皮膚科の診断から即入院が決まり
はてさて、どうしたらよいものか。
なんせ入院なんて人生初めてなもので。
旅行直後の荷ほどきもままならなかったんですが
年末にあれこれ衣類の片づけは済んでいたので
パッキングは夫にお願いし、即日入院生活が始まりました。
入院前半は酷い頭痛と倦怠感で
同じフロアすら動けず、とにかく絶対安静。
あんな頭痛もう体験したくないです。。。
入院生活って暇でしょ、なんて言われることも
ありましたが、TVや雑誌見る余力もなく、ひたすら
天井を見つめ、一日3回の点滴をこなすのに必死でした。
なぜ必死なのか。
身体の倦怠感もさることながら、わたくしの体質上、
血管が華奢すぎて、点滴の針が入らないのです。
これは以前、健康診断ネタでも書いたのですが、
看護師泣かせの血管なのです。
点滴をすると、身体のしんどさ頭痛の痛みも和らぐんですが、
その点滴をこなすまでに人の倍、時間がかかるのです。
まず、針を血管に刺す。
これがね、看護師さんだいぶ困らせました。
『ごめんね、ごめんね、選手交代する?・・・選手交代します。』
・・・自らギブされました。
ラスボス看護師さん(キビキビ、ちゃきちゃきとしていて、
いかにもデキる看護師さんだったので)も
どの血管にするか苦慮しながらも、さすが、ラスボス。
1回で針を入れてくださいました。
採血から退院日まで、私の両腕の針の穴の数は9箇所、
うち採血1箇所、点滴3箇所、残りは・・・穴空いただけ。
うち、手の甲からの点滴がもう地獄で。
毎日、1日3回の点滴なので、針は刺しっぱなし。
手の甲に針刺さりっぱなしだと、その腕って
全く力が入らなくて、痛いのなんの。独歩可能患者なので、
入浴時のシャンプーやお手洗いにはだいぶ難儀しました。
片手が使えない不便さ。
片腕が使えても各指先に力が入らない不便さ。
身体のどの部分も役割が備わっていることを痛感。
看護師さんたちは皆さん頑張ってくださったので
ひたすら耐えましたが、入院後半は針孔地獄。
あぁ、これ以上大病されませんね。
でも、難儀したかいあって、点滴すると
みるみる良くなっていきました。
あの恐怖の頭痛いずこ?
病院は都会のど真ん中にある大病院で、
入院生活自体はホテル並みに実に快適なものでした。
前述のとおり、看護師、スタッフの皆さん、本当に親切で
テキパキとして、感じもよく、別嬪さんが多いこと(オジサン目線?)
4人部屋でしたが、満室になることはなく、後半は
私一人となり個室と変わらず、気楽に過ごせました。
家族以外、面会謝絶だったのですが、
夫がほぼ毎日来てくれたり、東京からまきちゃんが来てくれ
さみしくはありませんでした。
急患はどこも受け入れ先見つからずたらい回しなんて
いまだによく聞くので、すんなり受け入れてもらえて、
即治療に取りかかれたので、本当にありがたかったです。
初めての病院食、前半は食欲なくてほとんど残していました。
私がお残しなんて、ありえない・・・
入院生活半ばから完食できるようになりましたが
病院食ですら味が濃く感じられてしまい、
自分がいかに普段味の濃ゆいものを食べていたのかと
思い知らされました。日々、R1頼り。
自分の身体の弱さ。
ライフワークバランスを見直すこと。
生き急がないこと。
後遺症、再発を防ぐため、しばらくは
おとなしくしていないとですが、
初めての入院で思ったことをかみしめつつ
徐々に生活を戻し、身体を慣らしていければと思います。