大手牛丼チェーン店の吉野家が、夏季限定商品としてうな丼、うな定を発売することに決めた。吉野家だから、まあそうそう酷いもんは出さないと思うが、うなぎの原産国は「中国」。
吉野家でスタミナアップ!! うな丼・うな定を期間限定販売
【吉野家(9861)】では7月6日午後3時から吉野家店舗896店で「鰻丼(うなどん)」「鰻定(うなてい)」を期間限定販売すると発表した。「鰻丼」が490円、「鰻定」がみそ汁・お漬物付きで550円。鰻丼は持ち帰りも可能(【発表リリース、PDF】)。
「土用の丑の日にはうなぎを食べて、夏ばて防止でスタミナアップ」という趣旨のコピーは、日本初のコピーライターとも言われている平賀源内が作ったというのが通説。元々精がつくうなぎはスタミナをつけるために食されていたが、この話以降「土用の丑の日にうなぎ」は「クリスマスにケーキ」「正月におせちやコタツみかん」と同じくらいに関連商品として世に広まっている。
リリースによると今回吉野家から提供される鰻丼は「ほどよく脂がのった肉厚の「鰻」とまろやかなタレが絡み合ったこの季節ならではの『鰻丼』が、お手ごろな価格でお召し上がりいただけます。是非、この機会にご賞味ください。お持ち帰りもできます」とのこと。吉野家をいつも利用している人は、たまには「ウナギでも食べて夏ばて防止でも」というのも粋かもしれない。
なお吉野家での「鰻丼」などの販売は、試験的には【うな丼一筋80日!? 吉野家(9861)が全店で「うな丼」展開へ】にもあるように昨年からのもの。去年の段階では「他の肉商品との競合性が低いものを試験販売的な意味合いで」ということだったが、今年正式にリリースされたということは、それなりに引き合いがあったのだろう。昨年の試験販売の際には「鰻めし」の青いのぼりが入り口に掲げられていたので、今年も似たような催しが行われるに違いない。
※[更新]
吉野家IR部門に問い合わせたところ、該当する鰻丼・鰻定のうなぎの原産地は中国・福建省とのこと。以上。
正直に言います。
「俺は信用できません」
だって、中国産のうなぎといったらこれですよ?
中国産ウナギに発がん性物質
中国産の養殖ウナギに発がん性物質が含まれていることが29日、分かった。米食品医薬品局(FDA)が発表したもので、米国は、ほかにエビなど中国産養殖魚介類5品目について輸入を一時禁止した。日本では輸入ウナギのうち中国産が8割以上を占めており、厚生労働省は検査を強化する方針。来月30日の「土用の丑(うし)の日」を前に、食卓に影響を及ぼす可能性もある。
ペットフード、歯磨き粉、医薬品、おもちゃなど、有害物質汚染が次々と指摘されている中国製品。新たに、魚介類の汚染が発覚した。
FDAによると、輸入を禁止したのはウナギ、エビ、ナマズ、バサ(ナマズの仲間)、コイ科の魚の5種類。今年5月までのサンプル調査で、これらから抗菌剤のニトロフランやマラカイトグリーン、フルオロキノロンなどが微量、検出された。
ニトロフランとマラカイトグリーンは動物実験で発がん性が確認され、中国でも魚介類への使用が禁止されている。フルオロキノロンは医療用にも使われているが、耐性菌の拡大につながるため、先進国では漁業での使用が禁止されている。
マラカイトグリーンについては、日本でも01年以降、中国産のウナギから見つかった“前科”がある。中国では増加する需要に応えるために過密な飼育環境での養殖が避けられないのが現状。大量死をもたらす感染症の防止効果がある抗菌剤が多用されていると、以前から指摘されてきた。
厚労省は29日、事実関係の確認を急ぐとともに、必要に応じて中国からの輸入魚介類の検査を強化する方針を示した。
同省輸入食品安全対策室によると、中国からの輸入ウナギについては一昨年以降、輸入業者に対しマラカイトグリーンやニトロフランが含まれていないかどうかをチェックするよう検査命令を順次出しており、検出された場合は輸入を差し止めるなどして対応する。
