4:00に起床して朝食。
登山支度後に扇沢駐車場から爺ヶ岳登山口に移動して駐車。
一台が駐車しており、すでに出発しているようです。
300名山・爺ヶ岳-2670m
爺ヶ岳は北峰、中峰、南峰の3峰からなり、南峰には春に種蒔きをする爺さんの雪形が見られ、
農耕の目安に利用されてきた。この雪形から爺ヶ岳の名前が付けられた。
爺ヶ岳への登山道・柏原新道は扇沢から種池山荘へ直登するという北アルプスでも名立たる急登
でしたが、新道が出来たことによりに安全に短時間で爺ヶ岳への登頂が出来るようになりました。
麓からは鹿島槍の双耳峰と並んで美しい山容が見られ、稜線から見る種池山荘の赤い屋根と
緑の這松を前景に見る立山連峰の眺望は見事です。
【11/5、登山口-種池山荘-爺ヶ岳南峰-中峰-種池山荘-登山口】
5:30にヘッドランプを点けて登山口-1388mを出発。
6時前から千曲川方面の朝焼けが始まりました。
先日に降った雪が踏まれてツルツルに凍結していますが、
柏原新道は歩きやすく整備されていて問題なし。
前方の後立山連峰が明るくなってきました。
6:10に八ツ見ベンチを通過。
蓮華岳-針ノ木岳の稜線と扇沢ターミナルも見えてきました。
以前にガスと雨の中で歩いた鳴沢岳-岩小屋沢岳の稜線。
今日は黒部峡谷を見ながら気持ちよく歩けるでしょうね。
6:30にケルンを通過。徐々に雪道に変化してきました。
雪中行軍となりますが、凍結していない分歩きやすいです。
7:30に石畳を通過。稜線に見える種池山荘に中々近づきません。
針ノ木岳-スバリ岳に朝日が当たるのを待って撮影。
澄んだ秋空ですが、薄い曇が徐々に山並みにまとわり付いてきました。
雲海に浮かぶ富士山も見通せました。
8:30に種池山荘-2450mに到着。すでに小屋閉めされています。
ここから右折して爺ヶ岳・南岳に向かいます。
双耳峰の鹿島槍ヶ岳もよく見えています。
後立山連峰の奥に立山連山
素晴らしい展望ですね、と先行した登山者とご挨拶。
2:00に出発して南峰で御来光の撮影をしていたそうです。
先ほどまで雷鳥がいたそうですが、逢えませんでした。
中峰と北峰が見えてきました。
9:20に爺ヶ岳・南峰-2670mに到着。
鹿島槍ヶ岳を始め、剱岳、立山連山、後立山連峰、遠くに槍ヶ岳そして富士山。
ぐるっと見渡せば名山のオールスター・・・まさに大パノラマを楽しめました。
千曲川-安曇野の先に富士山が浮かんでいます。
結構冷たい風に吹かれながら中峰に向かいます。
この先に人の足跡はなく、犬か鹿の踏跡でしょうか。
吹き溜まりでは膝まで潜り、ちょっとしたラッセルになりました。
夏道を辿って9:50に爺ヶ岳・中峰に到着。
中峰から見た南峰と後立山連峰。
槍ヶ岳の雄姿。
剱岳は冬山の様装です。
種池山荘と立山-剱岳の絶景。
冷たい風の中、北峰へのラッセル登頂をあきらめて10:00に中峰から種池山荘に下ります。
10:50に風の無い種池山荘前に戻り、ここで絶景を楽しみながら昼食。
11:10に稜線から下山開始。雪の踏み跡を辿りますので、
痛めた左足アキレス腱への負担が軽くて助かりました。
軽装の単独登山者とすれ違いました。
爺ヶ岳往復には厳しい時間帯です。種池山荘の往復でしょうか。
扇沢ターミナルが近づいてきました。
さすがに下の登山道では雪が解けてベシャベシャになっています。
徐々に雪が消えて冬道から秋道の登山道になりました。
扇沢の紅葉、日が陰ってくすんで見えました。
13:20に爺ヶ岳登山口に帰着。
高低差1300m、31000歩、7時間弱で、ほぼ一人静かに
澄み切った初冬の北アルプス大展望を満悦した山旅でした。
14:00に扇沢を出発、豊科IC-中央道を走って17:30に昭島帰着。
次は南アルプス南部の黒法師岳ですが、スキーシーズン前にいくつ登れますか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます