benben♪leben

日常、あるいは非日常をつらつら綴ってまいります。

『アイ・ラヴ・ユー』

2005-12-05 | WORD

日本では、毎年12月4日から10日までを「人権週間」と定め、講演会の開催や街頭啓発など、全国的な啓発活動を展開している。 うちの学校も、その活動の一つとして、今日から4日間映画上演、講演会が行われる。


初日の今日、映画『アイ・ラヴ・ユー』の上演会に行ってきたmit研究室の手話仲間Kさん。


後期から手話を学び始めたこともあって、非常に楽しみやった。


私が手話に興味を持ったのは、ドラマ「オレンジデイズ」がきっかけだった。


ちょうど自分と同じくらいの世代ということもあって、親近感わき見始めたのだが、多くの人に手話を知ってもらう作品となったのではないかと思う。


しかし、映画『アイ・ラヴ・ユー』はもっと多くの人たちに見てもらいたい映画だ。恥ずかしながら、私も今日の今まで見たことがなかったのだが。。。


この作品は、聴者の大澤豊監督とろう者の米内山明宏監督が、世界で初めて共同演出している作品。 これまでにも、ろう者を描いた映画やテレビドラマは少なくないが、その作品のほとんどが、耳の聞こえる人たち(聴者)の側から描かれたものだ。


日常、社会で強いられている不便や理不尽さがすごく伝わってきた。


当然のごとく泣いた。ろう者を不幸だと思うこと自体があーなんて不幸なんだと思った。ただ文化が違うようなものに。


私だって、世間から見る不幸とかハンディだとか、そういったものを同情されたくはない。


ただ同調、協調、共生したいだけ。


先生もおっしゃっていたが、無知こそほとんどの差別を生み出している。


悲しいかな、まだまだそういう社会が存在する。


日本語、英語、ドイツ語。。。そして手話も同じ言葉のツール。ただそんだけ。


「コミュニケーション」て言葉、今盛んに使われるけど、言葉知ってたら、たくさんの人と話せて、自分の幅が広がる、意思疎通できる、「共生」できる。。。それが私的なコミュニケーションの定義。。。


だから、自分ももっと言葉を覚えたい。そう強く思った。


残念だったのは、学生の関心が低かったこと。見に来たのは、私と研究室の手話仲間含めたった3人。1回目の上演も人が少なかったようで。


狭い世界でとどまらないで、多くの人に見てもらいたい、そんな作品です。


お時間あったら皆さんもぜひご覧ください、映画『アイ・ラヴ・ユー』。


 


明日は『アフガン零年』を見に行きます。


Anmerkung:今日はまきちゃんのピー歳の誕生日でした皆さん、無料のドモホルンリンクルを贈ってあげてください


 

コメント (11)
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