落葉樹の冬芽では
コブシの冬芽を見るのが好きだ
コブシの冬芽には
憧れのイメージがある
冬の寒い時期でも
コブシの冬芽には存在感がある
ふっくらとした冬芽には
春への憧れが結晶している
冬芽のひとつひとつは
春には清楚な白い花になる
冬芽がつぼみになって
葉に先立って白い花をひらく
戸外でコブシの木を見かけると
冬芽の成長に視線が向かう
憧れのイメージを思うとき
いつでもコブシの冬芽がよみがえる
空の眺めを秋のキーワードに選んだら
空の変化が心に残りはじめた
戸外を歩いているときには
視線の片隅でも空を捉えるようになった
この一週間だけをふりかえってみても
空の変化の様子を思いだすことができる
視線が上を向くようになったためだろう
高いところのものも目に入ってくるようになった
9月はじめの土曜日には
東京タワーの上にうろこ雲を見て感動した
9月はじめの日曜日には
検見川の浜の突堤でも美しい雲を見た
平日の都心を歩いているときには
高層ビルの間の空を見上げることも体験した
これから秋が深まるにつれて
感動的な秋の空とも出会うだろう
ひとつの季節 空の変化に関心をもつことも
すばらしい体験になる予感がする
きっといくつもの空の詩が生まれるだろう
きっといくつもの雲の詩が生まれるだろう
関心の領域を広げると
視界が異なって見えてくることはほんとうだ
空の眺めをこの秋のキーワードに選んだら
空の変化が心に残りはじめた
![](http://blog-imgs-32.fc2.com/p/o/e/poems/12743371104bf4d756de0f9_import.jpg)
飛翔への憧れが
カモメ体験のスタートだ
すばらしい飛翔が
カモメ体験の核をつくっていく
検見川の浜でも 花見川でも
カモメの飛翔を見ることができる
ぼくの生活半径にも
カモメのスポットがあることは祝福だ
カモメの飛翔を
もっともっと見てみたい
カモメのことを
もっともっと知ってみたい
どの季節に眺めても
カモメの飛翔はすばらしい
飛翔の感動が
カモメ体験の歓びをつくっていく
左右2キロの砂浜の前には
海と空のパノラマが広がる
ゆっくりと寄せてくる波と
断続的にくりかえす波の音
晴れた日の波の音は優しい
さざ波もきらきらと輝く
夏には
海水浴もできた幕張の浜
海面にぷかぷか浮かんだときの
開放感がよみがえる
長く続く砂浜だから
ときには風紋を見ることもできる
東京湾の海を眺めながら
波打ち際を歩くのも楽しい
海と空のパノラマが
日常生活のアクセントをつくる
フォトポエムにようこそ!
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「フォトポエム 西尾征紀(Nishio Masanori)」は、閲覧数が130万を突破しました。
7月のフォトポエムでは、フォトポエムと遊ぼう。分野別の詩のブログでは、短詩のフォトポエムをおとどけします。
西尾征紀には、8つの詩のブログがあります。
フォトポエム、夢の飛翔、ポエムワールド、海のフォトポエム、春のフォトポエム、夏のフォトポエム、秋のフォトポエム、冬のフォトポエム。
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西尾征紀の詩と写真を、これからも、よろしくお願いいたします。
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西尾征紀 (Nishio Masanori)