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BDNブログ

ビアディーを愛するすべての人のために。そしてビアディーたちの幸せのために。

ラス君のこと~おぼえていますか~

2014-04-26 07:55:33 | BRN
デイジーパパ@青柳でございます。
 
皆さんは、ラス君のことを覚えていますか?
 
いまからちょうど7年前の2007年4月、大阪府東淀川区のマンションの一室
で多頭飼いされていた、ビアディーミックス(ビアディーXビアディーミックス)
のラス君は、里親探しのため、BDN会員の皆様の御協力で、空路東京にや
ってきました。早速里親探しに入り、候補の方が手を挙げてくださったのですが、
お見合いのためお家に行った際、先住犬を咬んでしまい、不調に終わりました。
(写真はそのころのものです)
 
以後、里親さんの候補が見つからず、2007年5月から、デジ一家がお世話に
なっているfreewind犬舎の阿部さん宅にお預けすることになり、そのまま7年間
が過ぎてしまいました。5歳だったラス君も、この3月で12歳となりました。
 
阿部さんにはとてもよくしていただき、普段は陽気なラス君ですが、咬癖は変わ
らず、7年間で3度の咬傷事件を起こし、他犬に対しての攻撃性もあるというこ
とで、長い間、ご迷惑のかけ通しでありました。BRNとしてもまことに申し訳なく、
このたび、次の行き先を考えることになりました。
 
ラス君は4月23日、阿部さんのお家から、栃木県大田原市の北栃木愛犬救命
訓練所へ移動いたしました。那須塩原の林の中の訓練所です。
 
 




(写真は、移動当日のものです)

所長の中村訓練士は「咬み犬専門」を標榜するガッツあふれる方です、その中
村さんでもこれまで訓練で扱った犬は11歳までで、12歳のラス君は最高齢とい
うことになります。これから最低でも6ヶ月の訓練を経て、さらに社会復帰、里親
探しというハードルが待っております。大変難しいケースであり、先の希望が持
てるかどうか、これから時間をかけてテストを繰り返して探っていくとのこと。とも
かく、訓練士さんと緊密に連携しながら、頑張っていこうと思います。
 
これまで、正面から向き合ってこれなかったラス君のことを、真剣に考え、BDN
の皆さんとともに、ハードルを乗り越えていきたいと思います。
 
一緒に戦ってくださる方、HPをご覧になって、ラス君の里親として頑張ってみた
いと思われる方、訓練費をBRN基金に寄付してくださる方、大歓迎です!
 
ラス君のようすは、ブログ、FB等で随時発信いたします。
 
よろしくお願いいたします。
 
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ラス君については、「咬み犬」ということで、里子にも出せず、阿部さんのご好意に甘え
て、長期間お預けする結果となり、咬傷事件も起きており、本来であれば、外国での
例のように、保健所での処分に相当するといえます。
 
救うべき命がある一方で、救うべきでない命もある、という考えは、およそ、生命を扱う
者にとって、避けて通れない課題です。レスキューに関しても、闇雲に救い出せばよい、
というものではない、どこかに一定の線引きが必要な場合がある、とも思います。
 
ラス君については、5歳での引き出しの時、その判断をする機会があったかも知れま
せん。今回、「高齢での矯正訓練」という選択肢を選びましたが、今後のレスキューの
あり方を考える上で、今回のことは皆さんと共有しながら考えてゆきたいと思います。

京都のビアディーorニアディーレスキュー里親さん決定

2014-04-18 07:09:06 | BRN

デイジーパパ@青柳でございます

4月15日、ビリーママ相川さんより、
「ペットのおうち」サイトに、京都府動物愛護管理センターに収容された保護犬の情報が掲載されているとのお知らせをいただきました。

https://www.pet-home.jp/dogs/kyoto/pn34118/

4月8日、山城北保健所(京都府宇治市)からセンターに搬入された成犬の女の子です。「長毛種の雑種」ということですが、サマーカット状態の骨格、容貌からすると、ビアデッドまたはごく近い近似種と考えられます。

4月24日(木)、京都のBDN会員斉藤さんがセンターを訪問され、里親のお申し出をしてくださり、センターでの審査の結果、4月25日(金)、里親さんとして決定いたしました。どうぞ末永くよろしくお願いいたします。

 

BRN代表 青柳隆志

 


ラトル君四周年

2014-04-13 15:18:26 | BRN

 ラトル君は先月19日に、わが家の一員となってから4周年を迎えました。

 昨年11月に東大付属動物医療センターで左後肢膝の靱帯再建手術を受け、無事、全快しました。

 手術を受ける前は左後肢がぶらぶらの状態でしたが、今はすっ飛び歩いています。

 ただし、右の後肢の膝はわが家に来た時点と状態は変わらず、相変わらず、膝が曲がりません。

 右後肢の膝にはラトルを放棄した飼い主が受けさせた骨折手術の際に入れた金属板が入ったままです。

 ラトル君は学習能力が極めて高く、人間なら東大に楽勝で入れるくらいです。もしかしたらハーバードや

 MITにも入れるかもしれません。

 私を噛むこともなく、穏やかな毎日を過ごしています。

 末筆になりましたが、皆様の御多幸をお祈りいしています。


 新田功