クローゼットの中から...。

♪思い出してごらん、二十歳の頃は
こんなに、こんなにいい子じゃなかった

クローゼットの整理をしていたら、
ものすごい量の手紙が出て来た。

旧姓のもの、前の前の住所のものなども。
懐かしい名前とともに、誰だっけ？と
思い出せない人もあり。

手紙を読んでみると、
イベントで隣の席だった人だったり、
一緒のツアーだった人だったり、
「一期一会」を大事にしていた私がいた。

プラス、今の何十倍もの行動力。
（ホントに今の何十倍なのよ）
あのパワーは、どこへ行ったんだろう？

「二十歳の頃」を歌った時に
涙がとまらなくなったのは、
薄々何かを感づいていたからだったのか。

そつなく人生をこなすようになるのは、
まるでこないだ読んだ本に出て来た天界の人のようだよ。
個性が溶けて、丸く、丸く、穏やかになっていく。

生きて行くのがラクになる分、
本気で生きていないような気がする。

メールではなく、
手書きで伝える自分に出会ってしまった。
以前の私に「何か」を突きつけられた気がした。

葛藤の日々に戻る「覚悟」
今でもあるだろうか。