愛煙家の多事総論

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武蔵の如く

2007-11-06 19:50:02 | スポーツ
男だったら、一度は憧れるであろう「二刀流」。実際、化け物じみた膂力でもない限り二刀流なんてこれっぽっちも実戦的ではないのだが、それでもやっぱり憧れてしまうのは、二刀流が「特別」なものだからだろう。そんな二刀流を見事使いこなす男が現れた。山名信行六段だ。

<全日本剣道選手権>二刀流の山名六段が1勝 五輪書熟読

 3日の全日本剣道選手権で、二刀流の山名信行六段が1勝。剣豪・宮本武蔵で知られる二刀流だが、69年を最後に出場が途絶えていた。 

 山名は全日本選手権1回戦で平尾泰(東京・警視庁)に延長24秒、左手の小太刀(竹刀)で小手を決めて勝利した。

 京都府出身で小学3年から剣道を始め、北嵯峨高で国体出場。国際武道大(千葉県)に進学し、約400人いる剣道部員の中で「選手として生き残るためには、何かで抜きんでないと、と考え」、大学3年の春から二刀流に取り組み始めた。

 戦後の学生剣道界では二刀流は異端視され、試合での使用が禁じられた。昭和初期に二刀流剣士が各地に現れ、好成績を残したことに「(一刀の)基本が脅かされる」との危機感が広がったためと言われる。全日本学生剣道連盟が解禁したのは92年。二刀流の普及、指導にあたる「二天一流武蔵会」(事務局・東京)によれば、全日本選手権の出場者も、69年の荒関富三郎七段(段位は当時)が最後となっていた。

 山名が二刀流に取り組んだ当初は、指導者も身近にいなかった。そこで二刀流を試みたことで知られる剣豪・宮本武蔵の著書『五輪書』を熟読。一刀で全日本選手権を2度制し、99年全国八段大会では二刀流で準優勝した戸田忠男八段らの指導も受けた。「二刀流を通して、いろんな人に出会えたのが最大の財産」と語る。

 全日本学生選手権には95年に二刀流剣士が初めて出場。だが、荒関七段の流れをくむ武蔵会によると、全日本選手権の予選に二刀流で挑む剣士はいるが、本大会出場は厳しいのが現状だという。同会の佐々木博嗣副会長は「山名選手は出場自体が偉業と言っても良い。今回の活躍が二刀流の認知度アップにつながれば」と話している。




おおおおおお!!!

まさに「今武蔵」!!!

独力で、五輪書を熟読して会得したというのも格好良い!!!

今の世にこんな「馬鹿」(最高級の褒め言葉)がいたとは・・・。

常識で考えて、二刀流ってのは不便この上ないが、完璧に使いこなせばこれほど強いものも無い。が、その「完璧」ってのは、まずたどり着けない境地と言われる。

片手で、両手で竹刀をもつ一刀流並の鋭さを出さなければならないのだ。
生半可な技術では、逆に弱くなるのがオチだ。

が、そんな二刀流を使いこなし、出場自体が奇跡的といわれる選手権に出場し、1勝を挙げた・・・。

彼の今後の活躍に、滅茶苦茶期待したい。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
次に二刀流を (sadakun_d)
2007-11-09 18:39:27
「水戸黄門」で山名6段を登場させてもらいたい。そのまま俳優に転向(笑)



昨年の全日本かな、片腕の剣士いたね。丹下左善です

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Unknown (愛煙家)
2007-11-10 22:04:35
個人的には水戸黄門ではなく、剣客商売を新シリーズでやって、そこで出してほしいっす^^

片腕の剣士ってのもまた格好いいですなぁ。
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