フォトポエム  西尾征紀(Nishio Masanori)

夢のなかでは
詩はシンプルで美しい

赤い木の実

2012-12-15 | 詩のレッスン





すぐ近くの家の赤い木の実は

なんという名前だろうか


検見川の浜に行くとき

ふと見かけて美しいと思った


無数の赤い小豆粒ほどの実が

集まって垂れ下がっている


誰も住まない家の実なので

ひととき立ち止まって眺めた


無数の赤い実の間からは

青空のかけらも見えた


季節のめぐりは

さまざまな変化をつくっていく


戸外を歩くときには

赤い木の実にも関心をもとう 


秋の深まりとともに

赤い実が目につくようになった



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1 コメント

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赤い実 (永井)
2012-12-15 20:58:35
ピラカンサの赤い実に私も関心を持ちました。よく小鳥が群がって止まっていて
立ち止まり よその お宅の塀からはみ出ている枝の無数の実をよく眺めています。小さな南天の木を庭の隅に植えたら大きく成長しました。季節のめぐりで、花のない今、光る赤が初冬を知らせてくれているるようです。
す~っと優しく温かく心に入る詩でした。
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