肩まで伸びたヘアスタイル、カジュアルで粋なルックスが、70年代ウェストコーストのシンガーソグライターを思い起こさせるジェイク・オーウェンのセカンド・アルバムです。彼の魅力は、とにかく若々しくもスムーズで温かみのあるバリトン・ボイス。その声で歌われるスロー・ミディアムやバラードは、実に心地よい響きを持っています。超!個性的ってな感じじゃないけれども、ミドル・オブ・ザ・ロード的な安定感を求めるのが、 . . . 本文を読む
現代カントリー・フィールドの”ホワイト・ソウル・マン”と言いたいブレイク・シェルトンが、前作の好盤「Pure BS」に続く5作目「Startin' Fires」をリリース。力強く豊かなバリトン・ボイスを駆使して、骨太なロッキン・カントリーからオーガニックなカントリー・ソング、メロウなバラードまで、縦横無尽にこなす彼の歌唱力が安心して楽しめるアルバムです。アルバム・タイトル . . . 本文を読む
我が国でも、ジョニー・キャッシュの後継とも言えるセクシーで力のある低音ボイスと、プリミティブなカントリー・サウンドで支持者が多いジョシュ・ターナー。昨年は映画に出演などあったものの、あまり目立ったニュースのなかったジョシュでした。本来ならアワードにボーカリストとしてノミネートされててしかるべき人(昨年のCMAアワードでは、トリーシャとのデュエットでのみノミネート)ですから。年末の「ダイアリー的」 . . . 本文を読む
ポップ・カントリーにすっかり浸った体に、チョッとした新鮮な感覚とカントリー・ミュージックの源を感じさせてくれる活きのいいアーティスト、Jeremy McComb、2008年のデビュー・アルバムです。ノーハットでボサボサ・ヘアー。見るからにヤンチャで何かやってくれそうな若者です。このデビュー・アルバムも、ナッシュビル産ではなく、グラミー獲得暦もあるサザン・ロック・バンド、マーシャル・タッカー・バン . . . 本文を読む
〇2020年の「Here And Now」と最近の活躍についてアップしました
Kenny Chesney、予定調和の極み。 昨年ご紹介した「Just Who I Am: Poets & Pirates」以来、約1年そこそこで届けられた、カントリー・フィールド最高のエンターテイナーKenny Chesneyの12枚目のニューアルバムです。彼のようなスターにしては、1年とい . . . 本文を読む
いかにも酒が好きそうなバンド名Whiskey Falls、2007年デビューの新人です。一言で言うなら、カントリー・ロック・スタイルのバンドと言って良いでしょう。セルフ・タイトルのデビュー作「Whiskey Falls」はカントリー・チャートで25位がピークと、まずまずのスタートを切っています。製作会社のプロデューサーやソングライターとして働いていたSeven Williams(メイン・ボーカル . . . 本文を読む
ポップ・ソウル風のリードシングル"Do You Believe Me Now?"が、カントリー・シングル・チャートの1位を獲得してしまったJimmy Wayneのセカンド・アルバムです。クロスオーバー・サウンドが幅を利かせるメインストリーム・カントリーの中でも、ここで聴かれるサウンドはその最右翼。ウェスト・コースト・サウンド(ジャクソン・ブラウンとかイーグルスとか・・・)や、Jimmyも影響を明 . . . 本文を読む
この4月に好盤「Honey Songs」を紹介させていただいたJim Lauderdaleが来月、京都に来ます。京都を拠点に、関西ローカルでトラディショナルなファンに根強い人気を誇るカントリー・シンガー永冨研二さん主催のイベントCountry Dreamに出演するようです。永富さんの娘で2世カントリー・シンガーの真梨さんがJimを御好きなのは知ってましたが、来日までさせるとは!エリアコード615 . . . 本文を読む
またまたポップ~ロック・フィールドからの”インベイダー”の登場です。しかもアフロ・アメリカン(ブラック・ピープル)。ロック・バンド、フーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュ(Hootie & the Blowfish)のフロント・マン、Darius Ruckerです。元々このバンド、カントリー・フィーリングも感じられるブルース~ルーツ・ロック・サウンドを身上としていたので、まあ、ありえない話では . . . 本文を読む
ダークなジャケット、哲学者のような物憂げな表情、ブルーでディープなカントリー・ボイスとプリミティブなサウンド。これで6位にチャートイン。痛快。 既にソングライターとしては多くの実績と、なによりジョージ・ストレイト(Geroge Strait)に提供(Bill Andersonらと共作)した"Give It Away"で2007年のCMA アワードを獲得しているJamey Johnsonのセカンド . . . 本文を読む
CMT.Comによりますと、28日、アメリカはデンバーで開催された民主党全国大会での、バラク・オバマ氏による大統領候補指名の受諾演説で、その最後に部分にカントリー・ミュージックのスーパー・デュオ、ブルックス&ダン(Brooks&Dunn)の2001年のヒット曲"Only in America"を引用していたようです。実はこの曲、2004年の大統領選挙の際も、この時は共和党のブッシュ大統領 . . . 本文を読む
昨年のカントリー・ゴールドで来日してくれたマーク・チェスナットが気持ち良い、そしてテキサス風味も感じさせてくれるニュー・アルバム「Rollin' with the Flow」をリリースしています。オリジナル作としては、12作目。Too Country(カントリーっぽすぎる)モノが疎まれているアメリカのメインストリーム・カントリー・シーンにあって、カントリー・ミュージックとして守るべきホンキー・ト . . . 本文を読む
★2021年、デビュー作の名盤「Storms of Life」がデジタル・リマスターされリイシューされたので取り上げました★
ここずっとクリスチャン・ミュージック(カントリー・ゴスペル)をリリースし続けていたランディ・トラビス Randy Travisが、およそ10年ぶりに世俗音楽(つまり、カントリー・ミュージック)アルバム「Around the Bend」をリリースしました。 . . . 本文を読む
リード・シングル"Just Got Started Lovin' You"がカントリー・チャートの1位を獲得し、遂にブレイクしたJames Otto。彼としては2枚目。Big & Richを中心としGretchen Wilsonも所属している事で有名で、チョッとハード・エッジなナッシュビルのセッション・チーム、MuzikMafiaに名を連ねているシンガー・ソングライターです。ルックスはご覧のとお . . . 本文を読む
カントリー・ロックの大物シンガー・ソングライター、スティーブ・アール(Steve Earle)の息子、ジャスティン・タウンズ・アール(Justin Townes Earle)のデビュー・アルバムです。そのミドルネームは、スティーブの友人でフォーク・レジェンドの、タウンズ・バン・ザント(Townes Van Zandt、"Tecumseh Valley"など)から取ったと言うから、ミュージシャンに . . . 本文を読む