ゲンコツイコライザーが懐かしいと言うことも選択の理由です。
防水シールドをめくって、サイドモールの上の横長に制振材を、スピーカの裏辺りと、スピーカ前下部の内側角に吸音材を貼りました。
スピーカは、標準スピーカのコネクタを切断して、ギボシを介して、スピーカに接続しています。
スピーカのフレームを囲む様に、スピーカマウント部を制振材で巻きます。マウント部がプラスチックなので必須です。
叩いてボンボン鳴る所が無くなるように制振をドアレギュレータの上部、ドア横方向に細長く吸音材を貼ります。
写真の紺色の三角も吸音材で、測定の結果追加しました。中域に効いています。
写真は最初の制振&吸音の状態です。
スピーカグリルの周囲にも吸音材がリング状に張られています。調整の結果、制振&吸音材が追加されています。
ツイータの写真がありませんが、ダッシュ上のツイータ位置に、元の物を外して、底部に両面テープで固定することで、丁度入ります。ツイータのメッシュグリルの蓋も閉まります。
配線はドアスピーカと同様に、標準ツイータ用のコネクタを切断し、ギボシを介してツイータを接続しています。場所が狭く、フロントシールド越しでの作業なので、作業性は悪いです。
今回の制振材にブチルゴム+アルミのシートを使いましたが、本来、私はこれが嫌いです。理由は汚れること、剥がず時の掃除が大変であることが理由です。 入手可能であればリアル・シールドを使用した方が幸せになります。見た目も良好です。
私の調整方法
共振を止めるのは剛性を高くする方法と、ビルの免振の仕組みと同様に共振周波数をずらす方法とがあります。
スピーカのチューニングにはこの両方を組み合わせて使用します。
共振周波数を可聴帯域の外にすることが理想ですが、現実には不可能です。よって、共振周波数を分散させ、可聴なスピーカ音圧では共振しないようにします。
共振周波数を探す方法は、CDRに20Hz~20KHzまでの 連続した周波数の正弦波を 多く格納し、 これを次々に再生して行きます。
共振して鳴っている部分に物性の異なる物を貼り付けて、その共振周波数の共振開始レベルを下げて行きます。
これを何度か行うことで共振(鳴き)の押さえ込みは終了します。
共振以外に共鳴やスピーカの背面からの逆位相の音も抑える必要があります。
共鳴は空気の共振で、これを抑えるために共鳴が起きる場所に吸音材を挿入します。箱構造の角、平行面(鳴き竜現象)で発生します。
スピーカの背面からの逆位相音を消すためにサービスホールを全て塞ぐ方法もありますが、スピーカの背面の空気容量が少ないと、空気ピストンが動き難い様にスピーカの前後動が正しく行われなくなり、音が歪んだり、音量が下がったりします。よって、スピーカから遠いサービスホールは開けたままとし、その周辺に吸音材を貼り付けます。
試聴
圧倒的に改善されます。と言っても、音質は控えめですが、オーディオの音になります。定位は明確になり、音に艶が出てきます。 再生される情報量が増えるために、標準スピーカに比べボーカルは後退します。エイジングが終えるまでは 無機質に鳴ります。ギター、サックスの響き感はとても好感が持てます。
標準のスピーカの音は楽器的と言えなくもありません。
CJ-C1700D に関して
・ホームオーディオ的な音です。車用の中級以上のスピーカでは派手な色付け(音色)のスピーカが多いので、このスピーカはある意味貴重です。
・このパッケージにはネットワークが入っていません、ツイータへのローカットはフィルムコンデンサ1つです。聴いてみるとこれでもOKと言う気がしないでもありませんが、レベルが若干高目なので、ネットワーク増設予定です。マウントの調整で不要かもしれません。
・エイジングはかなりの時間が必要そうです
・音量に対して音圧が高いので、制振処理は必須です。
音質:○(ツイータ:◎)、C/P:○、マウント関連部品:×、ネットワーク:△
取り付け加工に自信のある方にはお勧めします。
注意
デッドニング(この言葉使いたくはないのですが)を行う場合、メインテナンス時に支障の無い範囲で行いましょう。修理時に支障があるようでは問題だと私は考えます。
オーディオの音は、407の大きな欠点の一つですよね。400万円クラスのクルマとしては…?
今すぐ直す予定はありませんが、あまりにもお寒いので、僕もいずれ手を入れるつもりです。ゆっくり考えます。
1.防水のスチレンペーパーを一部はがしてアウターパネルの処理をされているようですが、そのあとは単にペーパーを戻しただけですか? なにか接着剤のようなもので張り直したのでしょうか?
2.写真をみるとスピーカー回りの部分、スチレンペーパーの上に制震材のようなものを貼っているように見えるのですが・・。それで大丈夫なのでしょうか?
