「SAKURA2010」

富士見中学高等学校演劇部＠俳優座劇場

最初の台詞で、この世を去って行く人がいる気がする。
そして、それが志帆であることが次の場面でわかる。

学校始まって以来の東大を目指せる優等生。
演劇部の部員からも先生からも母からも妹からも
信頼が厚く、期待されている。

でも...彼女の描く夢は、東大ではなく、女優。
まわりには贅沢な悩みに見えてしまうのかな...
悩みすらも理解してもらえない。

我慢に我慢を重ねて、彼女は自分を維持していく。
まわりの期待を誇りとして。

ここまでは、どうして彼女が死んでしまうのか、
どうしてもわからなかった。
そのくらい、楽しそうな日々。

でも、我慢が大きかった分、反動も大きかった。
ある日、学校のガラスを全部割る。
その事件で、演劇部員から追いつめられ、退部。
コンクールの後、妹から皆に告げられる通夜の時間。

仲良しだと思っている人からの攻撃。
その揺り幅が、西澤ワールドだな。
でも、それが辛い...。

優等生の孤独。
誰一人、なぜガラスを割ったのかを聞く人はいなかった。
悩みの違い、立場の違い。
彼女は、何に絶望し、未来が見えなくなったのだろうか？

彼女の我慢が限界を超えたあたりで
私のココロに亀裂が入った音がした。
パンドラの箱が、思いもよらない衝撃に開いてしまった。
あとは、もう涙で記憶も曖昧...。

過去のトラウマ、ピンポイントで直撃。
それも桜のこの季節。
東京にいたくないこの季節。

彼女を救うことは出来なかったのかな...。

でも、１日限りのこの公演。
観ることができて、本当に良かった。

「漢方と暮らす。」

（吉田揚子著）
★★★（ベアの満足度）

お友達から紹介してもらった本。
彼女が漢方に興味をもったきっかけとなった本でもあり、
とってもわかりやすい。

お茶請けにいただいた、ドライフルーツの種類の豊富さと
効能に興味をもち、借りてきました。
今の私に必要なことがたくさん書いてある～

春は上昇する気に身を任せっきりにしないこと。
の注意が、身にしみる。
つい、なんでもやりすぎてしまい、
カラダがついていかなくなっている今日この頃。

栄養ドリンクと気力でなんとか暮らしているけど、
食べ物に注意をはらっていない日々。
それは、私だけでなく、家族の食卓にも影響を与える自覚を持とう。

まずは、ドライフルーツ探しに行こうかな。
そして、マイマイとキッチンで何か作ってみようっと。

プリキュアオールスターズ２！

映画「プリキュアオールスターズ２
希望の光レインボージュエルを守れ」

先週、試写会で見ましたが、前売りもゲットしていたので、
マイマイのクラスの女の子達と見に行きました～！

朝一番９：２０の回なのに、映画館は女の子でいっぱい！
キャラメルポップコーンとジュースを片手に指定席へ。

見たばかりだから、ストーリーは完璧に覚えているのに、
同じところで号泣（私だけ）

そうなるとなぜだろうと分析したくなる。
今回、私はキュアブロッサムに感情移入。

普通のおとなしい女の子。
力も弱いから、まわりに助けられてばかりいる。
コプレが大好きで、ぎゅっと抱きしめる姿も可愛いんだよな。

そんな彼女だからこそ、
共感という感情移入の入口がとっても広い。
すぐ彼女の気持ちに入り込んでしまうのが
涙の原因ではないだろうか。

そして、約束を守ろうとする必死さが琴線に触れるのだろう。
主役の「華」とは、最後をハッピーエンドにする力のこと。
名前の通り、華のあるキャラクター。

もう一回DVDで見たいし、１０月の映画も親子で楽しみ～