ウナギの国内消費量10万トン。このうち約6割を占める中国産ウナギは、欧州産稚魚のシラスウナギを養殖したものが大半。しかし、欧州産ウナギが絶滅の恐れがあるため、漁獲量削減を決定したことなどからウナギの価格上昇が続いており、まさに“うなぎ上り”状態。日本で中国産ウナギの輸入が規制される事態に発展すれば、さらなる急騰は避けられない。
まだ日本では「ヤヴァイうなぎ」の報告例はないが、それだっていつ見つかるか知れたものではない。
というか、検査の目を潜り抜けて既に入っていると考えた方が良いだろう。
そんな「中国産」のうなぎを使って、うな丼を出す吉野屋。
吉野家のうな丼を食って隊長を悪くする人間が出ないか、心配だ。
ちなみに、前にテレビで
「中国産と言っても全てが悪いわけではない。日本の企業が監督しているのもならば、一定の信頼が置ける。何故なら現地にいて監督するのは日本人だからだ」
と言い、中国産というだけで忌避することへの釘を刺したが、それは確かにある程度そうだろう。
最初から最後まで日本企業が面倒を見ているような「中国産」は、中国企業が作っている「中国産」よりもはるかに信頼が置ける。日本企業は、先進国社会・消費者が毒性物質の混入にどれだけ過敏に反応するか弁えているからだ。
対して、中国企業が「毒性物質の混入」に鈍感なのは、中国人消費者がほとんど反応しないから、平気な面してコスト削減のためにあくどいことをやるのだ。
だから、日本企業である吉野家が関わっているなら、まあ大丈夫だろう・・・とも思いたくなるが、吉野家のように中途参入によってうな丼を出す場合は、やはり一定の注意が必要だ。
吉野家が中国にうなぎの養殖場を持っていて、それでもってうな丼を出すというのならば安心だが、吉野家は中国のうなぎの養殖場と「契約」したに過ぎない。
結局、「信頼できない中国産」である。
勿論、吉野家も自分たちで検疫しているだろうが、検疫は全ての商品をチェックするわけではない。
100の物品があったら、10ずつ抽出して、さらにその中に1~2をチェックして、それでもって全体「的」に安全かどうかを確認するのが検疫だ。
もしかしたらヤヴァイ製品が混入する危険だってあるわけで。
うなぎ好きの俺だけど、吉野家のうな丼はちっと怖いなぁ。
と言いつつも、腹が減ったら食いに行きそうな自分がいるが。
前言を翻すようだが、吉野家のチェックが万全だと信じて。
吉野家でスタミナアップ!! うな丼・うな定を期間限定販売
【吉野家(9861)】では7月6日午後3時から吉野家店舗896店で「鰻丼(うなどん)」「鰻定(うなてい)」を期間限定販売すると発表した。「鰻丼」が490円、「鰻定」がみそ汁・お漬物付きで550円。鰻丼は持ち帰りも可能(【発表リリース、PDF】)。
「土用の丑の日にはうなぎを食べて、夏ばて防止でスタミナアップ」という趣旨のコピーは、日本初のコピーライターとも言われている平賀源内が作ったというのが通説。元々精がつくうなぎはスタミナをつけるために食されていたが、この話以降「土用の丑の日にうなぎ」は「クリスマスにケーキ」「正月におせちやコタツみかん」と同じくらいに関連商品として世に広まっている。
リリースによると今回吉野家から提供される鰻丼は「ほどよく脂がのった肉厚の「鰻」とまろやかなタレが絡み合ったこの季節ならではの『鰻丼』が、お手ごろな価格でお召し上がりいただけます。是非、この機会にご賞味ください。お持ち帰りもできます」とのこと。吉野家をいつも利用している人は、たまには「ウナギでも食べて夏ばて防止でも」というのも粋かもしれない。
なお吉野家での「鰻丼」などの販売は、試験的には【うな丼一筋80日!? 吉野家(9861)が全店で「うな丼」展開へ】にもあるように昨年からのもの。去年の段階では「他の肉商品との競合性が低いものを試験販売的な意味合いで」ということだったが、今年正式にリリースされたということは、それなりに引き合いがあったのだろう。昨年の試験販売の際には「鰻めし」の青いのぼりが入り口に掲げられていたので、今年も似たような催しが行われるに違いない。
※[更新]
吉野家IR部門に問い合わせたところ、該当する鰻丼・鰻定のうなぎの原産地は中国・福建省とのこと。以上。
正直に言います。
「俺は信用できません」
だって、中国産のうなぎといったらこれですよ?
