伊藤 克浩(べるお/Beruo)の「折れない心」ブログ

理学療法士伊藤克浩(べるお/Beruo)のサッカーとフットサル、そして理学療法に関するブログ。

富山活動分析研究会

2010年06月21日 | Weblog
 週末は富山活動分析研究会でお話しさせてもらった。

 お題は「平面適応」と「移動空間」。

 ボバース研究会で呼ばれるときは主に神経生理学をベースにお話しさせて頂くが、活動分析研究会では生態心理学をベースに話を組み立てる。

 ストッフレーゲン博士の支持面と定位の定義をベースに支持面への適応を、平羅先生、酒田先生、そしてギブソンの生態光学の話をベースにオプティカルフローと移動の話をさせてもらった。

 実技はリファレンスフレームから正中を認識して体幹の姿勢コントロール、下肢をスキーマに上げて起きあがりと背臥位での適応を行った。モデルで出てくれた人の両手をリファレンスフレーム認識させ体幹をコントロールしているうちにその人が気分が悪くなったようでちょっと焦った。やはり皮質に働きかけると脳の血流流が上がるらしい。

 全体には有意義な研修会になったと思う。富山には今度は理学療法士会の学会特別講演で10月頃伺うことになる。今度は最新のボバースについて講演させて頂く予定だ。