映画鑑賞検定3級blog

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「サンシャイン2057」

2007-04-26 | アメリカ映画
ダニー・ボイルが監督で、アレックス・ガーランドの脚本。で、真田広之やミシェル・ヨー、キリアン・マーフィーにクリス・エヴァンスと、有名人いっぱいで宇宙に行くお話っていうから、面白そうだな~、と観に行きました。

50年後、太陽が死に掛け、地球は凍り付いている。そんな中、太陽に再びビッグバンを与めるため、イカロス計画という名目で核爆弾を乗せた宇宙船が飛び立った。しかし、7年前に飛び立ったイカロス1号は、計画途中で頓挫しているという不安がクルーには付きまとう。そんな中、水星が見える頃、彼らはイカロス1号が発する信号を受信する。

<惜しい・・・>

なんだかなぁ・・・。もうちょっとって感じ。

私があまりそっちの系を観ているわけじゃないから、たまたま見た中から、似た作品を上げますが、これって、その筋の基本に沿ってるからこう見えるってだけなのかもしれませんが。

途中は「イベントホライゾン」に似てるなぁ、と。
ま、あちらは主演がサム・ニールローレンス・フィッシュバーンで監督がポール・W・S・アンダーソンですから、そりゃあそりゃあB級です。
宇宙空間って言っても結局は宇宙船の中の密室劇で、どうやって生き延びるかのサバイバルなんですけどね。宇宙に魅入られたサイコなやつが出てくるあたりも似てるかな、と。信号をキャッチして助けに行ったらどうのこうのってのも似てるし。
グロくて安っぽいけど、だからこそ面白いわけで、お気に入りなんですよ、怖いけど。
でも、「エイリアン」ぽくもあり。
で、そこに「ザ・コア」の博士達の乗った船って感じが加わって、しかもなんだかよくわからんうちに登場人物が死んじゃう、みたいな感じかなー、と。

サムライ精神のキャプテンである真田広之演じるカネダは背が小さくても気にしません、っていう雰囲気が良かったし、太陽光に魅入られる心理学者であるクリフ・カーティス演じるサールの感じもいい。
植物博士のミシェル・ヨー演じるコラソンもとてもいい感じ。絶対あんなふうにやられないはずだ!とは思うけど(笑)
なんか妙にバランスが良くて、悪い人に見えないようにキリアン・マーフィーが演じるとそう感じてしまう物理学者のキャパ。
キリアンって「28日後・・・」の時も思ったけど、この人、かっこいいのかかっこ悪いのかよくわからん。そこがいいんだけどね(笑)
アメリカンな感じをビシバシ出しまくりのクリス・エヴァンス演じる何の専門家なのかはちょっとわからず仕舞いになってしまったけど、とりあえずまっすぐで、理論的なメイス。
クリスは、まだ見てないくせに直前に予告編をやっていたので、「ファンタスティック・フォー」のフレイムマンのイメージで、それすら凍らせるんだからあの冷却材は・・・とか思ってしまった。
そんな二人(?)がなにかっつーとぶつかり合うという若々しさも良かったね。
自殺を止めさせるようなことを言っていながら、結局殺すの殺さないので自殺して、それを見てお前の手が血塗られて~~とかいうあたりは大好きで、この辺はさすがだな、と思ったんだけど・・・。一番生き残らなきゃいけない人とかが決まってたりも面白かったと思うし。
な~んかイマイチキャラクターも活かしきれてなかったような気もするんですよねぇ。
宇宙空間という状況で、やらなきゃいけないことが多い中108分というランディングタイムでは無理があったということなのでしょうかね?
観てる方の理解力が試される映画かも。何が起きたのか、すぐにはわからないんですよね・・・。あの宇宙船の形がすごいっていうことに最後の最後で気付いたくらいだし(笑)

なんだかんだと目線が優しい感じがあるのが好きだったので、ホラーにするのかどうするのかもうちょっと絞ればよかったのかなぁ、という気もしなくもなく。
ラストの太陽を拝める幸せを味わえるのは良かったので、そっち方面だけでも良かったのに。タイトルも原題「SUNSHINE」ですし。

アレックス・ガーランドとダニー・ボイルの作品は「28日後・・・」が好きだったので、期待しすぎちゃったかもですね。
そういえば「ザ・ビーチ」はまだ観てないんで、近々観てみようかな。

しかし、やっぱり音楽がすっごくいいのよ。ツボなんだなぁ~。
って、「トレインスポッティング」と同じUNDERWORLDか・・・。いいわぁ、やっぱり。
人間味がないようにも感じるテクノサウンドなのに、すごくすごく前向きな気持ちになるラストの音楽の使い方はさすがボイル監督。
今までの良かったカットを挿入して作ってあるような、よくアニメで観るようなエンドロールがすごく良かったですね。
エンドロールの為に107分見たって感じです(笑)

しかしまぁ、ダニー・ボイルの映画は、最初見たときはいつも「う~ん、ま、こんな感じかしらね」というなんかちょっと覚めた気持ちになるんですが、なぜか神のお告げが合ってもう一度観たくなるんです。
で、もう一度観るとビックリ!何で最初は面白くないと思ったんだろう!ってなくらいに大好きになるんです。
そんなわけで、もう一度神のお告げが来ることを待ちます(笑)

サンシャイン 2057 - goo 映画


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4 コメント

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物語まで漂流を (たお)
2007-04-28 20:26:31
こんばんは~♪
やたらと哲学的になりそうな序盤から、急に『イベントホライゾン』(ダメな方のポール・アンダーソンにしては面白い部類の一本!)にシフトして「どうなるのか?」とワクワクしてたら、日焼けしたエイリアンもどきのおっさんが大暴れする、ある意味予想できない展開が驚きの一本で。音楽は良かったんですけどねぇ。。。
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8有名人漂流記? (微妙)
2007-04-29 10:22:08
>たおさん
こんばんはぁ~。
そうそう、哲学的かと思ったら、結局太陽が好き過ぎて狂った人でしたね(笑)
確かに予想不可能、さすがボイル「普通じゃない」映画でしたね。音楽はすごく良かったと思いました。
実は私、ダメな方のポール・アンダーソンかなり好きなんです(笑)
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TBありがとうございました (ミチ)
2007-04-30 22:44:54
こんばんは♪
急にホラーになってしまったのは惜しいなと思いました。
せっかく「太陽の中に何が見える?」なんていう哲学的な宗教的なものを含んでいたのにな~。
それと、カネダキャプテンをもうちょっと見たかった!
国際派クルーの中でキャプテンが日本人なんてカッコイイですよね~。
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お返事送れて申し訳ないです。 (微妙)
2007-05-07 17:35:51
ミチさま、こんばんは。
そうですね、ホラーに急に転換するのが惜しいですよね。
ホラーならホラーでホラー道進むんならいいんですけど、ホラーなのかそうじゃないのかあいまいで・・・。

確かにカネダもっと見たかったですよね。
一番かっこよかった!と思うのは贔屓目かな?

またよろしくお願いします~~。
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