天の理

全ての事柄は天の理に基づく
理に違えば歪が生まれる
歪みを正せば世は丸く治る
歪みを正す道理こそ天の理である

フォワードのサポートプレー2(天理vs早稲田より)

2021-01-12 | ラグビー

 フォワードプレーは基本は左右サイドで分担して動く

「四人の陣形」

が基本である

 

キャリアー

両サイドのサポーター

キャリアーからボールを受け継ぐプレーヤー

の四人で動く

 

特に重要なのは「インサイドサポーター」だ

どれだけ「献身的な働き」をするか

にかかっている

 

左サイドにアタックすれば相手のタックルはイン側である右側からキャリアーを押してくる

この際に右側のサポーターがキャリアーをしっかりバインドしていれば

キャリアーとディフェンダーの間に入れるのでディフェンダーをブロックすることができる

 

 

天理vs早稲田戦の前半9:17からを例に取る

天理アタックの9フェーズ目である

 

T4がサイドアタックを仕掛けた際、

T3とT7が両サイドのサポートに入り

「三人の陣形」になっている

 

早稲田は

二人が正面、もう一人はちょっと離れた位置

人数は同じ

T4がアタックするも左に斜行している

通常ならW二人のダブルタックルの「カモ」である

 

しかし、T3、T7がバインドについているので

「3対2」となり、

強力な推進力を発揮する

 

T7がインサイドサポートに入り

(もう一歩前、T4の脇のあたりにバインドして密着できればなお理想的だが

オブストラクションギリギリなのでしょうがないか)、

W3のタックルをまず防ぎ

T4の下にタックルに入ろうとしたW1の足あたりに絡みつき

献身的な動きで二人のディフェンダーからT4を守るのに成功している

 

この間、T3はT4の左側からバインドしてサポートに入っている

T4をしっかりと抱き抱えてサポートしており

T4、T3が塊になって当たったため

Wの三人目のディフェンダーを吹き飛ばすのに成功

 

さらに四人目のW8がディフェンスに来ているが、

この時点までT3がT4のサポートについており、

t3自体は倒れながらもゴールラインを見極め、

最後の一押しでT4をゴールに押し込んでいる

 

留学生のパワーも勿論あるが、

T4単独であったら、

斜行していたし

Wのダブルタックルの餌食になっていただろう

 

T3の「The Prop(支柱)!」というプレーでした

 

今年の大学、高校とも大会を通じて

このサポートプレーを意識している学校はかなりあった

 

しかし、サポートプレーは

「キャリアーにしっかり密着(バインド)して守る」ことが大切

相手ディフェンダーに当たるのが目的ではない

 

この「バインド(密着)」が

コンタクト時に「数的優位」を作り

「ゴールへの最短距離」を前進することができる

 

フォワードは前進する分には慣性の法則もあり、

疲労度は少ない

 

このプレーを繰り返すことにより、

ディフェンス側は常に食い込まれ

後退を繰り返す

 

また、このサポートプレーができるチームは

スクラムにおいても

バインドがしっかりして「一塊」となるので強い

 

 

 

 

 

 

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