Bienvenido Bienvenida Bienvenidos Bienvenidas おいでやす

夫の仕事のために南米のボリビア、エクアドルと京都に住み、ついに東京に戻って来た主婦のラテンライフ!!

Soniaとの別れ

2007-12-05 22:17:05 | diario(日記)
Soniaが家の都合により大家さんの所の仕事を辞め、引っ越して行きました。

コチャバンバで最初にできた友達で、スペイン語がまったく分からないときから、
毎日会うと話をして、ボリビアの料理を教わり、つたない私のスペイン語でも
理解してくれたSonia。

Soniaの実家は、コチャバンバ市内から車で4時間程行った所にあるacasioという村に
あります。acasioは以前ラファさんといった村の先にあり、私達が行った村のことを
Soniaは知っていました。
今回は、その村に住んでいる両親とコチャバンバの北側でコカの栽培で有名な
Chapareに働きに行くそうです。

辞めると聞いた日“いつもボリビアの料理をご馳走になっているから出発前の
日曜日に日本のカレーライスを一緒に作ろう”と約束しました。

でも、約束した日にSoniaはいませんでした。

大家さんに確認したところ
“村に帰っていて火曜日にならないと帰ってこない、帰ってきてもその後出たら、
もう戻ってこない”とのこと。

ラファさんによると、村の人は日々予定が変わるのでその都度確認にしないと
どうなるかわからないそうです。

大家さんの言ったとおり、火曜日にSoniaは荷物を取りに戻ってきたようですが、
私はボランティアに行っていて会うことが出来ませんでした。
タイミングよくラファさんは会うことができ、日曜日に渡そうと思っていた写真を
渡すことができました。

カメラを誰でも持っているわけではないこちらの人にとって、写真は貴重なものです。
特に村の人は写真を取ることを特別と考えているようで、ラファさんと行った村でも
“写真を撮ってくれ”とよく頼まれ、撮るときには一張羅を着てくる事がありました。

これが最後に撮ったSoniaの写真です。


料理途中でしたが“撮ってほしい”と頼まれ撮った一枚。
年頃の女の子らしくニコニコしながら鏡の前で身なりを整えていて可愛かった~

Soniaは勉強が好きだと言っていました。
でも、仕事の都合で学校は二の次だったようです。
大家さんのところで働いていたときは楽しそうに夜学(こちらは朝・昼・夜の3部制)
に通っていましたが、“Chapareでは学校に通えるかはわからない”とのこと。

勉強が好きで学校に行きたくても、行けない子供たちがこちらにはいます。
特に農村部では“学校に行くより家の仕事を手伝う方が大事”と考える大人がいて、
ラファさんと行った村でも、家の仕事の都合で長期に学校を休んだため、
年齢より2,3年下のクラスで勉強している子や、夜、行われていた識字教育のクラスに
参加している普段学校で見かけない子もいました。
都市部でも、通りで靴磨きやお菓子を売っている子を見かけますが、
かなり小さい子(5,6歳)から働いています。

日本で教育を受けた私にとっては違和感を感じますが、これがボリビアの現実です。


追伸:Soniaはもういませんが、まだ掲載していないレシピがありますのでお楽しみに


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