「こもれびの中で２０１２」

第２０回はいすくうるドラマすぺしゃる＠俳優座劇場
富士見高校演劇部

２年ぶりのドラマすぺしゃる。
久しぶりに観る富士見高校演劇部。

「こもれびの中で」も久しぶり。
この演目、何回も観てるけど、今回、秀逸。

つかこうへい先生へのオマージュのような演出。
ここでハマショーですか～
聞いたことのある台詞が客席の真ん真ん中に打ち込まれたり、
（彼女の伝兵衛が観てみたい！）
この振り付けは古賀先生だよね？と思うダンスが何曲も。
さらにそのレベルが思い切り高いんだな。

そんな上っ面だけでなく、
シーンごとのテンポの良さと、息つく間もない緊張感。

やっぱりお芝居好きだなと思った。
北区解散後、劇場に行けなかったのは、
何が観たいのかわからなくなっていたのと
芝居が嫌いになりたくなかったのが半々。

女子高生達に救われました。

桜が舞散る今日の舞台のこと、忘れることはないでしょう。

「聖なる怪物たち」

（河原れん著）
★★★★（ベアの満足度）

「科捜研の女」のあとは...と
沢口靖子さんが番組紹介をしていたから、
毎回気になってました。

でも、代理出産の話か～と思ってましたが
それだけではなかった。

どちらかというと「神様のカルテ」に近い
お医者さんって激務なんだなという感想が最初。

河原れんさんっていう名前もどこかで聞いたことがあると
検索したら、「瞬」という作品を読んでいた。
★５つなのに、思い出せないのが、情けない。

ある地方の病院。
深夜に臨月の妊婦の急患。
オペに立ち会ったのは、外科医師と師長と看護婦。

教育者、医療従事者。
聖職とされている人々の仮面をはがすと...
どんでん返しに継ぐ、どんでん返しに
一気に読みました。

ミステリーではないんだけど、あまりストーリーを
書き残せないのが、残念。

正しい道はどれだったのか？
私ならどの選択をするだろうか。