勝ち馬と泥舟

未だに先の衆院選のことをグダグダと述べる奴がいる。

自民党は勝ち、民主党は負けた。
その結果が揺るぐはずも無いのに・・・。

みんな『勝ち馬』に

はぁ・・・。
何これ？

＞「強きをくじき弱きを助ける」という若者によくある正義感はどこへ行ったと嘆く声も聞こえる。

なんつー論理のすり替えじゃ・・・。
そもそも勝負する前に「勝ち馬」がどっちかなんて分かるのか？
メディアの多くは「自民党、辛うじて優勢か？」なんて報じて、下馬評では自民党は勝つものの、議席を大幅に失う・・・なんて観測が腐るほど出ていた。

それに、対する民主党のような泥舟、一体誰が乗りたいと思うのか・・・。

今回の衆院選、戦後でも２番目に位置するほど投票率は高かった。実際、街頭アンケートなどでも若者達の政治への関心度は高かった。
結構マニフェストを読み込んでいる学生もいた。

そして、若者達は自民党に入れた。



勝ち馬だのなんだのではなく、単に自民党以外に魅力が無かった、というのが本当のところじゃないだろうか。


メディアは、いつまで経っても「若者はバカ」とでも思っているらしい。

そういった無知蒙昧な考えから解き放たれない限り、メディアはますます信用されなくなるだろう。
若者は、確実にネットを通じて政治に関心を持ち始めている。
それに気づかないまま、今までどおり自分達の都合の良いように解釈した記事を載せ続ける限り、メディアは凋落し続けるだろう。



一業界人として悲しいことだが、これ、現実なのよね。