(辻村深月著)
★★★★(ベアの満足度)
大安の日の結婚式場が舞台、ウエディングプランナーが主人公。
双子の妹が新婦、リングボーイの心配、
年上の新郎に気難しい新婦、
そして、謎の新郎。
こんなヒントでこの本を思い出せるだろうか...
ミステリーではないのだが、この伏線の張り方
残しておきたい。特に双子のお話が秀逸。
4つの挙式は時間がずれているにもかかわらず、
代わる代わる問題が起きる。
その問題を誠実に対処するプランナーさんも
過去に自分の結婚式で苦い思い出がある。
因縁の相手が目の前に...でも素敵なラストに
昔の傷は癒しきれなくても、頑張っていれば
いいことがあるんだなと思えるご縁を感じました。
ドラマも少しだけ見たんだけどなあ。