中国産ウナギに発がん性物質
中国産の養殖ウナギに発がん性物質が含まれていることが29日、分かった。米食品医薬品局(FDA)が発表したもので、米国は、ほかにエビなど中国産養殖魚介類5品目について輸入を一時禁止した。日本では輸入ウナギのうち中国産が8割以上を占めており、厚生労働省は検査を強化する方針。来月30日の「土用の丑(うし)の日」を前に、食卓に影響を及ぼす可能性もある。
ペットフード、歯磨き粉、医薬品、おもちゃなど、有害物質汚染が次々と指摘されている中国製品。新たに、魚介類の汚染が発覚した。
FDAによると、輸入を禁止したのはウナギ、エビ、ナマズ、バサ(ナマズの仲間)、コイ科の魚の5種類。今年5月までのサンプル調査で、これらから抗菌剤のニトロフランやマラカイトグリーン、フルオロキノロンなどが微量、検出された。
ニトロフランとマラカイトグリーンは動物実験で発がん性が確認され、中国でも魚介類への使用が禁止されている。フルオロキノロンは医療用にも使われているが、耐性菌の拡大につながるため、先進国では漁業での使用が禁止されている。
マラカイトグリーンについては、日本でも01年以降、中国産のウナギから見つかった“前科”がある。中国では増加する需要に応えるために過密な飼育環境での養殖が避けられないのが現状。大量死をもたらす感染症の防止効果がある抗菌剤が多用されていると、以前から指摘されてきた。
厚労省は29日、事実関係の確認を急ぐとともに、必要に応じて中国からの輸入魚介類の検査を強化する方針を示した。
同省輸入食品安全対策室によると、中国からの輸入ウナギについては一昨年以降、輸入業者に対しマラカイトグリーンやニトロフランが含まれていないかどうかをチェックするよう検査命令を順次出しており、検出された場合は輸入を差し止めるなどして対応する。
ウナギの国内消費量10万トン。このうち約6割を占める中国産ウナギは、欧州産稚魚のシラスウナギを養殖したものが大半。しかし、欧州産ウナギが絶滅の恐れがあるため、漁獲量削減を決定したことなどからウナギの価格上昇が続いており、まさに“うなぎ上り”状態。日本で中国産ウナギの輸入が規制される事態に発展すれば、さらなる急騰は避けられない。
まだ日本では「ヤヴァイうなぎ」の報告例はないが、それだっていつ見つかるか知れたものではない。
というか、検査の目を潜り抜けて既に入っていると考えた方が良いだろう。
そんな「中国産」のうなぎを使って、うな丼を出す吉野屋。
吉野家のうな丼を食って隊長を悪くする人間が出ないか、心配だ。
ちなみに、前にテレビで
「中国産と言っても全てが悪いわけではない。日本の企業が監督しているのもならば、一定の信頼が置ける。何故なら現地にいて監督するのは日本人だからだ」
と言い、中国産というだけで忌避することへの釘を刺したが、それは確かにある程度そうだろう。
最初から最後まで日本企業が面倒を見ているような「中国産」は、中国企業が作っている「中国産」よりもはるかに信頼が置ける。日本企業は、先進国社会・消費者が毒性物質の混入にどれだけ過敏に反応するか弁えているからだ。
対して、中国企業が「毒性物質の混入」に鈍感なのは、中国人消費者がほとんど反応しないから、平気な面してコスト削減のためにあくどいことをやるのだ。
だから、日本企業である吉野家が関わっているなら、まあ大丈夫だろう・・・とも思いたくなるが、吉野家のように中途参入によってうな丼を出す場合は、やはり一定の注意が必要だ。
吉野家が中国にうなぎの養殖場を持っていて、それでもってうな丼を出すというのならば安心だが、吉野家は中国のうなぎの養殖場と「契約」したに過ぎない。
結局、「信頼できない中国産」である。
勿論、吉野家も自分たちで検疫しているだろうが、検疫は全ての商品をチェックするわけではない。
100の物品があったら、10ずつ抽出して、さらにその中に1~2をチェックして、それでもって全体「的」に安全かどうかを確認するのが検疫だ。
もしかしたらヤヴァイ製品が混入する危険だってあるわけで。
うなぎ好きの俺だけど、吉野家のうな丼はちっと怖いなぁ。
と言いつつも、腹が減ったら食いに行きそうな自分がいるが。
前言を翻すようだが、吉野家のチェックが万全だと信じて。