした苦痛もなく2時間以上(時間は時計がないのでおおよそだが)立っている事ができた。
この事で何かを行う時の気持ち、意識の持ち方が結果を出すのにいかに大事か改めて実感する事となった。
できると信じてやれば本当にできるんだ。
おそらくこの気功の鍛錬はこうした精神面の鍛錬になっているんだと感じた。心を強くする事が身体を治療する事に欠かせないことだと。

この事を先生に話すと、
「今日は顔色も良いし元気、出てますね」
「そうですよ、気功の鍛錬をする時は”気”が身体に入っているのだから気持ちよく、楽しく鍛錬を行ってください」と言われた。
日本語のボキャブラリーが少ないので言いたいことの半分も言えない先生ではあるが、「絶対に病気には負けない」 「自分と先生の二人三脚で必ずよくなる」 「自分を信じて強くなる事」などの気持ちを忘れないようにと言いたいのだろうと感じた。

家に帰りつくと次男夫婦が孫達を連れて来ていた。一緒に楽しい夕食を取り、談笑していると御殿場にいる中学時代近所に住んでいた友達から電話が来た。
いつも私の事を気にかけてくれて、電話をくれたり突然訪ねてきたりする。
夏になって暑くなって来たけど、冷房などで身体を冷やさないようにしろよ、風呂に入ったり何か患部を温める事やってるか?と言ってきた。
シャワーではなく、毎日玉川の鉱石を入れた風呂に汗が出るまで入ってるし、汗をかきながら患部にびわの葉温灸をやってるよと答えたら、そうかと安心した様子だった。 そのうちまた顔を見に行くよと言って電話を切った。 友達はありがたいものだ。


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