有機ラジカル電池

次世代の二次電池（充電できる電池）です。

NECが開発に成功した、この電池は材料としてプラスチックの一種である有機ラジカル材料を使用したものです。

特徴は

・ 短時間（30秒）で充電できる
・ 他の電池と比べて10倍の高出力
・ 1000回の充放電を行っても90％以上の容量を維持できる
・ カドミウムや鉛などの重金属を利用しない（環境にやさしい）
・ 柔軟構造が可能

これが実現すると iPod等の動作時間が１０倍になり、瞬間（３０秒）で充電が終了するわけです。当然携帯電話やデジカメ等の携帯物全てが幸せになる技術です。デスクトップPCも最初からUPS付きなんてことも可能になるわけです。すばらしい！

ところで有機ラジカルって耳馴染みないと思います。サイエンスなど読んでいる人はご存知ですね。

ラジカルとは簡単に言うと、原子の周りを取り巻く電子は普通電子は二つずつペアで同じ軌道上に存在している(共有電子対)いますが、何らかの条件で、同じ軌道上に電子がひとつしかない状態(不対電子）になることを言います

有機とは炭化化合物のこと、平たく言えば炭素が入った化合物。