現代カントリー・ミュージック界の売れっ子ソングライター、Jim Lauderdale。彼の楽曲は、George Strait、Dixie Chicks、Patty Loveless、Vince Gill、Mark Chesnutt らそうそうたるスター・シンガーにいつも取り上げられ、ヒットして来ました。その彼は、ライターとしてだけでなくパフォーマーとしても有能で、1991年のリプリーズ・レコード . . . 本文を読む
パッと見は厳ついタダのおっチャン風だけれども、アーシーでエッジの効いた、輝きと憂いの同居した魅力的なテナー・ボイスを持つGary Allan。厳ついと言っても、最近のキース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)に比べたら可愛いもの・・・。2007年の作品です。南カリフォルニア出身なので、ベイカーズフィールド・サウンド(Merle Haggard、Buck Owens、Dwight Yoakam) . . . 本文を読む
常にファンの期待を裏切ることなく、質の高いロッキン・カントリー・ミュージックを提供し続けてきたベテランDwight Yoakamが、自身のルーツであるバック・オウェンズ(Buck Owens)のカバー集をリリースしています。1986年のデビュー以来、ナッシュビル流のクロスオーバーだのポップだのの売れ筋志向には目もくれず、BuckやMerle Haggardらが興したカリフォルニアのソリッドなベイ . . . 本文を読む
●2008年のアルバムStartin' Firesのレビューはコチラ●
精悍なルックスとたくましいボーカルが、まさに”声のアスリート”と呼びたいくらいの喉の運動量とエナジーを感じさせるBlake Shelton。今作は、これまでのストレート系カントリーから少しシフト(最近こういうパターンが散見・・・)、徹底してアーシーでスワンプなヘヴィー・サウンドをメインに、一部に適度な洗練も顔を覗かせて . . . 本文を読む
ウォーム&テンダー・ボイスの新人男性シンガー・ソングライターが今チャートを賑わせています。その名はChuck Wicks。リード・シングルで、彼独特の優しみと素朴さと、それでいて適度なキレを併せ持つ素晴らしい声が堪能できるカントリー・バラード"Stealing Cinderella"がカントリー・チャートのトップ10に迫る勢い。アルバムのトーンも、Dann Huff(ダン・ハフ)がプロデュースに . . . 本文を読む
アルコール依存症でリハビリしていた、私お気に入りのアーティストの一人Joe Nicholsが、CMTの番組「CMT Insider」に出演、インタビューでリハビリに到る原因や現状を語ったようです。 9月に結婚した時は、その1ヵ月後にリハビリに入るとは正直思ってなかったと認めています。”彼女は責任感のある人。物事は正される必要があったんだ”やはり輝かしい成功が彼に影を落とし . . . 本文を読む
●2019年、ジョシュ自身も待ち望んだゴスペル・アルバム「I Serve a Savior」のレビューをアップしました 現代カントリー界のトラディション・エバンジェリストJosh Turnerのサード・アルバム。いよいよココまで持って来たか、という出色のクオリティです。 プロデュースはこれまで同様Frank Rodgers。過去の作品同様、カントリー・ミュージックとして後世まで継承すべきスタイ . . . 本文を読む
ハイ、クリスマスです。やはりウキウキします。カントリー界では、このホリデイ・シーズンを見込んでクリスマス・ソングをリリースしたり、大物になるとクリスマス・アルバムを製作するのが慣例になっています。ロックやR&Bではアルバムまでリリースする事はないので、カントリー特有の現象でしょう。これはカントリー・ミュージックが純粋に聴き手にグッド・ミュージックを聴く楽しみを提供する、エンターテインメントを追求 . . . 本文を読む
ベテラン、Travis Trittによる素晴らしい新作です。私がカントリーを聴き始めた90年代初頭に華々しくデビュー、 Garth Brooks、Clint BlackやAlan Jacksonと共にニュー・カントリーの旗手として大活躍していたので思い入れがある人です。カウボーイ・ハットをかぶらないNo Hat派を標榜し、アーシーなサザン・ロック感覚あふれるカントリーを展開しました。現在まで着実 . . . 本文を読む
日本国内盤がリリースされている貴重なカントリー・グループ3人組ラスカル・フラッツ(Rascal Flatts)。CMA Awardでは、Vocal Group部門だけでなく、Entertainer部門でもノミネート。今年こそEntertainerでWinnerを!とでも言わんばかりに、Kenny Chesneyに続いてこの時期に新作をぶつけて来ました。前々作「Feels Like Today」、 . . . 本文を読む
Josh TurnerがGrand Ole Opry(世界で最も歴史あるカントリーのラジオ・ライブ・ショー)の一番新しいレギュラー・メンバーとして加わることになり、10月27日にそのセレモニーが行われる事になりました。その司会は、なんと(やはり?)Vince Gillが担当。Joshは「この日がこんなに早く来るとは思わなかった」と語っています。
タイミング良く、ニュー・アルバム「Everyt . . . 本文を読む
先日、素晴らしいアルバム「Real Things」を取り上げさせて頂いたJoe Nichols。その彼が、アルコール依存症のリハビリの為に入院、10月13日のコンサートを急遽キャンセルしました。最近のインタビューでも自身のこの問題をそれとなくほのめかしていたそうですが、ここに来て治療に踏み切ったようです。その決断のキッカケには、この9月に結婚した事が関係しているのかも知れません。
アルバム「 . . . 本文を読む
今や押しも押されもせぬカントリー・ミュージック界を代表するエンターテイナーKenny Chesny(ケニー・チェズニー)。今年のCMA Awardでも、4部門でノミネート。その本戦前のいいタイミングで新作がリリースされました。ビルボード・カントリー・チャートでは、初登場で軽く1位獲得!その人気共々、内容・クォリティも実に安定したアルバムです。
彼の魅力は、聴いたとたん聴き手をとりこにしていま . . . 本文を読む
今チャートを賑わすアーティストの中で、最もカントリーらしいサウンドと歌声を聞かせてくれる貴重な男性シンガーJoe Nocholsの2007年の新作「Real Things」。ビルボード・カントリー・チャートでは現時点2位がピーク。その歌声は、Lefty Frizzellを起源とし、Merle Haggard、Gene Watson、Randy Travis、Keith Whitley、Clint . . . 本文を読む
コメントも頂きましたとうり、ほぼ1ヶ月先となったCMA Awardで、Horizon AwardにノミネートされたRodney Atkins。Winnerの有力候補です。というのも、この2006年の3枚目「If You're Going Through Hell」からのシングル3曲が全てビルボード・カントリー・チャートの1位を獲得。そのブレイクの仕方は凄い。カウボーイ・ハットではなく、ツバをグニ . . . 本文を読む