フォトポエム  西尾征紀(Nishio Masanori)

夢のなかでは
詩はシンプルで美しい

赤い実

2009-10-03 | 詩のレッスン



すぐ近くの家の赤い木の実は
ナナカマドだろうか

検見川の浜に行くとき
ふと見かけて美しいと思った

無数の赤い小豆粒ほどの実が
集まって垂れ下がっている

誰も住まない家の実なので
ひととき立ち止まって眺めた

無数の赤い実の間からは
青空のかけらも見えた

季節のめぐりは
自然の変化をつくっていく

この深まる秋には
赤い木の実にも関心をもとう 

秋の深まりとともに
赤い実も目につくようになった




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