「マインドハンター」

なんか面白そうだったので気になっていたんですが、勇気が出ず。ちょっと背中を押してもらって、やっと観ることにしました。

ＦＢＩ捜査官の心理分析官の訓練生の５人は、最終試験として無人島のゴーストタウンで、異常犯罪のシミュレーション捜査をすることになる。しかし、そこにいる試験官は異常犯罪に通じすぎて実際に犯罪を犯すという危険をはらんでいた。そんな時、島でその試験官を捜査することになった男が一人合流する。そして、そこで悪夢は起きる・・・。



さっすがレニー・ハーリン！
なんなんだろう、この緊張感の一番高まるようなシーンでなぜか笑えてしまう雰囲気は（笑）

そう、あの「クリフハンガー」の雰囲気！
あの、ずっとおねーちゃんがロープを持っているあの雰囲気ですよ！
面白い！
でも、ちょっと面白さが違うよ。
プロの集まりなのに「かまいたちの夜」と化す無人島（笑）
あんたら本当にプロか？（笑）

つーか、それ以前にＦＢＩの心理分析官という一昔前に流行ったネタってのでまずひと笑い。
さらに、そこに出ているのがクリスチャン・スレーターとヴァル・キルマーっていうさらに一昔前の風味の漂う人たち。
１０年前の話だっていわれても多分そうなのかもなーって思うと思うんじゃないでしょうか、というこのクオリティが素晴らしいです。

まずそれだけでかなり笑っちゃうでしょう？

で、中身は思っていた以上にきちんとしたお話だった・・・っていっても、レベル的には「クリフハンガー」並みのきちんとした、ね（笑）

つーわけで、完全にＢ級まっしぐらな作品。

ドキドキしすぎない程度にアクションをしてくれるＬＬクールＪのおかげで緊張しすぎずにすむし、なかなかに面白い映画でしたよ。

誰にでもお勧めしたりはしないけれど、「クリフハンガー」とか「ディープブルー」が好きだった方なら良いのでは？

ちなみに、ＤＶＤに着いていたハーリン監督の音声解説もなかなか微妙でよかったですよ。
”この前のシーンで・・・ちょっと巻き戻して確認してみてくれ”だって（笑）
今までそれは聴いたことないぞ！だいたい”次のシーンは”とか、”このシーンは”とかなのに。
ここでも笑わせてくれるハーリン監督、さすがです。
良くも悪くもレニー・ハーリン。あまり期待しすぎずにみることをお勧めいたします。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=324175