愛煙家の多事総論

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天の声を人が語る、それが朝日の天声人語

2007-02-19 19:30:47 | 国内情勢
朝日にとっての天の声とは、どこからの「天の声」なのだろう、と思いふける今日この頃。

【天声人語】

反骨の名文記者として知られた門田(かどた)勲は、食べ物の記事を好んで書いた。ある時、竿(さお)釣りのカツオは身が締まってうまいと食通から聞き、繊細な舌に感心しつつ、考えた。

 最高の食材が常に手に入るわけではあるまい。ならば鋭い味覚の持ち主は、味を楽しむより不満を感じる方が多くはないだろうか。そして、「幸せは適度な鈍感にあり」と45年前の週刊朝日に書いた。

 松岡利勝農水相の味覚は、鈍感ではないのだろう。外遊して、日本料理とはかけ離れた「日本料理」を出す店が多いのを憂えたそうだ。正しい和食を広めようと、海外の店に政府がお墨付きを与える制度づくりに乗り出した。所変われば食文化も変わるものだが、面妖なニホン料理は見過ごせないらしい。

 そんなことに国費を使うのか、政府のする仕事か、という声が与党からも出た。だが2億7千万円の予算が付き、07年度からの実施に向けて準備が進む。欧米のメディアは、日本から「スシ・ポリス」がやって来ると警戒のまなざしを向けている。

 海外の和食店はざっと2万4千、うち日本人料理人のいる店は1割という。「正しい和食」は大切だろう。だがここは力まずに、「よき鈍感さ」で、世界各地に芽吹いた和食文化を見守ってはどうか。

 ところで門田は、ある蒲焼(かばや)きの老舗(しにせ)で、いかに上物のウナギか、いかに丹精込めて焼くかと、さんざん能書きを聞かされた。げんなりしてしまい、「いい加減なやつを気楽に食べさせてほしい」と書き残している。洋の東西を問わない、気取らぬ庶民の思いでもあろう。





「スシポリス」という言葉が欧州メディアで使われているとか云々とか言っているが、悪いがそんな言葉を使っているのは、左翼系メディアが、それも新聞の隅っこに小さく書いているくらいだぞ。
大体の海外メディアは、「別に良いんじゃない?」くらいの適当なスタンスだ。

だって、認定されようがされまいが、そこまで売り上げに関わったりはしない。

「正しい日本食」が食べたければ認定店へ、「いい加減なやつを気楽に食べさせて欲しい」なら、認定されてない店へ行けば良いだけの話。そして、それは政府が介入するようなことでもなんでもなく、客が自分で選ぶこと。

何で、朝日はそこまで「認定」そのものを認めたがらないのか。

つーか、朝日人様の口から出る「気取らぬ庶民」なんて言葉を聴くと、吐き気がしてしょうがない。

そもそも、「天声人語」という言葉からして、他人との差別化、優位化を図ってるわけだし。



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