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なんくるないさぁ~だんな と わたし と SLE と

  12歳SLE発症。ループス腎炎Ⅳ型。
早発閉経で妊活強制終了。子なし人生の幸せ模索中。

所詮は他人事なんだよね

2013年12月11日 | 志織のあしあと
私は今でもSLEになってよかったなんて
一度たりとも思ったことは無い。

「健康のありがたみが分かった」とか
「病気にならないとわからないことがある」とか

はい。その通りです。

でもだから「良かった」なんて
微塵にも思えない。

SLEになったから今の私があるのは事実。

病院で働いているのもSLEになったからだろうし。
友人や職場のみんなに出会えたのも
「SLE」という病を抱えたワタシだからこそ
出会えたのかもしれない。

旦那に出会えたのもそうでしょう。

でもそうじゃなくても
別の仕事をしていたはずで
別の出会いもたくさんあったはず。

精神科医エリザベス・キューブラー=ロスの
人が自分の死を受け入れるまでの
5つの段階があると言う説がある。

①否認 ②怒り ③取引 ④抑鬱 ⑤受容   

これらの段階は障害や病気についても
同じことが言えると言われている。

「受容」は少なからず本人の「あきらめ」を含んでいる。
……と私は思う。

「受容する」というのはそう簡単なモノではない。
そう簡単に乗り越えられたと言ってほしくない。

重度の障害を持ったまま療養施設に転院。
患者本人の本当の意思は不明のまま
家族が深々と感謝を述べて去っていく。

患者と家族を見送ったあと
職員の会話を聞いて思ったこと。

所詮はすべて他人事なんですよね。

そして私は明日も病院経営を維持するために
重症の入院患者を探すわけよ(笑)

全介助で意識も無い。いわゆる寝たきりの患者さん。
回復の見込みもないような患者の紹介があると
「よし。これで算定要件クリアできるかも…」なんて
頭の中をそんな考えがよぎった時には
まるで自分が悪魔みたいに思う時がある。

所詮はすべて他人事なんですよね。
自分の身を守るのに精一杯。

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