(瀬尾まいこ著)
★★★★(ベアの満足度)
自分は捨て子だと思っている育生。
へその緒を見せてと母に頼むと
箱に入っていたのは卵の殻だった。
育生は卵から生まれたの。
息子を大切に思う母。
この母が魅力的。
欲しいものにはまっすぐに、
モラルよりも感情を優先。
「7's blood」は、七子と七生のストーリー。
ひょんなことから、一緒に暮らすことになった二人。
母は、刑務所だったり、病院だったり。
人の顔色をみながら、子供なりに生きやすい居場所を
作るものなんだな。
どちらの家族も型にはまらず、でも楽しそうだった。