3.インナーパネル上部に窓枠にそって制震材のようなものが貼ってありますが、ここに貼ることは大きな効果があるのでしょうか?
国内外を問わず特別仕様の物でない限り スピーカはプアーです。
407の場合、ヘッドユニットは音質的にはかなり良好な物がチョイスされているだけに、スピーカ交換の効果は多きいですね。
ショップに依頼する場合、音色をデータ的に提示し難い場合は、お気に入りのCDを持って行き、視聴用セットを基準に如何したいのかオーダし、出来上がる直前に、ヘッドユニット内蔵のイコライザやネットワークを調整しながら、出来る範囲で車内調整を。
これを走行しながら実施してもらえるショップがベターです。 ご存知ですね 失礼しました。
前方のPメータの モンテクリスト 407さん でしたか。 Blogの誰の車か分かるアイコンシール貼っておくと良いかもしれませんね。
次回 また見かけたらそのときは (^.^)/
話は違いますが 今日は 407さんを含んで4台の407に遭遇しました。確実に台数増えていますね。
通勤時では 自宅近所でアルミナム、 内堀通り二重橋付近でアルミナム、スティール、人形町付近でアルシオンのSW。
毎週何れかの1台とは必ず遭遇します。
1.粘着材が粘性の高いものなので、伸びた粘着材をカッターで切断しながら、スチレンペーハをめくり、戻すときはそのまま抑えればOKです。ちゃんと接着されます。
必要であれば、スチレンペーパ&発泡スチロール用の粘着材は大手のクラフト&画材店で入手できます。
2.これはメインテナンスホールを制振(共鳴・共振と言う意味合い震ではなく振を使っています)材で塞がないので、ドア内の音圧が大きく変化すると、スチレンペーパが振動しました。これを抑制するための錘として貼ってあります。最初は中央の小さい物だけでしたが、音量を上げて行くと発生するぱふぱふ感を押さえ込んで行ったら、これだけの面積になってしまいました。
鉛シートを使えば、この1/4程度の面積で問題ないと思います。
スピーカマウントがリペット止めになっているので、今回は木&金属製の物への交換を断念しました。ブチルゴムシートは制振目的より質量加算が目的です。正弦波をいれたCDを再生しながら歪みがなるべく少なくなるように調整して行きます。ある程度歪みが在った方が音楽を聴く上では良好な場合もありますが、まずは個人的なニュートラルな設定としています。
3.ドアの内張りのリブ構造部が接触する場所です。そのビビリ止めです。フェルトでOKです。購入を忘れていたので、写真のもので済ませています。窓の昇降音が若干静かになるおまけが付きました。(気のせいかも)
今回忘れているものが、ドアと内張りを固定しているファスナクリップの両側に挟むつもりだったフェルトのリングと、内張り外周と接触する部分のドア側にフェルトリボン。お約束パーツです。
現在 ダッシュと後ろドアの共振が気になるようになっています。
なるほど、全部塞ぐ必要はないんですね。
確かにブチルゴムのこびり付きには抵抗を感じます。206で全面を塞いだあとにファスナークリップの折れた欠片がドアの内部に落ちてしまい、もう一回剥がして・・・なんて苦労したことがありました(~_~;)
私は純正ツィーターのマウントを加工してグリル側に装着してみましたが、やはり向いている方向が問題なような気がしています。車室側にスラントさせて取り付けるか、巧く反射させるか、何か対策はないでしょうか?
それと、ドアポケットの手前の板も制振したほうがよいでしょうか?
同じくコメントされているキメラさんにも以前お世話になりました。お二人が407のSP交換を非常に丁寧に説明してくれたおかげで、私もDIYでSP交換する気持ちが固まりました。お二人のblogがなければできませんでした。改めてお礼申し上げます。
私はblogを持ってないので報告ができません。いずれどこかでコメントさせていただきます。
CJ-C1700D のツイータは20°程度取り付けたままスイングするので、これで調整しましたが、TS-C07のツイータは目玉親父のままでないとスイングしませんようね。私なら、クサビ型の木台をエポキシでコートして、この上にツイータ・ユニットをプラネジで固定したものを両面テープで、とすると思います。
フロントシールに反射させると、運転席に定位が作れないので、5mm程度の透明アクリルでリフレクタをとも考えましたが、格好良いのを造るのには手間がかかるので、今は限界まで手前に傾斜させ、ツイータは頭上に定位しています。
私も今後ツイータは調整です。
写真では養生はドアの内張りを剥がす際に摺れる可能性のあるサッシ部に粘着力を弱めたガムテープの使用のみで済ませていますが、本来はもっと丁寧にする方が安全です。
分からないことはBLに色々と聞ける状態になっていると安心して作業ができますよ。